ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
六本木。
港区の街だ。
受胎前に私はこの街に来たことはない。
新宿と渋谷、上野、そして池袋。
……この辺だったな。
六本木は大人の街のイメージ。
港区に行くのは……
一度、渋谷に戻って、そこから電車の線路に沿って歩くとアッサリだった。
……この意味でもヒュドラを倒しておいて正解だったよ。
あそこで倒しておかないと、通過の度に警戒しなきゃいけなくなる。
「……いっぱいいるわね」
双眼鏡を握って、ヒルズを見ている千晶。
だいぶ離れているので、肉眼でモノは見えないけど
「どんなので、どのくらい……?」
「縞模様が入った、派手な感じの黄色のトカゲよ。……ヒルズの周りにだけ、腐るほどいるからコイツら以外あり得ないと思うわ」
……なるほど。
ヒルズを守る悪魔で、異様に多いから多分こいつだろう……
そういう理由なんだね。
確証は無いけど、状況的に、か。
確証が欲しいけどさ……
でもまさか、確認しに向かうわけにもいかないしなぁ
あなたたちバジリスクなの? って。
でも、確証無しで突撃するのは不安だし、出来ればしたくない……
包囲されて、殲滅されるのは私たちかもしれないじゃん。
「……どうする?」
私の言葉に、千晶は
「六本木はヒルズだけじゃないわ。……思念体の人が居ないか探してみましょう」
聞き込みよ。
……まあ、それしかないよね。
ヒルズを観察できる場所から離れ、私たちは聞き込みをした。
悪魔が多かったけど、思念体の人も何人かいて。
「ヒルズの周りに沢山いる悪魔……? バジリスクだよそりゃ」
「バジリスクの弱点……? 知らないし、何でそんなことを知りたがるんだい?」
……危うく、ニヒロの敵として疑われてしまいそうになり
「あなたたちはシジマの信奉者なんですよね?」
誤魔化す意味で、そんなことを訊いてしまう。
すると
「ああ、そうだよ?」
「そう思うに至った理由は?」
そんな、返って来た言葉に調子を合わせた。
「それは……」
多分語りたいはずだし。
こういう人たちは
「前の世界では、感情に振り回されて道を誤ることが何回もあったからね……最初からそれがないのは楽だと思うんだ」
「氷川総司令は『感情は小さいうちは暖かな炎であるが、大きくなると全てを灰塵と帰す地獄の業火となる』と仰ってて、俺はその通りだと思ったんだ」
……口々に、自分がどうしてシジマに傾倒したのかについて語ってくれた。
見た感じ、支持者には年配の人の思念体が多い気がしたよ。
……しかし、氷川……?
前にどこかで聞いた覚えがあるんだけど……?
「君らもニヒロに入りたいのかい?」
思念体の人の言葉。
私がその言葉に
ええまぁ、って合わせようとしたとき。
……思念体の人が、会話を打ち切って慌てて去って行った。
へ?
「お姉ちゃんたち、外から来た人?」
そのときだ。
……私たちの後ろから、声がしたんだ。
振り向く。
そこには……
白人の、可愛い金髪の少女が居たんだ。
群青色のワンピースを着ている幼い少女だ。
年齢は10才くらいかな?
とても可愛い。
まさしく、お人形さんのような……
「ええ。ちょっと六本木に用事があって外から来たの」
私が少女の可愛さに言葉を忘れているところに。
千晶が代わりに答えてくれた。
すると少女は嬉しそうに笑って
「私はアリス。お姉ちゃんたち、アリスと遊んで欲しいな~」
アリスと遊んでくれたら、知ってることを何でも教えてあげるよ。
……金髪の幼女アリスは、そう言って私たちに笑いかけて来たんだよね。
六本木といえばアリス。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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