シンヤside.
シンヤ「まぁ、腐座麻名男がどうなったかはどうでもいいか。」
正直思い出したくもないしな。
シノブ「腐座麻名男とは大会の10試合目にいたあの者の事でありますか?」
カナメ「そうだね...それとあんなナルシストな変態忘れた方がいいよ(黒笑)。」
触られてたもんな...。カナメからすれば2度と思い出したくない相手だろうな。
シンヤ「にしてもあれ程傲慢な性格でグリーディアンに加入していたって考えると恐らく加入する前から色々やらかしてそうだな。」
アイカ・レイカ「確かに...。」
ラヌ・キリノ「...?」
そいえばラヌとキリノは知らないわな。眠ってた訳だし。
プレディアス「ボクでもあそこまではやらないよ。」
ステラメリス「貴女の場合、「他者を見下す」ではなく「己が快楽を満たす」事でしょう?」
シンヤ「だな。」
プレディアス「この圧倒的信頼性。」
さて、少し散歩してくるか。
ラヌ「どうしましたか?」
シンヤ「少し散歩してくるだけだ。」
カナメ「分かったよ。」
その頃シンヤの家付近にて
イナ「さ〜て、今度はどうやって襲撃をしようかな〜?」
チユリ「あまり遊び過ぎないで、始末出来なかったら何の意味もないわ。」
シヤ「大丈夫です!私達ならきっとやれます!」
復讐三人娘(「ダイレクトウェポンズ・カード」の精霊達はそれぞれの身体に収納されている)*1が夜道を歩いていた。するとイナはポケットから飴玉を取り出し、口に含む。
イナ「でも向こうも警備を万全にしてくるかもね〜。」コロコロ
チユリ「幾ら敵組織でも殺す事は許さないって事ね...。」ギリッ
シヤ「あの人は私達から色んなものを持っていったのにどうしてでしょう?」
チユリ「所詮、偽善ってヤツよ。自分達がやっている事が正しいと思い込んでいる、ね。」
イナ「でもどうするの〜?流石に関係の無い子達を巻き込む訳にはいかないよ〜?」
シヤ「そうですね...ん?」
チユリ「どうしたの?」
シヤ「あの人って...。」
シヤが指を差す。その先に目線を辿るとある人物がいた。その人物は彼女達も知っている。何故なら彼女達にとって
シンヤ「...。」
イナ「神城シンヤ君...?」
シンヤside.
なーんか散歩してたら変わった服装をした子達に会ったんだが?またか?これまたなのか?
シンヤ「...。」
イナ・チユリ「...。」
どうすればいいんだ?そう思ってると
シヤ「初めまして!神城シンヤさん!」
うぉっ!?吃驚した...!?
シヤ「全国大会見てました!すっごくお強いんですね!!」
シンヤ「あ、あぁ。ありがと...。」
元気な子だな。
シヤ「私達にとっての
ん?復讐?腐座麻名男に?
チユリ「ちょ、ちょっとシヤ!?」
イナ「あ〜あ...。」
シンヤ「...。」
シンヤの家
レイカ「どうぞ。」
イナ「あ、これはどうも〜。」
シヤ「ありがとうございます!」
あの後、3人を連れて家に戻り、事情を聞く為、リビングに移動する。レイカは3人に紅茶を出す。
シンヤ「それで復讐ってどういう事だ?」
ガレンジ『言葉通り、腐座麻名男はチユリ様達から大切な家族や仲間を奪っていったのです。』
俺が問うとチユリの背中から伸びている「ガレンジ」が説明してくれる(道中で「ダイレクトウェポンズ・カード」の存在を教えてもらった)。
アイカ「アイツ、何となく気に入らないとは思ったが、まさかそこまで最悪な奴だったなんてな。」
レイカ「だね...。」
ブラッドドレッド「儂も眠りにつくまでは長い事生きとったがあの様な存在は初めて見たわい。」
シンヤ「ところでアイツは何をやったんだ?」
ガレンジ『それは...。』
チユリ「私から説明するわ。」
ガレンジ『!チユリ様...。』
チユリ「こういうのは自分の口からちゃんと説明するべきよ。」
イナ「...そうだね。」
シヤ「はい。」
話を聞く限り、かなり凄惨な内容だった。まず、イナ、チユリ、シヤ、そして腐座麻名男は同じ学校の生徒だったらしい。
イナは科学部の部長だったが腐座麻名男が科学部の作った薬を惚れ薬だと勘違いし、科学部の女子部員達の飲み物に混ぜた事でそれを口にした生徒達が命を落とし、それを目撃した男子部員達が口封じに劇薬を掛けられ、トドメにナイフで刺され死亡。その後は彼女の家に放火し、両親の命を奪った。
チユリは軽音部のバンドメンバーの1人で唯一の家族である妹と一緒にバンドをしていたらしい。がチユリが部室を離れている時に腐座麻名男が妹に言い寄ってきたがそれを他のバンドメンバーが静止しようとするもそれに逆ギレし、楽器を鈍器代わりにしてバンドメンバーを殺害する。彼女が使っている「ガレンジ」は妹の精霊カードらしく、彼女の精霊カードは別にあるらしい。
シヤは実家の剣道場で門下生達と一緒に日々切磋琢磨し、腕を磨いていたらしいがギャンブルで大敗し借金を背負った腐座麻名男がシヤの家の剣道場を勝手に名義を使い、売り払おうとした。それにより剣道場を潰そうと裏社会の人間達がやって来て、反発した家族や門下生達が皆殺しにされたらしい。
シンヤ「...。」ゴゴゴゴ...!
アイカ「クズだな。」
レイカ「最低です...。」
カナメ「我儘なんて言葉じゃ片付かないね。」
シノブ「酷いであります...。」
ラヌ「存在価値が無いのでは?」
あの男がそれ程までに最低最悪な奴だったとはな...前回は多少温情を掛けてやったが、どうやら間違いだったみたいだなぁ...?
シンヤ「よーし分かった。俺も協力してやろう。」
イナ「!い、いいの?」
シンヤ「あぁ。それに復讐となると奴の息の根を止めるつもりだろ?」
チユリ「えぇ、勿論。」
シンヤ「それなんだが、殺すのは流石にNGだ。」
シヤ「!何でですか?」
シンヤ「理由としては2つあるな。1つ目はあんなクズ1人にお前達の手を汚させない為だ。」
チユリ「そんなの...。」
シンヤ「確かにあの男はお前達から大切な存在を奪っていった。だからといって、お前達が奴を殺せば今度はお前達が奴と同じ扱いになってしまう可能性がある。」
ガレンジ『!貴方に何が分かると言うのですかっ!?』
すると「ガレンジ」が鉤爪で俺の胸ぐらを掴んでくる。
チユリ「!?「ガレンジ」!」
『落ち着け「ガレンジ」!』
チユリが静止しようとするとチユリのデッキケースから1枚のカードが飛び出し、「ガレンジ」を静止しようとする。このカードが彼女自身の精霊カードか。
ガレンジ『うるさいっ!お前に私の気持ちが分かるか!?「チドリ」様を守る事が出来なかった私の気持ちが!』
『だからといってソイツに当たる事はないだろうが!それに1番辛いのは唯一の家族を奪われたチユリ様だろうがっ!?』
ガレンジ『...っ!』
そのカードに諭されると「ガレンジ」は胸ぐらを離し、離れる。
『済まねぇな、コイツはチユリ様達の事となると感情的になっちまうんだ。』
シンヤ「いや、俺が無神経だった。」
『自己紹介がまだだったな、俺は「
シンヤ「よろしく頼む。それと2つ目はお前達の身内が果たしてそれを望むとは思えんからだ。」
イナ・チユリ・シヤ「...?」
シンヤ「お前達の身内は自分が殺されたからってお前達に復讐してほしいと望む様な人間だと思うのか?」
イナ・チユリ・シヤ「...っ!」
ゼクトロス『...そういう事か。』
ヘテリオン『成程っしょ。』
シンヤ「それに、アイツは多くの人間の命を奪ったというのにお前達が奴を殺してしまえば痛みと苦しみは一瞬だけ。明らかに吊り合わない上、それだけでお前達は奴と同じ扱いになる。」
イナ・チユリ・シヤ「...。」
シンヤ「だからといって奴に復讐するなとは言っていない。」
イナ・チユリ・シヤ「...!」
シンヤ「奴を殺しはしない。だが死んだ方がマシと言える地獄を味わわせてやろう(黒笑)。」
頼むぞ「ヴェルフィギス」。
ヴェルフィギス「まかしぇてぇ〜...。」スヤスヤ
覚悟しておけ
復讐三人娘の心境変化
・イナ
ゆるふわなマスコット的部長→ゆるふわ系マッドサイエンティスト
・チユリ
面倒見のいいバンドメンバー→クール系サディスト
・シヤ
明るく優しい元気な剣道家→元気系サイコパス
こんな感じの子達です。