ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「我はヌシらには期待しておる。まずは我からの褒美じゃ、受け取れィ!」
ビリビリ来る威圧感。
衝動的に跪きたくなる。
でも、ここで膝を折ったら多分、自分の創世はできない気がした。
必死で耐えた。
すると
浴びせられた声から、力が流れ込んで来たんだ。
それが私の身体を開花させていく……
おお……!
私は自分が新しいチカラに目覚めたことを感じ取り。
千晶も
「……えっ」
ちょっと信じられない、という感じで自分の手を見ていた。
千晶もなの……?
「どうだ満足したか? 我のために働くなら、さらなる褒美も約束しようぞ!」
……すごい。
ほとんど神様だ……!
すごい存在を前にして、私は興奮でゾクゾクし。
「ありがとうございました」
「これからよろしくお願いします」
2人して、贈り物に関してお礼を言った。
ゴズテンノウは私たちのそんな態度に。
地響きみたいな声で豪快に笑い。
こう続けた。
「ヌシらの力、近く行われるニヒロの悪魔たちを討伐する
……そっか。
ニヒロ機構と創世で争ってるんだもんね。
マントラ軍でここまで期待されてるんだし、そりゃ駆り出されるよ……
だけど
「すみませんゴズテンノウ様」
私はそこで訊いたんだ
「何だ?」
ゴズテンノウは動かないので、視線がこっちには来ないけど。
注目されている気配がある。
威圧感を感じるから。
私は
「ゴズテンノウ様は、参戦なさらないんですよね? 失礼ですが、身動きが取れないのではと……」
私の質問に、千晶が
ちょっと真奈、何を言い出すの!?
みたいな目線を向けてくるけど
どうしても訊いておきたかったんだ。
するとゴズテンノウはまた笑った。
そして教えてくれたよ。
「いかにも。面白い奴よそこを指摘するとは……。ヌシの言う通り、我は動くこと叶わぬ」
やっぱりだった。
そしてそれは……
「創世のためですか?」
「……そうだ。鋭いな」
やっぱり。
アテナは、自分の致命的な弱点を新しく創り出して傍に置くことで、思念体がコトワリを啓けるようになる魔法を発動させていたけど。
ゴズテンノウは、自身を神像に封じることで、悪魔の身でコトワリを啓くことを可能にする魔法を掛けているんだ。
無理を通すためのペナルティー……。
私は
「……だったら、私たちが参戦した以上、もうその必要無くないですか?」
提案した。
上手く行けば、人間の千晶は戦争に参加しなくて済むかもしれないし。
ヨスガのコトワリを実質的に壊すことにも繋がる。
マントラ軍は千晶のコトワリ頼みになるわけだし。
だけど
「そういうわけにはいかぬでな」
何でも……
ゴズテンノウの魔法は、このボルテクス界が卵の状態から新しい世界に孵るときまでずっと続くらしい。
要らないからもういいや、なんて魔法では無いそうだ。
そうなんだ……
そして。
「ヌシらが討ち死にする可能性もある。我がヨスガに、落伍者は要らぬ」
……すっごい不合理に感じるけど。
ゴズテンノウは、私たちが貴重な人間とキーマンの人修羅であることで特別扱いをする気は無いらしい。
ヨスガは力のコトワリだから。
強い者の影に隠れて、ぬくぬくと生き延びようとする弱者は必要ないらしい。
……なるほど。
こうして。
私たちの入隊式が終わり。
私たちは正式にマントラ軍の戦士になった。
原作で、何で動かない大仏状態なんだと思っていまして。ゴズテンノウ。
理由付けをした次第。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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