ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「ねぇどうする?」
千晶の言葉。
まぁ、話し掛けるかどうかってことかな?
……見た感じ、危なそうには見えない。
青いレオタードみたいな衣装を身に着けた妖精さんって感じだし。
あんなのが
「お前の目玉が欲しいわ!」
なんて言って襲ってくるのは正直想像できないし。
……あと
その気になれば、やっつけられそう。
ようは、勝てそうな相手に見える。
……行っちゃうか。
だから私は
「行っちゃおう。悪魔とも会話しないと、この世界のことがちゃんと分からないし」
勝てそうな相手だから大きく出る。
そういうの、私は卑怯だと思うんだけど……
今は状況が状況。
それに千晶が一緒にいるんだから、そんな倫理観は封印すべきだよね。
「ちょっといいですかー?」
私たちは妖精さんに友好的な雰囲気で話し掛ける。
妖精さんは
「ええと、悪魔さん? 人間と一緒? 珍しい取り合わせ」
……外見通り、友好的な返し。
これはいけるかも!
「私は赤林真奈。そしてこっちが橘千晶です」
自己紹介をし、そして
「あなたは?」
名前を訊ねた。
悪魔さんとか、妖精さんって言うのは失礼でしょ。
思念体さんは、自分の名前を忘れている人がいるみたいなんだけど(さっき会った思念体さんはそうだった)悪魔さんはそうじゃなさそう。
だって、こんなにクッキリ見えているんだし。
すると
「私は妖精ピクシー。妖精は種族名ね」
ピクシー……妖精……種族名。
色々新規情報来たぞ。
まあ、それは後で訊くとして。
とりあえずは
「ええと、ピクシーさん。悪魔って何なんですか?」
「何なんですかって?」
ピクシーはクルクル飛び回りながら私の質問に対応している。
「どういったものなのか……」
そこで千晶が参戦する。
その言葉で、ピクシーは千晶に注意を向けて
「んーと、魔界に住んでる存在だよ。あなたたちの語り継いでいる伝説やお話の中に出てるでしょ?」
私たちと会話しているのが楽しいのか、飛び方のテンションが上がってる。
「妖精が悪魔なんですか?」
千晶の追加の問い。
すると
「それを決めたのは人間だよ? 私たちの同類は、みーんな悪魔だって。そこを突っ込まれても困るなぁ」
……そうなんだ。
話の内容的に機嫌を損ねているのかと思ったけど、そういうことはないみたいで。
飛び方のテンションは変わらない。
まぁ、今の話で分かったのは……
悪魔っていうのは複数の種族名があり、それは私たちの伝説やお話の中の存在で。
そしてどうも、彼らを悪魔と呼ぶことにしたのは、私たち人間らしい……
ん、まぁいいや。
ちょっと理解が及ばないところあるけど、そこは放置で良いよね。
全部が全部分かっていないといけないことは無いんだし。
なので私は
「どうもありがとうございました」
頭を下げる。
そして
「……お礼をしますね」
千晶が。
ワンピースのポケットから、アクセサリーを数個取り出して来たんだ。
指輪、イヤリング、ネックレス……
そのアクセサリーには全部高価そうな宝石がくっついていて。
そこから1つ、指輪を躊躇いなく差し出した。
「どうぞ」
誰かに願いを聞いて貰ったら、必ず見返りを用意する。
それは彼女の信条だから。
この行為は必然。
他人に厳しく接するだけあって、こういうときに誤魔化さないところ。
……尊敬できるよね。
だけど
「そんなの要らないよー」
ピクシーは拒否したんだ。
代わりに、こう言って来た。
「……この病院の玄関のところで、フォルネウスの奴がマガツヒ狩りをしてるから、邪魔なんだー」
だから
「お礼がしたいなら、私と一緒にフォルネウスの奴をブッ倒してやって欲しいなぁ」
……このお礼。
この病院の出入り口門番のような存在を、一緒に倒して欲しいって話だし。
破格の条件だよ。
原作だと理由はどうだったかな? ピクシーの同行。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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