大学受験舐めてんのか   作:オカルトって面白いよね・蠱毒とか

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“成功者の多くは利己的ではありません。
しかし、彼らは利己的でないことが、自分にとって結果的にはプラスになることをよく知っているという点で、よい意味での利己主義者といえます”


ジョセフ・マーフィー


第22話 全ての行動には意味がある

 松下と司の密会から時が過ぎ、テストの当日を迎えた。

 松下からのメッセージアプリでの報告だが、あの後彼女はクラスメイトの1人と協力して、中間テストに対する抜け道を見つけることが出来たらしい。

 司が情報源というのは秘密にしたらしいが、松下が提供した情報をもとに探した結果見つけることが出来たようだ。

 

(これでDクラスの退学は出ないとして……Cクラスの学力はどうなんだろうな。

 Bクラスは退学が出ることは無いだろうが。

 うちのクラスは……)

 

 テスト当日にあたり、各クラスのテストへ向けた対策なども出揃ってきた。

 この学校のシステムに対して付き合うつもりはない司だが、しかし各クラスにどんな思考をする生徒やリーダーがいるか知ることが出来れば、今後の観察の役に立つ。

 

 そんなことを司が考えていると、後ろから声がかけられる。

 

「おはよう」

「おはよう、神室さん」

 

 後ろから声をかけてきたのは神室だった。

 普段は司との関係を親しく見せすぎないようにと登下校などは一緒に行動しないのだが、今日は神室の方が登校の途中で司を待っていたようだ。

 そこから察するに、何か話があるらしい。

 

「葛城がグループをわけたらしいけど、あんた助言はしてないわよね?」

「グループをわけたって、テストの得点で競争するグループの話だよね。

 それなら俺は特に葛城と話してないよ。

 あの時神室さん相手に予想した以外では他の人にも話してないし」

「そう……」

 

 司の返答に、神室は何かを考える表情をする。

 

「葛城があんたの言う通りグループをわけた。

 だけど、それが葛城の発案じゃなくて、他の生徒の助言によるものらしいの。

 それも多分、うちじゃくて他のクラスの」

「なるほど」

「それであんたが何かしたのかと思っただけ。

 何もしていないならそれで良いわ」

 

 司の監視役を請け負っている神室としては、その動向を見逃した可能性を潰しておきたかった、というところだろう。

 司自身もそれは理解出来るので疑われたことについては特に気にしない。

 

「他のクラスの生徒の助言か。誰かはわかる?」

「……私はまだ聞かされてない。坂柳と橋本は掴んでるみたいだったけど」

 

 知っているのが他クラスに対する情報収集隊長の橋本とリーダーである坂柳だけとすると、グループ内にもまだ情報は広まっていないのかもしれない。

 神室だって司と勉強会をする頻度は増えたが、坂柳が1番最初に手元において重宝している側近でもある。

 

 そんな神室は、司が考えている様子に何事かと怪訝な表情を向ける。

 

「また何か思いついたわけ?」

「そりゃまあ、常に何事か思いついてはいるけどね」

 

 ここをただの高等学校ではないと見なした時点から、司はこの場にいる人間を子供だとは捉えていない。

 否、庇護すべき、そしてこれからの日本を担うべき存在という意味ならば子どもとして捉えている。

 

 だが一方で子供だからと小さく見ることはなく、その行動の1つ1つに、感情に生きがちな子どものそれ以上の意味があると考えて推測を行っている。

 それこそ政治家や企業の社長の一挙一動に注目するかの如く見ていると言っても過言ではない。

 

 故に、今回のことにも想像を巡らせて、考えうる可能性を紡ぎ出す。

 

「グループ分けっていうのは、俺が言ったみたいに頭良いグループとそうでもないグループの2つにわけた感じで合ってる?」

「……多分違う、と思う。

 詳しくは知らないけど、葛城と次に頭良いやつが別のグループだったはずだから」

「なるほど……?」

 

 葛城自身が勝ちを目指すならば、1つのグループに頭の良い人間を集めて平均点を高めてパワーで殴るのが1番形としては綺麗だ。

 ただこれの問題は、坂柳側が似たような作戦を取った時結局学力の真っ向勝負になること。

 そしてそこで負けてしまえば、下位グループは当然学力が足りていないのでセーフティーもなく坂柳の勝ちになってしまう。

 

 だから、葛城は、あるいは葛城に入れ知恵をした誰かさんは、そうではない分け方をした。

 

「坂柳さんに勝たせない分け方をしたのか。

 総合で勝ちを取るつもりかな、これは」

「は?」

 

 疑問の表情を浮かべる神室に、司は自分の推測を説明する。

 

「頭いい生徒だけを集めたグループを葛城が作ったら、坂柳さんも同じことが出来るでしょ?」

「……そうね、多分普通に出来ると思う。

 それを避けた、ってことよね。でも、どうやって?」

「教科ごとで分担してるんじゃないかな」

 

 その言葉に理解の表情を見せる神室。

 最初の頃は司の言葉を聞いている場面が多かった神室だが、この1月ほどで司の思考に追いつこうと自分で頭を使うようになっていた。

 

「教科ごとで分担、ということは、それぞれのグループで得意教科を勉強して、それで勝ちに行く、ってことよね。

 でも、それじゃ勝ちにはなりにくいでしょ?

 葛城の2つのグループが1つと2つの教科で勝っても、坂柳も2つ勝ってるでしょ。

 戦力の分断は愚策、じゃないの?」

「葛城の目的が完全な勝利だったらね。

 でも今回の勝負は明確な報酬がある競争じゃなくて、クラスに示すためのデモンストレーション。

 グループを2つに分けても派閥で5分の3を取れれば、傍から見れば勝ちだ。

 今回の勝負は結局坂柳派閥と葛城派閥の勝負になってるんだから」

 

 今回のクラス内での競争、勝利条件は各教科の平均点による競争となっている。

 その中で確実に1つ1つ勝ちを拾うならば、それぞれの教科に特化したグループを作って、その教科だけを完璧に取らせれば良いのだ。

 総合的に見ると勝ちに見えなくても、実質的な勝利を得ることが出来る。

 

「……確かに。でもそれなら、なんで坂柳はそれをしないの?

 あいつが思いつかないとは思えないんだけど」

「坂柳さんも別に勝ちは狙ってないからかな。

 むしろその過程を大事にしてる。

 どういうスタンスで、どういう風に勝ちを目指したかをクラスメイトは見てる、ってことまで意識して、あえて変な動きはしてないんだと思う。

 その点で言うと、なりふり構わず勝利を狙った葛城はその全容がどう見えるかまでは意識出来てないんだろうね。

 それかそういう勝負であっても坂柳さんに勝たせるのはまずいと理解しているのか。

 奇しくも搦め手の坂柳さんと正攻法の葛城の立場が入れ替わった形になってる。

 後はまあ、派閥争いっていうのを明確にクラスメイトに理解させて旗色を示させる、っていう意図もあるだろうけど……それは勝負を持ちかけた理由だからちょっと話が逸れるか」

 

 坂柳が勝負を持ちかけた理由はさておいて、葛城の取った方法も1つの手段ではある。

 ただ、繰り返すがこの学校のありとあらゆることにはリーダーを決める強制権が無い。

 教師や学校を利用してクラスメイト全員が署名する契約書などで効力をもたせれば別だが。

 

 そうなると、勝つことは必要ではないのだ。

 むしろ、その過程で自分たちのやり方を見せつけて支持を集めることこそが大切であると言える。

 アピールタイム、と言い換えても良い。

 その結果競争自体で負けたとしても、勝利に対して真摯な姿勢を見せることが出来たならば勝ちなのである。

 

 もちろん勝負の勝敗による評価も重要ではあるが、それは1つのファクターに過ぎず、正攻法で戦った人間とずるい手を使った人間の勝敗ではそれが評価には直結しない。

 

 葛城はおそらく、坂柳を抑えようとするあまりそこを見失った。

 あるいは、外部の助言者に見失うように誘導された。

 

「……なら、葛城のは悪手、ってこと?」

「どうだろうね。結局判断するのは民意だから、他のクラスメイトの反応を見てみないことにはわからない。

 俺がどれだけ俺の論理で語ったところで意味はないから」

 

 ただその結果がどういう受け入れられ方をするかは、箱を開けてみなければわからない。

 なりふり構わず勝ちに行った葛城を評価するのか、あるいは卑怯だと批判するのか。

 それは見る者によっても変わるし、葛城と坂柳に対するクラスからの印象でも変わる。

 

「ま、結果は終わってから語るとして。

 もっと気にすべきところがある」

「何?」

 

 そこで話を切り替えて、司は本題に話を戻す。

 司が気にしたのはその分け方の内容よりも、外部の助言者という存在の方だ。

 

「外部の助言者ってなんなんだろうね」

「何って……」

「考えられるのは2つ。

 葛城個人の友人、知人か、あるいは何らかの目的を持って葛城に接触した人間だ」

 

 人と人が接触するなら、そこには必ず理由がある。

 例えば目的の一致、例えば隠した本意、例えば純粋な友情。

 

「葛城の友人なら良いけど、目的があって葛城に接触した人はまずいわね。

 何が目的なのかわからないと、葛城が騙されてる可能性もあるってことでしょ」

「葛城の友人ってのもまずいんだけどね」

「そうなの?」

 

 神室の言葉に司は頷く。

 

「昔のヨーロッパなんかじゃ良くあったんだよ。

 国王になりたい人間がよその国の人間の力を借りた結果、いつの間にか逆らえなくなってたとか」

「……葛城もそうなるかもしれない、ってことね」

「政治で言ったら内政干渉だ。

 善意であれ悪意であれ、うちのクラスが他のクラスと対決する以上は避けたほうが良いのは間違いない」

 

 葛城が他のクラスの生徒から助言を受けたのは、感情的な反発などを抜きにしてもその視点から見て完全にアウトである。

 それだけ葛城が坂柳を危険視していたか、あるいはその相手に坂柳の危険性を煽られたかは定かではないが。

 少なくとも自分が勝つためにやる人間でないことがわかっているだけ救いではある。

 

「じゃあ今度は、目的を持って葛城に助言した人間の思惑はなんだろうか」

「こういうときは、最悪の場合を考えるのよね。

 ただの葛城に対する善意はおいておいて、悪意だった場合……葛城に勝たせて、見返りを求める、とか」

「それもありだ。

 あるいは葛城に最初に助言の代わりに要求しておけば、確実に履行されるだろうし。

 まあ流石にそこまで葛城もアホではないだろうけど」

 

 流石にまだリーダーにもなっていない身で独断で契約を結ぶなどとは思いたくない司である。

 だが、神室はそこで止まらなかった。

 

「他には……そいつも、坂柳に勝ってほしくない、とか」

「ほぅ!」

 

 神室の推測に、司は思わず声をあげる。

 葛城を勝たせることによるメリットまでは繋がりやすいが、葛城が勝つことで坂柳が負けることに対するメリットまで思考するには、思考がワンクッション必要となる。

 神室がそこまで踏み込んで思考出来たことに嬉しい驚きを感じたのである。

 

「何?」

「いや、続けて?」

 

 思わず声を上げた司に怪訝な表情をする神室だが、司に促されて推測を続ける。

 

「他のクラスからしたら、坂柳よりも葛城の方が相手しやすいでしょ。

 そう考えたら、坂柳の足を引っ張るために葛城を勝たせるかも、って思っただけ。

 小説でちょうどそういうキャラクターを見たから」

「良い思考だ。そうやって思考の幅を増やしていけるのが読書の強みだよ」

 

 自分が薦めた読書の効果がちゃんと出ていて司も嬉しいが、それを抑えて自分の推測も付け加える。

 

「もちろんそれも考えられる。

 坂柳さんと比べれば葛城は正攻法だから、まだ御しやすいと思う人もいるだろうし」

「他には? 私はそれぐらいしか思いつかないけど、あんたは思いつくんでしょ?」

 

 神室の言葉に司は頷く。

 本当は神室に思考させても良かったのだが、今は司から教えて話を進めた方が良いだろう。

 

「あるいは、どっちにも勝ってほしくないという可能性」

「どういうこと?」

「どっちが勝つにしろ、リーダーに一歩近づくのは間違いない。

 けど他のクラスからして1番望ましいのは、弱いリーダーが立つことじゃない。

 リーダーが決まらず、意思統一が出来ずに烏合の衆になることだ。

 もちろんこれは理想論で、例えば有事の際に能力がある方が一気にリーダーにまで成り上がってしまうこともあるんだけど。

 その辺りは塩梅次第だね。

 誰かを勝たせた方が美味しいのか、あるいは勝たせない方が美味しいのか」

 

 司の言葉に神室が考える表情になる。

 最近の神室はこうやって考えることが増えたので、普段司に見せる不機嫌な表情よりも穏やかなこうした表情を見る機会も多い。

 

「そして助言をした人間が後者を取ったとしよう

 だから、坂柳さんと葛城を比較して分が悪そうな葛城を支援する。

 それも負けず勝たせず派閥争いが続く程度に。

 そしてそのままリーダーが決まらずグダグダになっている間に、クラス一丸でAクラスに仕掛ける、とか。

 このあたりは、中世以前の戦争とか見てると参考になる部分が結構多いんだよね。

 敵の一部を支援して内乱を起こさせて、国が混乱したところをぶっ叩くとか。

 1番望ましいのはね、相手が戦えるような状態じゃないときに攻め込むことだよ。

 そうすれば労せず陥落させることが出来る」

「……やっぱりあんた性格悪いわ」

「こういう考え方も出来ないと政治なんて出来ないからね。

 国の政治だけじゃなくて社内政治でも有用な考え方だし」

 

 性格が悪いというのは時として褒め言葉となる。

 なにせ性格が悪いと感じるのは、それを横から見る味方よりもそれを正面からぶつけられる敵なのだから。

 生きていれば派閥というのはどうしても生まれる。

 例え派閥とは無縁に真っ当に生きようとも、殆どの場合はそれは避けられない。

 

 故に、そこで達振る舞う技術が必要なのだ。

 

「後は坂柳さんの策略の一部って可能性もあるかもね」

「……葛城の支援してるじゃない。それは無いでしょ?」

「さっきも言ったけど、今回の勝負は葛城が策を変えたから正攻法の葛城と搦め手の坂柳さんっていう構図が崩れてるんだよね。

 クラスメイト全員がそういう見方をしてるとは思わないけど、一部は葛城が真っ当なタイプで坂柳さんが卑怯なタイプだと見てると思う。

 坂柳さんからすれば、この軸の対立は嬉しいものではない。

 誠実な人間と卑怯な人間、どっちの印象が良いかは言うまでもないからね」

 

 軸というのは大事だ。

 増税か減税か。

 緊縮財政か積極財政か。

 軍事力増強か軍事力縮小か。

 中国に寄るかアメリカに寄るか。

 円高の促進か円安の促進か。

 多様性社会の推進か、保守的体制の維持か。

 

 それは政治でも取り沙汰されることであり、有権者はその対立軸を判断基準としていくつもの政党を比較する。

 逆に言うと、対立軸になっていないところに対する優先度は下がってしまう。

 例え一方が主張していてももう一方の主張が無いので、どちらを選べば良いかわからないからだ。

 

「だから、葛城が汚い手を使うように誘導した?」

「そういうことも出来るってこと」

 

 そして相手に有利な対立軸ならば当然、対立する側からすれば崩してしまいたいものになる。

 

「派閥争いってのは怖いよ。何でも出来る何でもやる。

 国の政治に限らず社内政治や地方の議会、果てはNPOやNGOなんかの団体でも起こり得る。

 人が3人いれば派閥が生まれるっていうぐらいだし。

 利益を完全に抜いた友人関係ぐらいしかそれを避けられる場所は無いと言っても良い」

「……めんどくさい」

「と言っても坂柳さんと葛城みたいに完全に対立して互いに敵対視することばかりじゃないからな?

 対立する2つの派閥が妥協できるところを妥協し合って進んでいくこともある。

 ま、だからこそ今のうちに色んな思考のパターンを知っておいた方が良い」

 

 司の言葉に神室は頷く。

 司と会話をする度に、神室はそれを実感していた。

 

 自分が思いつきようもない司の思考を聞く度に、自分の思考の幅が広がりパターンが増えていく感覚。

 それを繰り返していくうちに、かつての自分では思いもつかなかったことを考えるようになる。

 今では坂柳の考えすらも取り込んで自分のものにしようと思考を巡らせるようになっていた。

 

「ただまあ、今回は坂柳さんでは無いだろうな」

「理由は?」

「坂柳さんが誠実に振る舞ってみせる様子が今のところ無いから。

 それにこれは俺の勘だけど、坂柳さんはそこまで大局的にものを見て思考出来る人ではないと思う。

 自分の思考で派閥争いをする能力自体は高そうなんだけどね。

 体系立てて学んだ気配を感じない。

 今も目の前の葛城を叩き潰すことばかり考えてるんじゃないかな。

 それがクラスメイトからどう見えるか、他クラスからどう見えるか、とか、言葉の上で、論理の上でどうなるかとかは考えてないと思う。

 後はまあ、坂柳さんの余裕を見るにまだ仕掛け時ではないだろうからね。

 相手を崩壊させるのはここぞの一手で使うべき手だし、他クラスとのコネなんていう武器はそう簡単には出さないと思う」

「……確かにあんたみたいな考えは聞いたことが無い、けど」

「俺の思考は体系立てて学んだ知識によって組み上げられた論理だから、生まれつきの素質だけでやってる坂柳さんとは違うしね」

 

 坂柳のことを軽視するわけではないが、しかし司は坂柳を高く評価してもいない。

 小さな規模、それこそ女子グループなどでの派閥争いが得意な1人の少女。

 それ以上でもそれ以下でもない。

 

 派閥争いの歴史から学んだこともなければ、君主論や論語なんかの歴史が遺したリーダーの心構えを参考にしているわけでもない。

 坂柳は自己が現時点で最高だと考えている節がある。

 それは子供らしい傲慢であり、司から見れば可愛らしい無知だ。

 人の世界は、そんなに綺麗なものではない。

 

「坂柳の可能性は無いとして、あんたはそれを葛城に言わないの?

 騙されてる可能性があるんでしょ?」

「あるいは今後騙される布石になっているか、だ。

 けど、俺は葛城には言わないよ。

 今のところ俺の不利益にはなっていないから。

 これで例えば葛城が勝手にプライベートポイントの徴収を始めたりしたら反対するけどね。

 そうじゃないなら……まあクラスへの攻撃でクラスポイントが減っても俺個人への攻撃ではないから俺は何も言わないかな」

「何その拘り」

「リーダーが能力が足りないことを責めても仕方ないと思ってるんだよ。

 だからクラスポイントが減っても仕方ないと受け入れる。

 でも個人の独断で俺個人のプライベートポイントにまで口を出したら、それは何の権限で言ってるのかって話だ。

 せめて民意を得てからやってもらわないと」

 

 司の言葉に神室は嫌そうな表情をする。

 

「さっきめんどくさいって言ったの訂正するわ」

「ん?」

「政治とかなんとかより、あんたの思考の方がめんどくさい」

 

 神室のその言葉に、司はなんとも言えない表情になるのだった。

他のキャラクター視点(一人称の地の文という意味ではなく、司がいない場面で、ということ)での描写を読みたいですか? 例えば松下が中間試験への対策に奔走する姿を松下視点で書くのか、あるいはいつも通り司が後から聞いたという形で書くのか。司という異物への、司が居ない場面での反応(例えば神室と松下が2人で話してる場面等)も含めて、視点を統一するべきか色んなキャラの目線を書くべきか悩んでいます。

  • 司中心で、司が見聞きした情報で良い
  • 他のキャラクター視点の情報もみたい。
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