ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「真奈」
ピクシー。
彼女は、私に複雑な表情を浮かべてた。
生き返って良かったとか言いたいのかもしれないけど。
そのために、千晶が命を譲ってくれたわけだし。
私もそんなことを言われても困る。
だから
「回復魔法で必死になってくれてありがとう」
あのときのピクシーの想いに感謝する。
して貰ったことは感謝しないとね。
そしたら
「真奈……髪の毛と、肌の色が真っ白だよ」
えっ、と思った。
手を見ると……確かに真っ白。
紙か雪みたいに、白い。
……この分だと瞳の色は金色になってそうだな。
外骨格は無いっぽいけど。
口周りを触る限り。
……千晶のマガツヒを貰った影響かな。
ありがとう……千晶。
……さて。
私はヒャッカで創世をする。
そのためには、まず守護を降ろさないといけない。
それは氷川氏も、あの男もやっていたこと。
それが創世の条件なんだ。
守護を降ろすために必要なのは……
大量のマガツヒ。
それは……
今、ここにある……
シジマの守護・魔王アーリマンを倒したときに。
その身体が分解して発生した、溢れかえるような濃密なマガツヒが。
今、この場にあるんだ。
だから……
スッと、私は右手を高く掲げた。
そして心に浮かぶ言葉を高らかに発する。
「たまばこに」
多分これは祝詞。
「ゆふ 取りしでて」
守護を降ろすための祝詞……
「たまちとらせよ」
意味は良く分からない。分からないけど……
「みたまがり」
私は守護の降臨を願い……
「たまがりましし神は」
そして親友の創世の意志を継ぐために……
「……今ぞきませる!」
最後の言葉を力を込めて発した。
その瞬間
この場に存在するマガツヒが……
一斉に渦巻き、まとまり、意志を持ち……
私に向かって……降り注ぐ!
一瞬、意識が途絶えた。
目を開ける……
目の前にピクシーが居た。
驚愕の表情で、私を見つめている……
「真奈……それがヒャッカの守護なの……?」
鏡はこの場に無いけれど。
何故だか、私には自分の変化が分かった。
私の姿は、首から下が大きく変化していた。
全身をくまなくピッタリ覆う、素材不明の白い衣装。
それは布には似ておらず、金属ともゴムとも違う不思議なもので。
その純白の上に、私の肌に描かれていたあの幾何学模様が浮かび上がってる。
そして背中に白い翼が2枚あり。
全体的なイメージは、天使に近い感じだった。
私は
「うん……これはヒャッカの守護神……異神アラディア……」
私はその、アラディアと合一化した。
今の私は……
人修羅であり。
人間・赤林真奈であり。
そして異神アラディアでもある……。
私は足下に置かれていたパラシュラーマを拾った。
……とても軽い。
私が、千晶に全てを託された証……!
私……やるから……!
「……じゃあ、行こうか。ピクシー」
そして私は呼び掛ける。
契約だしね。
最後まで付き合ってもらうって。
「どこに……?」
なのにピクシーは問う。
そんなの、決まってるじゃない。
私は高らかに宣言した。
「……私の理想の世界を創りに行くのよ!」
その手にパラシュラーマを掲げながら……!
この話を書くにあたって、千晶の守護を降ろすときに唱えた祝詞のような言葉について検索を掛けたんですが、どうも古すぎて意味が良く分からない、神楽で唱えられる祝詞らしいですね。
……まあ、ネットで軽く検索しただけなんですが。
(ちゃんとした意味が分かる方いたら教えてくださると嬉しいです)
これで第9章は終了。
次回から最終章です。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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