ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第46話 六本木

 六本木。

 

 港区の街だ。

 受胎前に私はこの街に来たことはない。

 

 新宿と渋谷、上野、そして池袋。

 

 ……この辺だったな。

 

 六本木は大人の街のイメージ。

 

 港区に行くのは……

 

 一度、渋谷に戻って、そこから電車の線路に沿って歩くとアッサリだった。

 ……この意味でもヒュドラを倒しておいて正解だったよ。

 

 あそこで倒しておかないと、通過の度に警戒しなきゃいけなくなる。

 

 

 

「……いっぱいいるわね」

 

 双眼鏡を握って、ヒルズを見ている千晶。

 

 だいぶ離れているので、肉眼でモノは見えないけど

 

「どんなので、どのくらい……?」

 

「縞模様が入った、派手な感じの黄色のトカゲよ。……ヒルズの周りにだけ、腐るほどいるからコイツら以外あり得ないと思うわ」

 

 ……なるほど。

 ヒルズを守る悪魔で、異様に多いから多分こいつだろう……

 そういう理由なんだね。

 

 確証は無いけど、状況的に、か。

 

 確証が欲しいけどさ……

 でもまさか、確認しに向かうわけにもいかないしなぁ

 あなたたちバジリスクなの? って。

 

 でも、確証無しで突撃するのは不安だし、出来ればしたくない……

 

 包囲されて、殲滅されるのは私たちかもしれないじゃん。

 

「……どうする?」

 

 私の言葉に、千晶は

 

「六本木はヒルズだけじゃないわ。……思念体の人が居ないか探してみましょう」

 

 聞き込みよ。

 

 ……まあ、それしかないよね。

 

 

 

 ヒルズを観察できる場所から離れ、私たちは聞き込みをした。

 悪魔が多かったけど、思念体の人も何人かいて。

 

「ヒルズの周りに沢山いる悪魔……? バジリスクだよそりゃ」

 

「バジリスクの弱点……? 知らないし、何でそんなことを知りたがるんだい?」

 

 ……危うく、ニヒロの敵として疑われてしまいそうになり

 

「あなたたちはシジマの信奉者なんですよね?」

 

 誤魔化す意味で、そんなことを訊いてしまう。

 すると

 

「ああ、そうだよ?」

 

「そう思うに至った理由は?」

 

 そんな、返って来た言葉に調子を合わせた。

 

「それは……」

 

 多分語りたいはずだし。

 こういう人たちは

 

 

 

「前の世界では、感情に振り回されて道を誤ることが何回もあったからね……最初からそれがないのは楽だと思うんだ」

 

「氷川総司令は『感情は小さいうちは暖かな炎であるが、大きくなると全てを灰塵と帰す地獄の業火となる』と仰ってて、俺はその通りだと思ったんだ」

 

 ……口々に、自分がどうしてシジマに傾倒したのかについて語ってくれた。

 見た感じ、支持者には年配の人の思念体が多い気がしたよ。

 

 ……しかし、氷川……?

 前にどこかで聞いた覚えがあるんだけど……?

 

「君らもニヒロに入りたいのかい?」

 

 思念体の人の言葉。

 

 私がその言葉に

 

 ええまぁ、って合わせようとしたとき。

 

 ……思念体の人が、会話を打ち切って慌てて去って行った。

 

 へ?

 

「お姉ちゃんたち、外から来た人?」

 

 そのときだ。

 

 ……私たちの後ろから、声がしたんだ。

 振り向く。

 

 そこには……

 

 白人の、可愛い金髪の少女が居たんだ。

 群青色のワンピースを着ている幼い少女だ。

 年齢は10才くらいかな?

 

 とても可愛い。

 まさしく、お人形さんのような……

 

「ええ。ちょっと六本木に用事があって外から来たの」

 

 私が少女の可愛さに言葉を忘れているところに。

 千晶が代わりに答えてくれた。

 

 すると少女は嬉しそうに笑って

 

「私はアリス。お姉ちゃんたち、アリスと遊んで欲しいな~」

 

 アリスと遊んでくれたら、知ってることを何でも教えてあげるよ。

 

 ……金髪の幼女アリスは、そう言って私たちに笑いかけて来たんだよね。




六本木といえばアリス。

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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