ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第35話 召喚の限界

 大隈庭園という場所に行ってみた。

 

 ……砂漠の中のオアシス。

 砂も少なめ。

 

 緑もあるし、池もある。

 

 ……日本庭園の風情。

 

 なかなかいいところだ。

 

 ここに黄金の矢があり、それを蛇の悪魔が護っているらしい。

 

 ……逆に言えば、蛇の悪魔がいるところに、黄金の矢がある……

 

「ねえ千晶」

 

「なぁに?」

 

 休みなく蛇の悪魔を探しつつ、私は親友に訊ねた。

 

「……アテナの啓こうとしているコトワリ、ヨスガよりもさらにマシだと思うんだけど……」

 

 弱肉強食のコトワリよりも、知性を重要視するコトワリの方がさらに良いでしょ。

 私はそう思うんだけど……

 

 そう思ったから訊いたんだ。

 すると親友は

 

「私もそうかもしれないと思うわ」

 

 そう返してくれる。

 続けて

 

「でも、違うかもしれない。その場合は、アテナに退場を願うべきだから、どのみち黄金の矢は要るから」

 

 そして正面から挑むと、返り討ちに遭う可能性がかなりある。

 だから戦闘の準備はしておくべき。

 

 ……うん。

 それはそうだよね……。

 

 って、話をしてたら

 

「……居たわ。アイツよきっと」

 

 ……居た。

 

 蛇の悪魔がいた。

 

 中華風の東屋……屋外の屋根付き休憩所……の前に。

 

 それは大きさ5メートルくらいあって、尾の方にも頭があった。

 ……というか、どっちが尾なんだろうか?

 

 U字の大蛇……

 

 そんなのが、どうみても東屋を護るために頑張っている。

 

「とっとと奇襲を掛けて仕留めてしまいましょう」

 

 千晶はそう言って、冷静に作戦を立ててくれた。

 

「フォルネウスとオニ、コッパテングとネコマタ」

 

 ようは仲魔全部呼び出して。

 千晶の要求。

 

 りょーかい。

 私は畏まり、手をそれっぽく広げて召喚の意志を口にする。

 

「来て、堕天使フォルネウス」

 

 すると

 

「オウヨ! 俺様の出番か真奈よ!」

 

 地面に浮かんだ魔法陣から出現する青いエイ。

 

 同じ感じでオニも呼び出して。

 

 そして私が言われた通り、次にコッパテングを呼ぼうとしたとき。

 ……クラッとした。

 

 あっ、ダメだ。

 

 同時に呼び出している仲魔が4体に到達すると、体調が悪化する。

 その予感があったんだ。

 

 3体までか……

 

 ピクシー、フォルネウス、オニで3体。

 私がそのあたりの事情を千晶に伝えると。

 

「……なるほど。数の暴力で押し切る手は使えないのね」

 

 なんだか千晶は、感心したように腕を組んで頷いて来た。

 そこからふーむ、と言った感じで顎に手を当て、思案。

 

 そして千晶は、オニやフォルネウスに、自分の考えていることが実行可能か問い。

 自分の立てた作戦の実現性に確証を得たのか。

 

「OK。行きましょう」

 

 GOサインを出したんだ。




ピクシーは契約で常時出しっぱがデフォなので。

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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