ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
私たちは激突した。
ここまで付いて来てくれたピクシーは、悲しそうな顔でそれを見つめてる。
もう、何も言わないけど。
……コトワリを啓かないと見えない世界がある。
それを理解して貰えたみたい。
「セイッ!」
私のアイアンクロウの引っ掻き……いや、斬撃を
千晶は半身って言うんだっけ……?
体勢を横にして、私の手の軌道から身を逸らした。
そして同時に、触手2本を巻きつけて、器用に私を投げてしまう。
背中から叩きつけられて、息が詰まる。
……触手で合気をやってしまうなんて。
さすが千晶だ。
倒れた私に、千晶はパラシュラーマの一撃を叩き込むため斧を振り上げる。
喰らったら終わるから、私は
咄嗟に電撃放射を行った。
電撃は本来チャージタイムが要る。
放射すると回避は難しいけど、そういうデメリットはあるんだ。
私はチャージ無しで電撃を放射した。
これでは攻撃範囲も狭いし、威力も半端。
敵を倒すには不十分。
だけど
「ウッ!」
パラシュラーマ越しに、軽く感電して。
一瞬千晶の動きが止まる。
その隙に転がって、私は一撃を回避し。
同時に風を操り、私は飛行状態に移行した。
「……千晶の合気を喰らう日が来るとは……中学生のときに、しつこくナンパしてきた男性が投げられる様を見たときは考えなかったよ」
「ああ……あのときは」
千晶も何か覚えてた。
「確か、あの男が絡んで来たのはあなたが会話に応じたからだったわよね」
逃げればいいのに。
一緒に遊ぼうとか意味不明の会話を仕掛けて来る相手を。
丁寧に断ってなんとかしようとした。
千晶はそのときの思い出を語る。
「……あなたが、会話の通じない相手がいることを理解したのがあのときだったわね」
「えー、そうだったっけ?」
私は飛行状態で飛び回りつつ返す。
「……あのとき、あなたは言ったのよ」
千晶は触手を振るい、飛び回る私を捕えようとする。
そうしながら、語る。
「……話し合いが意味を持たない人って居るんだ、って」
……そんなおめでたいこと言ったの? 私。
そんなの、当たり前なのに。
中学時代の話だけど、少し凹んでしまう。
千晶は続ける。
「あなたは大体そうなのよ。相手をなるべく受け入れる方向で動く……」
千晶は青い火炎を撃ち出して来た。
私はアイスブレスで迎撃し、それで殺し切れない分は、身を捻って躱す。
行き過ぎる青い炎の熱を感じる。
「そして、その受け入れた人を味方にする」
千晶のその声に誇らしさを感じた。
私は……
「たまたまだよ」
いがみ合うより、平和で居た方が良いでしょ。
ただ、それだけなんだよ。
でも、千晶は
「あなたのお陰で、色々学べた……人は、力を合わせるべきだって」
私のことを、そんな風に言ってくれる。
嬉しい。
ずっと、一緒に過ごして来た私のともだち。
「あなたが居なかったら、私の周囲に誰も居なかったかもしれない」
「そんなことないよ。私だって、優秀な人が優秀なのは、大きな努力が後ろにあるんだって千晶のお陰で勉強できたんだよ」
だから千晶に見捨てられないように、私だって色々頑張ったんだ。
千晶は怠ける人間は好きじゃないはずだし、って。
……まぁ、そんなことは他人に言うことじゃ無いから、千晶に言ったことは1回も無いけど。
「努力は自分のためにすることよ。褒められるためにするものではないわ」
「うん、そうだよねっ」
文武両道を地で行く、旧家の令嬢。
そんな彼女の隣にずっと居て。
私は私で、そういう「人生を楽しむ秘訣」を教えて貰ったんだ。
だから私は、千晶に出会えて良かった。
この縁に感謝してる。
運命の、何物にも代えられない、素晴らしい出会いだったって……!
2人の歴史。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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