シンヤside.
やっべ完全に道に迷った、山登ってたら適当に草掻き分けて進んだ結果これかよ。何か崩壊した施設っぽいが。
シンヤ「何かしらの実験でも行っていたのか?」
取り敢えず進むとするか。そう思って足を踏み出す。
ズボッ!
足を踏み出した瞬間、床が踏み抜け落ちる。
シンヤ「脆いのかよオイッ!?」
イクスside.
私とマレスはエネミー治安ポリスの職員の方々と一緒に侵入者の確保に向かう為、研究所に足を運びます。
マレス「こんな大きな穴、以前は無かった筈...。」
イクス「もしや、侵入者がここを破壊して下まで...という事は侵入者の狙いはこの下にある物?」
マレス「確かこの下には...。」
イクス「ダークエンブレールのカードが保管されている場所に繋がっている筈です。」
マレス「ならば急がねば。」
イクス「とはいえ、流石にこの穴の先に侵入者が待ち伏せしているのなら危険すぎます。階段から向かいましょう。」
私達はなるべく急いで階段へ向かい下を目指します。
シンヤside.
シンヤ「...助かった...。」
マジで寿命が縮みかけたぞ...。今回、身体を鍛えようとして「プレディアス」達連れてきてねぇんだぞ?え?どうしてだって?シノブと「タマ」、「セツ」、「ナギサ」、後は「キリノ」が新たに仲間として加わったから全員で女子会してるからだよ。
シンヤ「女同士でしか喋れない事があるだろうから連れてこなかったがよ...。」
好奇心でこんなとこ来るんじゃなかった...。
シンヤ「取り敢えず、出口探すか...。」
いつまでもうだうだ後悔しても遅いしな。「後悔先に立たず」だな。そう考えながら先を歩いていく。にしてもどこだここ...ん?
シンヤ「扉、それも自動扉か...。」
しかも開けっぱなしだな。電力が落ちて閉じられなくなったのか?俺はそう思いながら部屋に入る。
シンヤ「ここは...。」
色々なカードが置かれているな。それに見たことのないカードまで。
シンヤ「誰かがここでカードに関する研究の為に使っていたと考えるのが自然か...ん?」
俺はとある3枚のカードを見つける。その3枚はエネミー・カードで尚且つ見覚えのあるカードだが、色が違うな。
シンヤ「「失熱の闇竜 バーンライズドラゴン・ダークネス」、「虚光の牙獣 レオルクス・ファントム」、「翼影蛇 サーペンドーラ・シャドウ」。」
オウカ、アリア、ザクヤの切り札と同じ姿のカード達だ。違いがあるとすれば全員黒く、青黒いオーラを纏っている所だ。
シンヤ「...もしかしてこの施設ヤバい所?」
主人公の切り札のコピーなんざ絶対普通の施設じゃねぇ!?
シンヤ「急いで脱出するとs『バコンッ!』ん...?」
変な音がしたと思い足元を見ると、足が床を踏み抜いていた。
シンヤ「...あっ(察)」
ズゴォンッ!
シンヤ「またかよぉぉぉぉぉぉっ!!?」
イクスside.
イクス「ん?今何か聞こえませんでした?」
マレス「気のせいじゃないか?」
確かに聞こえた気がするのですが...。
マレス「それよりも急ぐぞ。」
イクス「はい。」
シンヤside.
シンヤ「「一難去ってまた一難」とは正にこの事...。」
あ、さっきの部屋のカードが降ってくる。
シンヤ「一応持っておくか...。」
落ちたカードを拾いつつ、辺りを探る。すると自動扉の1つの隙間から青白い光が漏れ出ている。
シンヤ「何だ?」
俺はカードを懐にしまい。扉の間に指を通して、左右に力を込めると徐々に開いていき、光が強くなっていく。
シンヤ「...あれは?」
扉を開き切ると中に液体が入っている培養槽から青白い光が放たれており、目を凝らすと中に少女が入っていた。
シンヤ「...?」
何なのか分からない為近づこうとしたら、瓦礫か何かを踏み、バランスを崩す。
シンヤ「のわったった...!?」
バランスを崩したまま下がり、何かの装置に触れる。
シンヤ「イタタ...ん?」
すると先程の培養槽の光が強くなる。
イクスside.
イクス「姿が見えませんね。」
マレス「他に行ける場所はあの部屋か...。」
残っているのはカードが置かれている部屋のみの為そこへ移動する。
イクス「!これは...?」
部屋には研究所の入り口付近同様の大穴が出来ており、真下には青白い光が見えます。
マレス「研究所の部屋はここまでの筈...。」
イクス「もしや我々ですら知らなかった部屋が存在していたのでは?」
マレス「ありえるな。」
イクス「エレベーターなどが見つからない以上、行けるとすればこの大穴のみ。」
私はエネミー治安ポリスの方々の方を向きます。
イクス「私とマレスでこの先を見てきます。ドライブクルスの身体能力なら問題ない筈です。」
「分かりました!」
イクス「マレス。」
マレス「分かった。」
そして、私とマレスは大穴に飛び降り、地下深くまで落ちていきます。
シンヤside.
シンヤ「何が起きてる...?」
さっきの装置が誤作動を起こしたのか?そう思っていると培養槽の水が抜け、カプセルのガラスが上に移動し、中にいるノースリーブのバトルスーツみたいな物を身に付けた灰色の少女が目を半分開け、辺りを見渡す。すると俺を視界に収めたのか、俺に近付いてくる。
少女「貴方が私を目覚めさせたのですか?」
シンヤ「...え?あー、うん?そう、なるのか?」
少女「認証開始...認証に成功。一定値以上の適性を確認。貴方様を我がマスターとして認識しました。おはようございます、マスター。」
シンヤ「えっと、おはよう...お前の名前は?」
少女「私に名前はありません。私はダークエンブレール製人工生命体「ドライブクルス:No.00」。組織によって最初に造られた「プロトドライブクルス」でございます。」
シンヤ「ダークエンブレール...人工生命体「ドライブクルス」...そしてプロト...。」
ここダークエンブレールの施設だったのかよ。使われてないのは構成員がいなかったからか。
シンヤ「No.00って事は他にもいるのか?」
No.00「私以外にいるとすればNo.01〜No.07までおり、この研究所に残ったデータを見たところ、他のドライブクルスはエネミー治安ポリスで保護されている可能性があります。」
シンヤ「お前はどうする?」
No.00「私を目覚めさせたのはマスターのみです。なのでマスターの元に着いていきます。よろしいでしょうか?」
シンヤ「ん~、まぁ、本人がそう言うならな。」
そう話していると
「そこまでです!」
シンヤ・No.00「...?」
先程こじ開けた扉の所に桃色の髪の少女と青髪の長身の少年がいた。
No.00「彼女達はNo.01とNo.03ですね。」
シンヤ「さっき言ってたドライブクルスって奴か?」
No.00「はい。」
イクス「貴方達は何者ですか...?それにドライブクルスの事も...。」
すると俺達の真上の天井が崩れる。
シンヤ「おっと。」
咄嗟にNo.00を抱き抱えて避けたがそれでフードが外れた。
マレス「!神城シンヤ!?」
イクス「何故この研究所に!?」
いや、単純に道に迷っただけなんだけどな。にしてもさっきから天井がうるさいな。そう思って上を見ると天井に出来た罅が広がっていく。
シンヤ「やべぇな。」
すると天井が崩れ落ち、俺達と彼女達の間に瓦礫の壁が出来る。
No.00「今の内に避難しましょう。」
シンヤ「え?出られるの?」
No.00「この階層は組織でも極秘の為、いくつか脱出経路が存在します。」
シンヤ「マジか。」
No.00「こちらへ。」
つーか急に崩れた原因...何なんだ?(←2回床を踏み抜いて瓦礫と共に落ちた人)
イクスside.
マレス「これ以上の深追いは危険だ。」
イクス「...そうですね。」
にしてもこの部屋...一体何なのでしょう...?
マレス「いずれこの研究所も崩れる可能性がある。この部屋は後に調べてもらえばいい。」
イクス「えぇ。」
そういえば侵入者は神城シンヤのみだった筈。あの少女は一体いつから侵入していたのでしょう?
シンヤside.
シンヤ「何とか逃げ出せたか...。」
No.00「その様です。」
とはいえ、ここにいてもエネミー治安ポリスに見つかる可能性があるな。
シンヤ「一度、家まで戻るとするか。」
No.00「分かりました。」
空き部屋まだあったか?
あれから人目を避けて家まで戻り、アイカ達に事情を説明した。
カナメ「ダークエンブレールに関する情報を調べても見つからなかったのはエネミー治安ポリスが全ての情報を入手出来ていなかったからだったんだね。」
シンヤ「連中でも知らない情報がまだまだあったって事だ。」
カナメ「彼らも詰めが甘いね。」
シンヤ「あぁ...そういえばアイカ達は?」
カナメ「シノブとNo.00用に服を見繕ってるよ。No.00は急だったけど、シノブと背丈は変わらないからね。」
シンヤ「まぁ、2人の服装は帰って目立つからな。片や忍び装束、片やバトルスーツ。」
カナメ「そうだね...まぁ、不安なのはシノブだけど...(苦笑)」
シンヤ「...?」
カナメ「(彼女...身長はボクらより少し低いけど...胸が...)」
カナメの奴、自分の胸抑えてどうした?
一方アイカ達の方では
シノブ「こんな感じでありますか?」
No.00「...少し落ち着きません。」
アイカ「いや、元々着ていた服の方が落ち着かないと思うぞ?」
レイカ「それに今の季節は寒いですし...。」
シノブとNo.00の服を着せ替えていた。
カナメ「そういえば、彼女の名前はどうするんだい?No.00って言うのも不憫だろ?」
シンヤ「ん〜。」
名前...名前か、No.00...0
シンヤ「「ラヌ」というのはどうだろう?」
カナメ「ラヌ?」
シンヤ「0はラテン語でヌラと呼ばれる。それを反対にしてラヌだ。」
カナメ「成程、いいんじゃないのかい?」
シンヤ「決まりだな。」