ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第52話 ゴズテンノウ

 このボルテクス界では、カグツチの輝きの周期で1日がカウントされる。

 

 一番カグツチが明るいときが煌天って呼ばれてて、正午の扱い。

 そして一番カグツチが暗いときが静天って呼ばれてて、深夜の扱い。

 

 まぁ、だから。

 

 外の明るさで、ちょっと時間の経過が分かり辛い。

 

 真っ暗になるのは、真夜中のちょっとの間だけだから。

 

 旧世界みたいに、真っ暗な時間が長く続いたりしないんだ。

 

「オイ、入隊式の時間だ」

 

 肌の黒いオニが私たちを呼びに来たのは、明後日って話だったけど。

 時間の感覚が掴めなかったな。

 外でウロウロしてるときは、なんとなく時間の感覚あったけど。

 部屋で待機だと、乱れる。

 

 外の明るさで時間経過を実感できなかったから。

 

 ……時計を買って来ようかなぁ?

 こういうの、問題ある気がするし。

 

 

 

 マントラ軍は礼服みたいなものはないらしく。

 千晶と私は、これまで着て来た私服とセーラー服で入隊式に臨んだ。

 

 黒いオニに案内されて、ビルの高層階に連れて来られる。

 

「……この先にお待ちだ。失礼の無いようにな」

 

 大扉の前で、そう念を押された。

 

 ……まぁ、その辺は常識の範囲内で気をつけます。

 

 私たちは頷き、黒いオニが去って行くのを見送った後。

 大扉を控えめにノックした。

 

 すると

 

「入れ」

 

 ……力強い男性の声がした。

 

 

 

 扉を開き、中に入る。

 

 中は仏教の寺院……そんな感じだった。

 日本のじゃないよ?

 インドとかタイとかネパールとか、そっち方面。

 

「お前たちが新規入隊者か……」

 

 部屋に入ると、フルフェイスの騎士兜みたいなものを被った男性悪魔が居た。

 身長が3メートルを超えてる。

 2本角が大きくて、世紀末覇王みたいな感じ。

 

 鎧は一応着てるけど、兜ほどちゃんとしたものじゃない。

 金属板を重ね合わせて、軽く動きやすく、かつある程度の防御力。

 そういうのを目指したみたいな鎧。

 なんだか金属板が鱗みたいに見える。

 

 この悪魔がゴズテンノウ……?

 

「ええと……あなたがゴズテンノウ様でしょうか?」

 

 訊ねた。

 

 すると

 

「いや、私は鬼神トール。ゴズテンノウ様はこちらだ」

 

 その手が示す先に……

 

 変な衣装を身に着けたマネカタがいた。

 縄文以前の古代日本の司祭みたいな衣装だった。

 

 それが平伏していた。

 

 多腕多面の阿修羅像みたいな巨大な神像に。

 

 えっと……

 

 まさか……

 

 そのとき、神像が喋り出したんだ。

 身体は一切動かさず、声だけ響かせて。

 

「よく来た。人修羅とヒトの少女よ。大いに歓迎しようぞ」

 

 私たちは驚きのあまり動けない。

 これが……この存在が……

 

 ものすごいオーラだった。

 存在の格の違いを感じた。

 

「我はゴズテンノウ……マントラ軍の長なり」

 

 これがマントラ軍を動かす、一番強い悪魔……!

 ゴズテンノウ……!




次回、ゴズテンノウとの謁見

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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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