ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「博物館を荒らすなぁ!」
思念体の人がすごく怒っている。
私たちは
「……ダメなの?」
「まぁ、文句を言う人がいるなら」
しょうがないので、美術品の窃盗は断念した。
ちぇー
私たちが窃盗を断念したので思念体の人は安心したのか
怒りを収めて、今度は穏やかな感じで
「オヌシらどこから来たんじゃ?」
……そんなことを訊かれる。
えーと
今、その情報重要?
こんな世の中で、流れ者がどこから来ててもどうでも良くない?
でもまあ
「渋谷です」
「新宿衛生病院よ」
……私と千晶で返答にズレ。
私はこの旅の基盤が整った街を出発点にし、千晶はこの世界のスタート地点を出発点にした。
これは混乱させてしまうかもしれないなぁ。
なので、千晶との意見の相違について説明しようとしたら。
「……奥の部屋からではないんじゃな?」
そんなことを言われたので、私の心配は無用だと知った。
そこを確かめたかったのか。
でも、そうすると……
「奥の部屋に何かあるの?」
私が訊く前に、千晶から質問。
そしたら教えてくれたよ。
「……一般にターミナルと呼ばれとる物品じゃ。正式名称は知らん」
……ターミナル?
思念体の人に案内してもらい、見せて貰った。
奥の部屋に鎮座しているモノを
それは……
あのとき。
前の世界で、M字ハゲの男の人が眺めていた、お経がいっぱい書いてあるドラム缶……!
「これは何でも、異次元と接続するための道具らしいんじゃがな」
思念体の人が説明してくれる。
「……世界がこうなってしばらくして、ここから男が1人出て来たんじゃ」
……男の人が!?
私は一瞬、あのM字ハゲの男性を想像する。
「どんな人だったの?」
私はこれは重要な手がかりだと思ったから、喰い気味で訊いた。
すると
「若い男だという話じゃな。眼鏡を掛けていたという話も……」
若い、眼鏡……
あの人じゃ無いな……
あの人、中年男性だったしね。
あの人なら、この世界について全部知ってそうだから、明確な目標になると思ったんだけども……
「ふーん、眼鏡ね……。で、何故あなたはそんなことを気にしているの?」
千晶の冷静な質問。
うん、それは疑問だよね。
どうでも良くない? 思念体の人としては。
どこから誰が来ようと関係無いと思うんだけど。
珍しいから?
すると
「……命じられておるからの……また、ここから人が出てきた場合、連絡するように、と」
そんなことを思念体の人。
えっと
「……誰に?」
流れで確認。
そしたら
「女神アテナ様じゃ……ここ、早稲田大学を支配されていらっしゃる」
女神アテナ……。
その名を口にした思念体の人の声には、小さな怯え……いや、畏れがあった気がした。
……ここ、悪魔に支配されてるの?
本作のターミナルはワープ機能は無いです。
そんな便利機能があると、都合悪いので。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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