ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
女神アテナだけど。
思念体の人曰く、図書館に居るそうな。
知性がどうとか、言うだけあるというか……
おおよその場所は聞いていたけど、結構探すことになってしまった。
「……覚悟はいい? 真奈?」
建物の前で私と最後の打ち合わせ
「仲魔の構成はどうする……?」
「それは……」
まずオニは鉄板。
その他の仲魔だけど……
「コッパテングでお願い」
……コッパテング?
何故そうなのか理解できなくて。
真意を訊ねる。
すると
「……ここ、図書館よね? 衝撃魔法は気になるはずよ」
ああ……
本がグチャグチャになりそうだもんね。
アテナの注意を逸らせるかもしれない。
あ、とすると……
「ファイアブレスは?」
「それは禁止」
……千晶の答えにちょっとだけホッとした。
火炎は本に致命的だからアテナの気を散らせるかもしれないけど。
人間、絶対にしちゃいけないことはあるよね。
効率重視でそんな選択肢を躊躇わずに選ぶようなら……
それはきっとシジマと変わらないよ。
建物の中に入り、階段を上がる。
4階に居る、って話だったんだけど……
3階に入ったとき。
本棚の列の間で
大量の思念体の人に遭遇した。
彼らは私たちに気づいて
「……悪魔と一緒に肉体を持った人間が来たぞ!?」
「ターミナルがまた作動したのか!?」
……いっぱいいる思念体の人が群がって来る。
この人たち、アテナの望むコトワリを啓くために努力させられているんだね……
なんかすごくざわついている。
「ちょっといいかしら? 思念体の人たち」
そこに千晶が肩にギロチンアクスを担ぎながら
「あなたたちは具体的に啓くコトワリの方針は聞かされていないの?」
……そういう質問をしたんだ。
「一応、要望は聞かされてるよ」
「アテナ様は、感情論で知性的な選択が滞る状況が不愉快でどうしようもないのさ」
「だから啓くコトワリは『感情論の否定』のコトワリだね」
……千晶の質問に、思念体が口々に答えてくれた。
なるほど……
あの人、ちゃんとわかって無かったんだ。
未定みたいなことを言ってたのに。
でも
「それはシジマと変わらないのでは?」
私が思ったことを口にする。
感情論の否定。
それは感情を否定するシジマと同じに思えるんだけど……
……するとそのときだ。
「全然違いますよ……人の子よ」
声が、響いた。
凛とした声だった。
「私が否定しているのは感情論です……感情は否定致しません」
4階への階段から、この3階に女性が降りて来ていた。
ドレスのような白装束に、羽根飾りのようなデザインの黄金のティアラに、立派な黄金の胸鎧を着装し、黄金の錫杖を持った美少女。
その髪の色は紫色で、長く艶やかで……
その神々しさから、一瞬でその正体に気づいた。
「あなたが……女神アテナなの?」
彼女の正体を確かめるための私の言葉に。
彼女は答えてくれなかった。
けれど
「……生きた、完全なる人と……人に近い者」
女性は私たちを見て。
とても透明な微笑みを浮かべる。
人外の神様の微笑みだった。
「……素晴らしいですね。私の理想とするコトワリを啓くのに、たった今不安が全て消えました」
そしてこの言葉が。
この女性の正体を物語っていると思う……
これが……女神アテナ……!
次回、アテナのコトワリについて。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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