ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第5話 贈り物

 声が……聞こえた。

 

『我が世界へ入りたる者よ。お前の心を見せよ』

 

 目の前には輝きがあった。

 それ以外……何も見えない。

 

 その声はその輝きが発していた。

 

 その声は私にこう言って来た。

 

『……おお。お前の心にあるのは……つまらぬ。前とほぼ変わり映えがしないではないか』

 

 ……いきなりつまらないと言われた。

 流石にムッとする。

 

 だけど声は、私のそんな気持ちを無視して勝手に続ける。

 

『まぁ、良い。……お前が勝ち残るのであれば、それもまた運命……』

 

 何か、興味を失っている。

 そう感じる。

 

 ……この存在は、私に何かさせたくて。

 そしてそれが、私の場合は前とあまり変わらないので面白くないのか……。

 

 でも、そんなことで文句を言われても……

 何か納得できないものを感じた。

 

 声はそんな私を無視し。

 最後にこんな言葉を投げ掛ける。

 

『さぁ、行くのだ……お前のコトワリを拓き、新しい世界を創世せよ……!』

 

 コトワリ……?

 創世……?

 

 そこでまた。

 私の意識は薄れ……消えてしまった。

 

 

 

 そして再び、意識が戻る。

 

 今度は……

 

 暗闇の中に居た。

 

 地面があるかどうかも分からない、何も見えない暗黒……。

 

 ……ただ1つを除いて。

 

 私の他に……お婆さんと、小学生くらいの金髪の少年が居たんだ。

 

 お婆さんは外国の上流階級の女性の格好をしてて。

 顔をベールで覆っていた。

 何だか、喪服のように見える。

 

 そして金髪の少年は子供なのに黒いスーツで。

 青いネクタイまで締めていた。

 

 お婆さんは金髪の少年と手を繋いでいて。

 金髪の少年の囁き声に耳を傾けていた。

 

 そして

 

「喜びなさい……坊ちゃまが、あなたに贈り物をしたいと仰っています」

 

 そんなことを、いきなり言って来た。

 

 贈り物……?

 

 戸惑う私に

 

「あなたはこれを受け取らないといけません」

 

 贈り物で、受け取ることが強制……?

 

 ちょっと待って。

 あなた、私に何を渡すのよ……?

 

 危険なものを感じて、逃げようと思うけど。

 何故か身体が動かない……

 

 声も出ない……

 

 金髪の少年は無表情で私を見つめてて。

 お婆さんが私に近づく。

 

 そして私を羽交い絞めにし。

 

 跪かせる。

 まるで極悪軍隊に捕まり、拷問を受ける寸前の捕虜みたいに。

 

 何をされるの……?

 

 不安に震え、混乱する私をガン無視して。

 金髪の少年は私に無表情のまま近づいて……

 私の鼻を摘まんだ。

 

 そしてポケットに手を突っ込んで、何かを引っ張り出して来た。

 

 それは……

 

 キィキィ鳴く生き物で。

 

 ぶっちゃけると……蟲だった。

 

 芋虫とムカデの中間生物……そんな感じの。

 

 うぉい!

 ちょっと待てぇ!

 

 ま、まさか……!

 

 ゾッとして、全力で逃げたいと思う私。

 だけど、私はお婆さんの羽交い絞めからも逃げられず。

 鼻を摘まむ手もどうにもできない。

 

 やがて私の口は、呼吸の関係でプハッと開かざるを得なくなり。

 

 その瞬間、少年が私の口にその蟲を突っ込んで来た。

 

 ぎゃあああああ!

 

 吐き出したかったけど、蟲は勝手に私の口の中の奥に進み……

 同時に、私の全身を耐えがたい痛みと眩暈が襲う。

 

 何か、身体に重大な変化が起きる予感……

 そんな中

 

「……これでキミは悪魔になるんだ」

 

 金髪の少年のその言葉が、意識がまた途絶える瞬間まで。

 頭の中に残っていた……。




ふざけんなよ、オイ!(いろんな意味で)

本作を読んでいただき感謝です。
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その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。

これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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