シンヤとアクトがファイトしている間、ケイトと静流を退ける事が出来たオウカグループとザクヤグループは麻名男の護送者へと辿り着く。
オウカ「!皆!?」
俺達の前には倒れている京介、隼人、マレスがいて、護送車の上にはイナ、チユリ、シヤの3人が立っていた。マレス達はそれぞれマレスの精霊カードである5人の「魔術師」、「ジアース」こと「新風 ハムカ」、「クエスティ」こと「水上 テック」、「ウェムジー」こと「百族 ダマ」、「ミラクリア」こと「時音 ドレミ」、「カヅラーナ」こと「魔種 アクミ」が介抱している。
ドレミ「あっ、皆さん!」
ザクヤ「何があった?」
アクミ「他の皆様がファイトをなさっていたので手の空いていたマレスさん達がイナさん達にファイトを挑んだのですが...。」
ハムカ「返り討ちにあっちゃって、気を失ってるんだよ!」
エレナ「うぇ!?3人共やられたの!?」
テック「予想以上の腕前よ。現在は神城シンヤと竜門寺アクトさんがファイトをしているわ。」
アリア「あの2人が...!?」
ジンタ「結果が読めん。」
リョウカ「でも、アクトさんなら大丈夫よ!」
ダマ「取り敢えず3人は直に目を覚ます筈だ。」
ヨウラ「そうか...。」
ドレミ「そういえば、皆さんが戦ったお相手の方はどうしたんですか...?」
ケイスケ「全員逃げていった。この場に来ていない他のメンバーは恐らくアイカさん達とファイトしたんだろう。」
オウカ「確かにアイカ達はツエーからなぁ...。」
そう会話していると。
「ぐぁ!?」
オウカ達「...っ!?」
あれってアクトさん!?
シンヤ「フン...。」
オウカ「!シンヤ...!」
まさか、アクトさんが、負けた...!?
シンヤ「俺の勝ちだ。」
アクト「くっ...!済まねぇ...!」
するとシンヤは護送車の上までジャンプしてった。
シンヤ「さて...。」
シンヤは護送車の亀裂から中にいる麻名男に首を向けた。
麻名男「ひ、ひぃぃぃっ!?」
シンヤ「最後に言い残したい事があれば聞いてやるぞ?」
麻名男「ぼ、僕はグリーディアンのか、幹部だぞ!?い、いい、今すぐ、僕を助けろっ!?そうしたらき、君や仲間のこ、子猫ちゃん達を僕のちょ、直属のぶ、部下にしてやっ、やってもいい!」
アイツ...!この期に及んでまだそんな事を...!
シンヤ「...。」
シンヤ...?
シンヤ「...やっぱり温情を捨てて正解だったぜ。」
麻名男「はぁ...?」
シンヤの奴が刀を取り出すと護送車を半分に斬り裂いた!?
麻名男「ひぇっ!?」
するとシンヤは髪を掻き上げ、左目を晒したら左目の瞳が何かの紋章の様なものが映し出された!?
麻名男「そ、それは...!?」
シンヤ「「
欲眼...?
レイジグルード『まさか、欲眼を使える領域にまで至っていたとは。それにあれは「ヴェルフィギス」の紋章...「堕落の欲眼」か!』
オウカ「何だよそれ?」
ストラザファンガル『我ら「七欲神」を所有している者が使う事の出来る力だ、例を上げるならあの腐座麻名男は「カーディリアーナ」をテンプレイク*1で無理矢理その力を引き出し、他者を魅了する「魅惑の欲眼」がそうだ。』
ザクヤ「成程、つまりシンヤは己が意思でその力を使う事が出来るという事か。」
オウカ「俺達は使えるのか?」
レイジグルード『いや、お前達はまだその領域には届いていない。』
そうなんだ...。
シンヤ「遺言は聞いた、お前には永遠に続く悪夢へと
麻名男「あ、悪夢...!?」
シンヤ「欲眼解放。」
シンヤの左目から力を感じるとそれが麻名男に浴びせられる。
麻名男「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
オウカ達「...っ!?」
何だっ!?麻名男が急に頭を抱えて発狂し始めたぞ!?
オウカ「シンヤ!何したんだっ!?」
シンヤ「「堕落の欲眼」は対象を眠らせ、夢を操る事が出来る。
オウカ達「...っ!?」
シンヤ「コイツはグリーディアンに入る前も多くの人間を不幸にし、その後も色んな人間を不幸にしてきた。さて、一体どれ程の悪夢となるんだろうなぁ?」
そんなの...!?
アクミ「決して計り知れない恐怖になる...!」
ヴェルフィギス『ん〜...いぐざくとりぃ〜...。』ムニャムニャ
シンヤ「この男は多くの人間の未来を奪った、なのにコイツに下されるであろう罰は死刑、良くて終身刑だ。そんなの不幸にされた多くの人間との
オウカ「!?そ、それは...!」
シンヤ「罰を与えるという判断に至るのは簡単だ。なら一体どんな罰を与えるのか。その答えが永遠に続く苦しみだ。」
麻名男「うわぁぁぁっ!?や、やめてくれぇぇぇっ!!?」
シンヤ「悪夢なら肉体に傷は付かないし、法に触れているわけでもない...まぁ、
ヨウラ「!まさか精神崩壊を!?」
シンヤ「コイツには相応しい罰だ。」
するとシンヤはイナ達の方に振り返って左目の力を使った。そうしたらイナ達の左の瞳に「ヴェルフィギス」の紋章が映った!?
イナ・チユリ・シヤ「...?」
シンヤ「最終的にこの男を許すかどうかは彼女達に委ねる。彼女達は言わば
オウカ「...!」
シンヤ「じゃあな。」
するとシンヤは刀を鞘にしまって、鞘の先を地面に突き立てると霧が辺りを包んだ!?
ヨウラ「くっ...!「フロウベラド」!」
フロウベラド「承知!」
カードから飛び出した「フロウベラド」が実体化して風を操って、霧を晴らす。霧が晴れた頃にはシンヤ達はいなくなっていた。