ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「真奈、やったね!」
メギドラオンを投げ放った姿勢のまま。
私は暫く留まっていたけど。
ピクシーがやってきて、私に喜びの声を。
……ピクシーは嬉しそう。
すごい魔法で一発で敵を消し去ったから興奮したのかもしれないね。
……私は気分悪かったけど。
激情のまま、憎悪をぶつけて他者の命を奪うのは気持ちいいことじゃない。
イライラしてた。
でもま、そんなのピクシーに関係無いことだし。
「ありがとう。……じゃあ、創世しようかな」
それだけ返して。
私はカグツチの前に立った。
『まさかお前が勝ち残り、我が前に立つとはな……』
カグツチ……
その本体は、人間の顔をしていた。
青白く輝く、人間の男性の顔……
それが私に
『かつての世界を創世した者は、無制限の自由を望み、禁忌の無い世界を創世した……』
そうだったんだ……、
その結果が、あの世界……
何でも出来るけど、危うくて。
矛盾や不平等、憎悪も多くて。
いつ潰れるか分からないような、不安定な世界……
でも、私はそんなに嫌いじゃ無かったし。
千晶だって、嫌いでは無かったはず。
生きにくくても、楽しい世界でもあったから。
『お前が創世しようする世界は、独善が無い世界……他者の意見が、ただ自己と違うということを排除の理由とはしない世界……それで良いのだな?』
何を今更。
コトワリを啓き、守護を降ろしてここに立った以上、そんなこと……
「はい」
……こう答える以外無いのに。
ひょっとしたら、形式上の質問なのかもしれないね。
カグツチは続けた。
『独善は一見悪しきことのように思えるかもしれない……だが、船頭多くして船山に上るという言葉がある通り、目指す場所が多いことは混乱を呼び……迷走の理由にもなる。決して、完璧であるとは言えぬ……』
確かにそういう面もあるかもしれない。
前の世界でも、一神教が起きた土地って、生きるのには辛い土地が多いっていう話をどこかで聞いた。
異様に暑かったり……
土地が瘦せていたり……
そこでは正しいことを一元化して、力をひとつにまとめ、例外を許さない姿勢が要求されたんだ。
余裕が無かったから。
……そういう世界は、私が創世する世界ではどうなってしまうんだろうか……?
少しだけ、今更だけど不安な気持ちはあった。
だけど
「完璧な世界など、ありません。それでも、前の世界より良い世界です」
……多分、私の創る世界も。
何かしら問題があるはず。
でも、前の世界より良い世界になって欲しい。
それは本気で願っている。
だから私は言い切った。
それが創世をする者の責任……
『うむ。その通りだ……では、はじめようか……』
カグツチは満足そうにそう宣言し。
同時に……
空間が振動し始める……
「真奈、ありがとう……世界創世の瞬間に立ち会えるなんて、サイコーの気分だよ!」
……隣でピクシーがそう言ってはしゃぐ。
私はそんな彼女に
「今度こそさよならだね。ありがとう、ずっとついて来てくれて」
最後の最後。
私はお礼を言った。
だって仲間だから。
仲魔じゃなくて……
そんな中。
ついに
『啓け、お前の望む理想の世界を……!』
そのカグツチの言葉が響き渡ったとき。
カグツチを中心に眩い光が爆発し。
私の意識は……途絶えた。
果たして、主人公の創世した世界は……?
これにて最終章は終了です。
次回からエピローグに入ります。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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