ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
第105話 創世に向かう前に
私は銀座タワーの屋上から飛び降りる。
躊躇いは無い。
今の私には翼があるから。
飛び降りてそのまま自由落下に任せ。
ある程度落ちた後、ブレーキの意味で羽ばたき。
そのまま、穏やかに地上に着地した。
……ああ、そういえば。
私元々飛べたから、翼が生えたのは特に有利になったポイントでも無いかな。
守護を降ろして色々変わったけど、基本的なところは私はあまり変わって無いのかもしれない。
「何で飛び降りたの?」
……少し遅れて。
上からピクシーが追いかけて来た。
私は
「義理があるから」
そう言って。
銀座タワーの入り口に向かう。
……周囲には誰も居ない。
皆、ナイトメアシステムの餌食になって、マガツヒになった。
……アイツもそうなれば良かったのに。
そう思いながら
私は銀座タワーに入った。
「……よぉ」
エレベーターホールで。
サカハギ氏が1人で居た。
辛そうに、壁にもたれかかって座り込んでる。
……他は居ない。
「あなた1人なの?」
「ああ……他はやられたり、消えたりだ。……お前、ひょっとして真奈か?」
サカハギ氏が私の様子に気づいた。
私は
「うん。そうだよ」
そう返す。
私は私。守護を降ろしても、根本は変わらない。
そんな私に
「……千晶の奴はどこだ? ひょっとして死んだのか?」
何だか、軽い感じで言って来た。
千晶……
「そうね。千晶は私に全てを託して退場していったわ」
死んだ、なんて言いたくなかった。
だからそう言った。
私の言葉に
「……そうか」
なんだか、酷く寂しそうにサカハギ氏は言い
「お前はどうするんだ?」
そう、訊ねる。
私は
「これから、私は私のコトワリで創世しに行く……その前に、邪魔な人間が1人いるから……」
そこで言葉を切り。
息を吸い込み。
私は
「そいつを殺す」
……意識して、そう言った。
私はアイツを許さない。
それはアイツのコトワリが最低最悪だからじゃない……
私と千晶の大切な決闘を邪魔したからだ。
許せない……
自分のしたことを、心の底から分からせてやる。
そしてこれは……
私1人で成し遂げる。
そうしなければならない事柄なんだ。
私の言葉を聞き、サカハギ氏は
「……そうか。頑張れよ」
応援してくれる。
こう、付け加えながら
「それが後悔する決断で無いと心から思えるなら、それは選んでおいた方がいいぜ……何だか俺は、そう思う」
そう言って、立ち上がる。
そのまま歩きだしていく。
「どこに行くの……?」
「……屋上。千晶の奴はそこに居るんだろ?」
サカハギ氏は、非常階段の方に向かおうとしていた。
「俺はアイツに勧誘されてここに居る。お前はお前で好きにやればいい……」
そう言い残し。
彼は非常階段に消えていく。
うん……
そうするよ。
じゃあね……
千晶の身体、創世が始まるまでの間、お願いね……
そう心で彼に、サカハギ氏に言い
私は引き返し……
玄関から、羽ばたき飛び立った。
……カグツチを目指して。
どうせ、そこにあの男が居る。
……首を洗って待っていろ。ミツル。
いざ、ラストバトル。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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