カードを合成して合体獣を作り出す能力?   作:七蜘蛛

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カード自身が合成を望むのか?

 

アイカとレイカが住んでから5日ほど、2人はうちでの生活に慣れ始めてきた。建築家に頼んで少々家を改装してもらい、家は大きくなった。それから2人を俺が通っている学校に転入させる為の手続きをし、後はデッキ調整などをするだけだ。その為2人のデッキを見せてもらっているんだが。

 

シンヤ「古いカードや使われなくなっているカードが多いな。それに色や能力が見事にバラバラだ。同じカードも1枚や2枚ぐらいしか入っていない。」

 

アイカ「まぁ、あのクソ親父達だしな。」

 

シンヤ「成程。」

 

最悪な環境で集めたカードで作った寄せ集めデッキって事か。それなら色がしっちゃかめっちゃな事や効果が合わないカードが結構入っている訳だ。

 

シンヤ「取り敢えず俺が持っている他のカードを使っておけ。」

 

レイカ「いいんですか?」

 

シンヤ「構わない。」

 

俺は箱を机に置き開けると中には大量に余っているカードが入っていた。

 

シンヤ「早速構築するか。何かコンセプトはあるか?」

 

アイカ「ならアタシはこのカードを軸にしたデッキを作りたい。」

 

レイカ「私はこの子です。」

 

2人はそれぞれが持っていたカードを見せる。アイカのカードは「獄滅の竜姫 エルヴェルム」、レイカのカードは「アカシック・プリンセス レヴィリス」。

 

シンヤ「何か理由があるのか?」

 

アイカ「コイツらはアタシらが初めて手に入れた切り札だからな。」

 

レイカ「思い入れがあるんです。」

 

シンヤ「なーるほど。」

 

なら早速そのカードを軸に...ん?何か「エルヴェルム」と「レヴィリス」のカードが僅かに光ってる?

 

アイカ「何だ?」

 

『き...ま...か?』

 

レイカ「何か聞こえるよ?」

 

『きこ...ま...か?』

 

シンヤ「...。」

 

発生源は...カードからか。

 

『聞こえますか?』

 

アイカ・レイカ「...!」

 

はっきり聞こえた。

 

シンヤ「精霊カードというヤツか。」

 

『はい、私達の事は知っているでしょうけど一応自己紹介をさせていただきます。私は「アカシック・プリンセス レヴィリス」。』

 

『オレは「獄滅の竜姫 エルヴェルム」だ!』

 

アイカ「え、「エルヴェルム」、なのか?」

 

レイカ「「レヴィリス」...?」

 

エルヴェルム『おう!』

 

レヴィリス『ようやく話す事が出来ましたねMy.マスター。』

 

シンヤ「2人は精霊カードだって事は知らなかったのか?」

 

レイカ「は、はい...。」

 

レヴィリス『知らないのも無理はありません。当時は今の様に話せる力はまだ無かったんです。』

 

シンヤ「成程な。」

 

エルヴェルム『オレ達はアイカ達が手にしてくれた時からずっと見守り続けてたんだ。』

 

レヴィリス『今まで助ける事が出来ず申し訳ありません。』

 

アイカ「力が無かったんなら仕方ねぇよ。」

 

シンヤ「そういえば、何か用事があったのか?」

 

レヴィリス『はい、実は貴方様にご用件がございまして。』

 

シンヤ「俺?」

 

エルヴェルム『オレ達をあのディストラクターだかいうやつにして欲しいんだ!』

 

シンヤ・アイカ・レイカ「...!?」

 

レヴィリス『今の私達ではマスター達のお役に立つ事が出来ないと思ったんです。』

 

エルヴェルム『アイカ達が強くなるんならオレ達も強くならなきゃいけねぇんだ!頼む!』

 

アイカ「「エルヴェルム」...。」

 

レイカ「「レヴィリス」...。」

 

シンヤ「...分かった。合成するカードは見繕っておこう。」

 

まさかカード自らが合成を望むとはな...。

 


 

数時間後

 

探すのに時間が掛かったがこのカード達なら問題ないだろう。

 

シンヤ「「エルヴェルム」の合成カードは「ヘヴィメタルデーモン ローゼンス」、「レヴィリス」の合成カードは「霊獣戦車 デュオレイス・チャリオット」だ。」

 

エルヴェルム『サンキュー!』

 

レヴィリス『ありがとうございます。』

 

シンヤ「それじゃ始めるぞ。」

 

2体の自我が失われないように調整しないとな。

 


 

数十分後

 

シンヤ「終わったぞ。」

 

アイカ「!どうだった!?」

 

レイカ「「レヴィリス」達は...。」

 

シンヤ「ここにいるぞ。」

 

『アイカ!』

 

『マスター!』

 

俺は2枚のカードを2人に見せる。

 

シンヤ「「エルヴェルム」のディストラクター「獄魔歌竜姫 ヘルヴィルゼンム」と「レヴィリス」のディストラクター「魔戦霊双車 デュレイヴィオス」だ。」

 

2枚のカードをそれぞれ渡す。

 

アイカ「これからよろしくな「ヘルヴィルゼンム」。」

 

ヘルヴィルゼンム『あぁ!』

 

レイカ「「デュレイヴィオス」一緒に頑張ろう...。」

 

デュレイヴィオス『はい。』

 

強力な仲間が増えたな。

 

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