ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「真奈、千晶。こっちだ」
道案内で呼び出したオニに、マントラ軍の本拠地があるビルに案内してもらった。
道中、オニたちがいっぱい居て。
マネカタを虐めて暇つぶしをしたり、コンビニで取って来たお酒を飲んでゲラゲラ笑ってる。
……野蛮だ。
途中、何回かオニたちに絡まれそうになったけど、私が警告で放電してみせたら引き下がってくれて。
否応なく
自衛とは何か?
どうすれば達成できるか?
それを突きつけられて、教えられる羽目になった。
そしてオニの案内で
「ここだぜ。頑張んな」
「ありがとうオニ」
「助かったわ」
マントラ軍の本拠地……マントラ軍本営ビルに辿り着く私たち。
それは、とても高いビルだった。
元々が何ていうビルだったのかは分からない。
少なくとも、私たちがよく遊びに行った映画館が入ってるビルじゃ無いな。
私がそんなことを考えつつ、高くそびえる本営ビルを見上げていると
隣の千晶が
「とりあえず」
自分の髪を弄りつつ
「あの門番にマントラ軍への入り方を訊いてみましょう」
そう言った。
千晶が髪の毛を触るってことは、多少不安があるってことか。
……私が頑張らないと駄目かな。
「すみません。私たちマントラ軍に入りたいです」
本営ビルの門番に、馬の顔の鬼と牛の顔の鬼が居て。
駆け寄って頭を下げる私たち
その2体は私たちをジロリと見つめ
「マントラ軍に入りたいだってぇ?」
「2人揃って慰安婦にでもなる気かぁ~?」
……なんかすっごい腹立つことを言ってきた。
ならないよ!
「いえ、慰安婦以外で」
千晶が冷静に、門番たちのセクハラ発言を一蹴する。
だけど馬鬼と牛鬼たちは
「つまりマントラ軍の正規兵になりたいんだなぁ? でも慰安婦だったら今すぐなれるぞぉ~?」
「お仕事いっぱいだぞ~?」
セクハラ発言を止めず、しきりに私たちに慰安婦になれと勧めて来る。
嫌だよそんなの!
「ですから慰安婦にはなりません!」
「正規兵になるにはどうすれば良いんですか!?」
何回言っても門番2体はニヤニヤしている。
こいつらセクハラして遊んでるのかな……?
なんかホント、腹立つ!
私が「もうこうなったら、こいつらに電撃を浴びせてワカらせるしかないかな」と思い始めたとき
その前に、千晶が動いたんだ。
「私、人間ですよ?」
いきなり、2体に宣言。
「そんなことは見りゃあ分かる」
「珍しいよな」
2体は千晶の言葉をそう、流すように返した。
そこで千晶は
「……コトワリは人間しか啓けないってご存じないのですか?」
そう言ったんだ。
そしたら……
2体は馬顔牛顔だったけど。
明らかに、ポカンとしていた。
……知らんかったんかい!
「六本木に行って、ヒルズを守っているバジリスクを狩って、バジリスクを殺すと出現する剣の『八束の剣』を取って来る……」
あの後。
自分をマントラ軍に入らせることで得られるメリットを力説し。
千晶は、私たちがマントラ軍に入るための試験を受けるチャンスをゲットしてくれた。
……正面から「マントラ軍に入りたいアピール」をするだけじゃダメなのか……。
千晶をすごいと思ったのは、無試験で入ることは想定していなかったことだ。
自分のすごい強み「人間だからナチュラルにコトワリを啓ける」を提示したのに。
千晶に言わせると
ゴリ押しをすると、その反動が必ずやってくる。
自力で出来る部分は自分でするべきだ、だって。
……彼女が私の親友で、本当に良かったと思う。
「まぁ、とりあえず」
千晶はメモしたマントラ軍入隊試験の内容を読み返した後。
パタン、と手帳を閉じて
「……行きましょうか。六本木に」
うん、そうだね。
私は千晶の言葉に頷いたんだ。
本作、悪魔が死ぬと死体が消える設定なので。
バジリスク討伐の証拠は、ドロップ品に頼るしか無いんですわ。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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