ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第31話 心は怪盗団(ザ・ファントム)

「早稲田大学か……」

 

 何故か、千晶は渋い顔をした。

 何で?

 

 で、ちょっと考えて……

 

 ……ああ、婚約者かな。

 ハイレベルの大学名を聞くと、例の不愉快なダメ人間の婚約者を思い出してゲンナリするのかな。

 

 なんかホント……罪深い人だよねぇ……その人。

 

 まあ、その人のプレゼントを換金して、服や装備を整えたから。

 そこは感謝しなきゃいけないんだけどね。

 

 

 

 早稲田大学まで、徒歩で20分くらいだった。

 標識を見たり、コンビニのスタッフルームに存在してた地図をゲットして、それを頼りに歩き続けて……

 

「ここが早稲田大学か……」

 

 なんだか、西洋のお城みたいな校舎だな。

 キャンパスに侵入して思うことがそれで。

 

 確か大隈重信が創ったんだよね?

 ここ。

 

 だとすると……

 あの銅像のおじさんがそうなのかな?

 

「さて、思念体の人を探してみましょうか」

 

 千晶が周囲を見回し、探す。

 なんか、全くヒト? がいないなぁ……

 

「ピクシー、ここに博識な思念体のヒトがいっぱいいるんだよね?」

 

 あまりにいないので、私は彼女に確認してしまった。

 彼女はクルクル飛びながら

 

「うん。そのはずだよー?」

 

 ……いないんですけど?

 

 すると千晶が

 

「……博物館あるわね」

 

 別のものを見つけた。

 博物館か……

 

 ここ、全くヒトがいないけど。

 建物の中にはヒトが居るかも?

 

 博物館……

 

「中に、重要な何かがあるかもしれない。博物館だし」

 

 千晶の提案。

 あ、それは私も興味ある。

 魔法の掛かった伝説の武器とか。

 そんな感じの都合の良いやつ

 

 

 

 中に入ってみると。

 美術品がいっぱいあった。

 

 ショーケースに入って。

 

 皿とか、お椀とか。

 掛け軸とか……

 

 見てて思った

 

「これ、ギュスターヴ氏のところに持ち込んだらマッカに換金できるかな……」

 

 ボソリ。

 

 そしてそれを千晶は聞き逃さなかった。

 

「それはナイスアイディアね。2~3点、真奈、良さげなものを貰って行くわよ」

 

 そんなことを私の両肩を掴みながら言って来た。

 うえ、と思ったけど。

 

「お金が無いばっかりに、困る事態になったら困るでしょ」

 

 千晶のこの一言。

 

 ……言われてみれば確かに。

 それにこのボルテクス界は、次の世界の準備段階。

 世界の卵なわけで。

 

 前の世界は終わったわけだから、こういう場合で合法かどうか考えるの、ナンセンスかもしれないよね。

 だから

 

「持っていくなら、壊れない品……掛け軸が良いと思う」

 

 私も意見を出した。

 

 

 

「ショーケースを割るときは、破片に気を付けてね」

 

 向こうで千晶がギロチンアクスを振り上げている。

 

 私もアイアンクロウを発動させ、ショーケースを破壊する準備を整えた。

 

 ……前の世界なら、私は犯罪行為をしようとしている。

 なんだかドキドキしちゃうな……

 

「せーの」

 

 せーの

 

 そう言って、親友と息を合わせて美術品強奪をしようとしたとき

 

「こりゃああああああ!」

 

 ……思念体の人が駆け込んで来た。

 よりにもよって、今頃。




美術品関係は贈答品に使えるのに……!

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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