ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第4話 東京受胎

 安らぎだけを求めて、努力し切磋琢磨することを放棄してては世界は死ぬ……?

 

 先生、何を言ってるんですか?

 理解が及ばない。

 

 言いたいことを言ってる。

 そうとしか思えない。

 

「先生、全く訳がわかりません。入院してるのにジャケット姿。病人に見えないんですが、それに……」

 

 千晶が疑問点を黙っていることが出来なくなったのか、ぶつけていく。

 千晶がぶつけた疑問点は、私も気になっていたことだから、私も止めなかった。

 

 ……なんというか。

 今、この場で「分からないことを分からないままにしていると、後で後悔する」そういう強い予感があって。

 何故だか、酷く焦っていた。

 

「先生、すみません分かるように話していただけますか?」

 

 私も追撃。

 とりあえず、おそらく先生はこの状況が何なのか分かってる。

 だからまず、それを知りたい。

 

 だけど

 

「……世界は生まれ変わるのよ。今の世界は、希望を失ってしまったから」

 

 先生は私たちの質問に、全く答えてくれなかった。

 

 そして

 

「……それは数えきれない人々の犠牲に果てに成されることだけど。仕方ないことなの」

 

 そう言って。

 振り向いて来た。

 

 先生は……優しく笑っていた。

 

「先生……?」

 

 そこに何かただならないものを感じて、私は思わずそう言ってしまう。

 すると先生は

 

「あなたたちだけは、受胎を生き残れる……それは幸運じゃないかもしれないけど」

 

 勝手に言いたいことを言い続けた。

 いつもの先生は、私たちの話をしっかり聞いてくれるのに……

 

「受胎って何ですか? 妊娠ですか?」

 

 千晶が耐えきれない様子で、不明な単語を確認した。

 だって分からないんだもの。

 

 でも

 

「間もなくよ」

 

 先生は結局教えてくれなかったよ。

 

 そのあとすぐに……

 

 世界が、震えた。

 

 地震……?

 

 私と千晶は、身を寄せ合った。

 

 そしてそれが地震でないことは……

 

 数秒で理解できた。

 

 

 いきなり、空に輝く球が浮かんだ。

 太陽では無い、巨大な球が。

 

 続いて、地上が暗くなった。

 

 輝く球は明るいのに。

 

 そして世界が変わっていく。

 病院屋上から見える地上世界が、真っ黒い稲妻が走り、変化する。

 

 世界が端から、べりべりと剥がれて行き……丸まる。

 橋と端が繋がり、球になる。

 

 中央に浮かぶのはあの輝く球。

 

 ……まるで、卵だ。

 

 一部始終を見た私は、そう思った。

 

 あの輝く球が卵黄で、地上の部分が卵の殻……

 

 私たちは卵の殻の内側に立ち、卵黄のような発光体を見上げてる……

 

 そんな異常過ぎる光景を全て目にした後。

 目の前が急速に暗くなっていき。

 

 私の意識はそこで断たれた……




はい。受胎が発生しました。
発生時に、安全圏に居た人間以外は全員死亡です。
メガテニストなら知ってて当然ですが、そういう話も今後致します。

本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。

これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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