ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
アテナを倒した。
多分邪悪な存在では無かったと思うけど、私たちにとっては邪魔な存在だったから。
これはしょうがないことだ。
……だけど
思念体の人の協力は受けられないかもしれないな。
やってしまってからは何だけど。
ここの人たち、アテナを疎ましく思ってるふうには見えなかったし。
まぁ、ヒュドラの情報収集という点では無駄足になってしまったけど。
その代わり、他の情報を得ることが出来たし。
人修羅。
創世の鍵になる存在。
それが私……
そして人修羅の賛同を得られないコトワリを啓いた者は、自身が望む世界を創世するために人修羅を抹殺する必要がある……
だから私は、将来的に千晶と戦うことになるかもしれないの……?
「真奈、どうかした?」
……いけない。
千晶の声を聞いて、私は思い直した。
まだ決まったわけじゃないのに、今からそれを想像して落ち込んでどうするの。
千晶も前に言ってたじゃん。
真奈はストレス耐性が強いから、最後に頼りになるのはアナタみたいな人だと思う、って。
「ゴメン、何でも無いから」
そう言って微笑んで、その場から私たちは立ち去ろうとした。
だけど
「あのさ」
……思念体の人が話し掛けて来たんだ。
私たちの視線を受けて、思念体の人は
「アテナ様のコトワリの内容を真っ先に気にしたってことは、キミらも創世を目指しているのか?」
その声には恨みとか、怒りとか。
そういうのはなくて。
ただの興味って感じで
私は
「はい。そうです」
正直に答える。
すると
「そっか。頑張りなよ」
そう返してくれた。
そこで私は、ちょっと気になったので
「あの」
「何?」
どうしても気になってしまったから
「……感情論の否定のコトワリ、あなたたちは何も思わなかったんですか?」
……思わず、訊いてしまった。
すると
「旧世界で感情論が幅利かせて、世の中を歪めていたのは事実だろ」
感情論で法律を無視したり、法律を悪用して邪な目的を達成しようとしたり。
人を死に追い込んだり。
「アテナ様のコトワリに賛同することが、そこまで変だとは俺らは思わなかった」
「……内心、キミらの指摘した部分も気づいてはいたが、そこは話し合う過程でクリアする方法が生まれるかもしれない」
口々に、思念体の人々が思うところを口にした。
そして
「まあ、忠告だけどさ……」
人生、他人と道を違えることは勿論アリだと思うけど、その決断はよく考えてするんだよ?
それは決して軽い決断じゃ無いんだし。
話し合うって行為は、結論が先に決まってて、そこに至るまでの茶番じゃあないんだ。
そこを勘違いしたら駄目だぜ?
……なんかここの思念体の人、すごいな。
彼らが私たちに言ってくれる内容は、よく心に刻んでおこうと思った。
結局。
最初の目的は達成できなかったけど。
他の大切なことを知ることができた早稲田大学訪問。
「とりあえず、正面からの突破を目指しましょう」
大学から出てきた後。
千晶は言った。
こうなったら……
毒ガス対策、斬首係を「ギュスターヴ氏の店」や「邪教の館」というところで準備して
正々堂々挑みましょうって。
それに関しては「うん、そうだね」って
言うしか無かったかな。
だって、他に有用な案が私たちから出て来なかったから。
大丈夫だ。
きっと勝てるよ!
最後はそう思うしか無いよね……!
次回、邪教の館。
本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。
これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
-
真・女神転生if
-
真・女神転生NINE
-
偽典・女神転生
-
デビルサマナーシリーズ