GUNSLINGER DOLLS   作:ジョンドウ

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友「ご友人、世間で持て囃されるSSにあるのはなんだ?」
「どうしたお前」
友「分からんか?それはリョナ!」
「……?」
友「ゴアだ!グロだ!必要なのだ!女の死が!」
「イカレ野郎め、ウチの子でそういう事は余りやりたく無いんだ」
友「分からんか!?分からんかご友人!分からんのなら黙っていろ!
アニメーションを見てみろ!■■■■■■■!■■■■■■■■■!そして■■■■■■■■■■■■!」
「タイトルを出すんじゃない。俺はなろう系とか異世界物はGATEと幼女戦記しか見た事ないんだ、分からん」
友「分からんか?!ツラの良い女を痛めつけ嬲りぶち殺す!だから人気なんだ!これが総意だ!」
「民意が総意を語るな!あと会話してくれ頼むから……」


Guilty

「パオロ、お前何人殺した?」

 

「もうそろ10人行きそうだぜファビオ!しかしなんだコイツら、同じ顔しかいやがらねぇ!」

 

「クソッ、切りが無い。リロード!」

 

「カバー!」

 

基地内部に侵入した歩兵部隊の一つ、ファビオが率いる部隊はグリフィンと交戦していた。

頭に叩き込んだ戦術、訓練によって鍛え上げられた肉体、そして経験により会得した兵士としての精神。その全てを総動員し彼らは戦っていた。

 

ファビオのリロードを援護するパオロがSPAS-12を鉄血製戦術人形のリッパーに向けて発砲、12ゲージショットシェルが彼女の腕を肩から吹き飛ばした。

 

「命中!タンゴダウン!」

 

「油断するな!」

 

ファビオがリロードを終えたMP5のトリガーを弾く。その弾丸は片腕が千切れかけて尚サブマシンガンを向けるリッパーのゴーグルを砕き瞳を穿つ。

 

辺りには同じ様に撃ち倒されたリッパー達が何人も倒れ伏している。

 

「撃つなら頭を確実にだ。コイツら手足の一つや二つなら無くなっても構わず撃ってくるぞ」

 

「これが義体ってやつか?ったく気味が悪いぜ」

 

「殺せるだけ救いと思いたいな……総員続け、多少強引になるが前進する。スタングレネードを使うぞ」

 

基地内に侵攻したファビオ達はある意味幸運なであった。

 

先程から会敵するのはお世辞にも強いとは言えず、基地の雑務や軽い警備を任されていたリッパーやヴェスピド達。それも施設の内部なだけあって物量に物を言わせた包囲戦術も使えない。

だからこそファビオや他のカラビニエリ達も施設への侵攻が出来ていた。

 

「ファビオ、俺は洗脳された女子供が敵だって聞いてた。だがこりゃなんだ?撃たれるどころか死ぬことも気にしてねぇ様な、同じ顔の女共が光線銃を持ってうじゃうじゃ沸いて来やがる……俺達は何と戦ってるんだ」

 

「分からん、だが進むしか道は無い」

 

「そりゃあそうだけどよ……まったく、出来の悪いSF映画を見てるみたいだぜ」

 

「命を賭ける分こっちの方がタチが悪い」

 

「違ぇねぇ!」

 

武器を手に基地内を進むファビオ達の耳に、ガタンッ!と何かが倒れる音が聞こえた。

 

「総員警戒、何が出て来てもおかしくは無い」

 

銃口と共に視線を向けた先は倉庫はどの大きさの無い、何かの物置のようだ。

電灯が落ち、暗いその部屋をアクセサリのフラッシュライトが照らす。

 

「こっちから音がした、見てこいカルロ!」

 

「了解」

 

パオロに促されアサルトライフルを構えたカルロが部屋を探索する。

 

誰かがぶつかったのか金属ラックが倒れていて、その拍子に散らばったであろう割れた食器やカトラリーが落ちていた。

そして散乱するナイフやフォークがフラッシュライトの光で煌めく中に1人の少女。

 

彼女は武器も持たず、ただ闇の中で体を丸くしすすり泣いていた。

 

「また女の子か」

 

「待ってください!この子は武器を持ってません。サイファーの居場所を知っているかも」

 

「だがなカルロ」

 

「それに俺は非武装の子供まで撃ちたくありませんよ、ファビオさん……」

 

カルロは手にしたライフルを腰に下げ、少女の肩に優しく触れる。

何かを堪え顔を伏せて泣いている姿とは裏腹に、彼が己の手を伝って感じるその少女の体は小柄ながらも筋肉質だった。

 

カルロはそっと少女の肩を揺すり、努めて優しく声をかけた。

 

「大丈夫、俺達は君達を助けに来たんだ」

 

「……た、助けに」

 

「そう、もう大丈夫」

 

少女の震えが止まった。

カルロはそれを安堵したからだと思い言葉を続ける。

 

「君達を助けたいんだ。だから、サイファーという男がどこに居るのか教えてくれるかな?」

 

「サイファー……指揮官……」

 

「そいつを倒して、君達を解放したいんだ」

 

少女の纏う空気が変わった。

まるで津波の前に潮が引いていくように、その少女から漂う嘆きの感情が消え去る。

 

パッと少女から発せられる空気が光る。

それを感じられたのは警戒を怠らず、少女にサブマシンガンを向けるファビオだけだった。

 

「この……が」

 

「ッ!カルロ、そいつから離れろ!」

 

「なんです?」

 

カルロが振り向き首をかしげる。

 

その背後で少女─グリフィン戦術人形のディフェンダーの、元から不安定だった感情モジュールが振り切れた。

 

「このッ!クズ共が!」

 

ディフェンダーは落ちていたフォークを手に取ると無防備なカルロの首に正面から突き立てた。

一般的食器であるはずのそれは、しかし確かな凶器となってカルロの喉に突き刺さる。

 

彼は口を開こうとする。だが声は外へ出ず、突き立てられたフォークで溺れるように詰まった。

自分の呼吸がどこから行き来しているのかすら曖昧になり、気道の途中に空いた穴からは息と共に血が溢れる。

 

ディフェンダーは魚のエラを外すかのように、甲状軟骨や周囲の組織をむしり取りながらフォークを引き抜いた。

 

「応戦!撃て!」

 

「カルロ!?クソッ、コイツも狂ったガキかよ!」

 

ファビオやパオロ達が放つ銃弾を未だ死にきれず痙攣するカルロを盾として使いディフェンダーが突撃する。

小柄な彼女は完全にカルロの体に隠れていて撃った銃弾は一つも当たらない。

 

ファビオ達との距離が縮まる、ディフェンダーの身代わりとなっていたカルロがドサリと倒れた。だがそこに彼女の姿は無い。

 

ディフェンダーの拳は既に他の隊員に狙いを定めていた。

 

「このクズ共が!ゴミ共が!死ね、死ね!頭に蛆の湧いた腐れ脳みそが!」

 

ディフェンダーは元から感情モジュールに難を抱える戦術人形だ。

 

そんな自分に近づけば危険が及ぶかもしれないというのに、サイファーは皆と同じように優しく可愛がり、そして信頼してくれた。

何度優しく触れてくれただろうか、新しい服やケーキを貰ったのだって一度や二度では無い。

戦いに行くのが不安だと溢してからは、基地での勤務にしてくれた。

必要以上に緊張しないようにと専用装備まで渡してくれた。

 

そんなサイファーを倒して、解放などとふざけた事をコイツらは言う。

我慢が出来るはずがない。

 

「その中身をアタシに見せてみろクソ野郎ッ!」

 

殴り倒した隊員にフルマウントを取ったディフェンダーが放つ渾身のパウンド。

2打3打と人から発せられたとは思えない打撃音が響き渡り、被っていたヘルメットと共に頭蓋が砕け、グズグズと紅梅色の物が飛び散る。

 

「クソ!」

 

ディフェンダーを殺そうとファビオが銃口を向けた。

リロードは終わっている、照準も鬼気迫る表情のディフェンダーに合わせてある。

確実に殺す、そうでなければ俺達がやられる。

 

トリガーを弾くべく力を込めた。

だが弾が出ない、力が入らない。

 

ジャムかと考え銃を見る、無い。

自身の右手が握っているはずのサブマシンガンは、己の手首から先と一緒に切断され落ちていた。

 

「グッ!?おぉぉあぁ!!」

 

手首の切断面から溢れる血がファビオを濡らす。だがそれはファビオだけではなかった。

他の隊員も同様だった、いや彼が一番マシな状態だ。

 

首を落とされた隊員、胴体から切断された隊員、そうでなくとも皆一様に首や顔に何かが刺さって死んでいた。

パオロも腹部に何かが刺さっている。

 

「どうだ虫ケラ?痛いか?」

 

切断面を必死に押さえるファビオを誰かが嘲う。

 

「手を出すなぁ!アタシが殺す!殺すんだ!」

 

「うるさいぞ不良品。このナルシスが手伝ってやるんだ、感謝しろ」

 

異形の手足を持つ少女。元パラデウスのナルシスはニタニタと嗤い、自身の周りに得物であるホバーブレードを纏わせる。

そしてうずくまるファビオの首筋にブレードを添えた。

 

「あぁ、久しぶりで感覚が鈍ったか?まったく、サイファーが戦闘を控えさせたからこうなったのよ。

まぁいいわ、その分じっくりと甚振ってやる」

 

何も言葉が出ない。あるのはただ恐怖と疑問だけ。

 

俺達は何に手を出したのか、恐ろしい、怖ろしい。

この子供は……化け物達は何だ?

 

「何……者だ、貴様ッ!……達は!」

 

「ん?遺言がそれでいいのか?」

 

ナルシスに答える気のない。

 

「じゃ、精々良い声で泣いッ!?」

 

「うおぉぉぉぉあ!」

 

油断していたナルシスに瀕死のパオロが組み付いた。

彼は最後の力を振り絞りスモークグレネードのピンを抜くと、口から血と共に叫びを飛ばす。

 

逃げろと。

 

「逃げろファビオ!行け!行ってくれぇぇぇえ!」

 

「こんの虫ケラが!」

 

「死に損ない!アタシが殺してやる!」

 

煙幕越しに影として写るパオロの惨劇に背を向け、ファビオはひたすらに走った。

硬いものが砕ける音、柔らかい物がぶち撒けられる音、そして荒ぶる少女達の怒号とパオロの断末魔を鼓膜に刻んで。

 

切り落とされた腕の痛みも忘れて、只ひたすらに基地内を逃げ惑う。

一体どこまで走っただろう、敵か味方かも分からない銃声と爆音に駆り立てられ、何度も躓きながらたどり着いたのは地下の広い空間。

まるで地下駐車場のようなその場所でファビオは1人身を潜める。

 

ひぃひぃと情けない声が漏れ、それすら押さえ込もうと生物として持つ恐怖に突き動かされ口を押さえた。

今は右手首にキツく巻いた止血帯だけが、彼に生の実感を与えている。

 

「何なんだ……何なんだチクショウ……」

 

支援砲撃で電気が落ち、暗く音の響く地下。血を失い震える身体を縮こませるファビオ。

 

ブツンと天井の四隅に設置されたスピーカーが音を出す。

 

『この基地で戦っている、全ての者に告ぐ』

 

グリフィンの指揮官、サイファーの声が流れる。

 

『我々に降伏は無い。我々の居場所は、帰るべき場所はここだけだ。ならば我々は全力をもって襲撃者を撃退し、我々の居場所を守り抜く』

 

その声は襲撃を受けた基地の指揮官としてはとても静かで、しかし確かな怒りと漸く板に付いてきたと言える様な一種威厳を秘めた声。

その声に呼応するように地下の、ファビオが身を潜めるグリフィン地下格納庫の照明が灯が点った。

 

先程の暗闇と打って変わって明るく照らされたその空間にはいくつものシャッターが、滴り落ちる血の一滴を思わせる鉄血工造のエンブレムが大きく存在感を出すそれがゆっくりと開いて行く。

 

「は……はは……なんだよ、お前ら」

 

鉄血の獣がその姿を現す。

 

ダイナーゲートが、タランチュラが、イージスが、ニーマムが、そしてマンティコアの群が蠢き無数のセンサーがジッとファビオ1人に向けられる。

そして一際大きな、紅いモノアイのケルベロスが無人機の群れを率いるように進み出た。

 

「頼む……助けてくれ……ほら、もう武器も持てないんだ!だから降伏する!」

 

もう栄誉もプライドも砕けた。

あるのはただ生きたいと言うどんな生き物でも持つ本能的意志のみ。それが身体を一層震わせ、情けなく涙を出させ、命乞いをさせる。

腰抜けと罵られても良い、この状況で気丈を求めるのなら今すぐ変わってやる。

この恐怖から逃れられるなら何だって良い!!

 

『戦える者は武器を取れ、生きている者は武器を取れ。そして奴らに思い知らせよう。我々はただの武装集団などでは無いと、貴様らが踏んだのはグリフィンの尾である事を』

 

そんな思いで慈悲を求める男に、冥府の番犬は判決を下す。

 

「Guilty……」




「これで良い?」

友「なぁんで男なんだよ!」

「お前の癖に付き合ってられるか!あと俺は露悪趣味と言うか過度なエログロは読み手をバカにしてるようで好かんのじゃ。あんなのを好むのは異常性癖とリアルの人間関係の鬱憤をリョナに身代わりさせて喜ぶ厨二じゃろうが」

友「尊大な主人公! よく喚く敵! 魅力無きキャラクター!大勢のメス! 寒いギャグ!後はそこに死があれば完成する!」

「回答を叩きつけよう、お前を倒す事で!」

友「よーしエスコンでもピースウォーカーでもやったるぜ!」
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