ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第60話 訣別

 この男の人が……千晶の元婚約者……!?

 

 この人も、ボルテクス界で生き残っていたって言うの……?

 

 動揺する私を無視して、彼は

 

「やぁ千晶。婚約者に再会したのに酷い態度だね。それが君の本性なのかい?」

 

 顔に笑みを張り付けて。

 彼は千晶に話しかける。

 

「……親友に銃を向けた相手に、友好的に接しろと? 大体、婚約自体家の都合なのだし、まだ結婚もしていないのだから、私の親友への危害を飲み込む理由は何処にも無いわ」

 

「へぇ。この子が? 千晶の親友なの?」

 

 彼の顔に嘲りが浮かぶ。

 

「付き合う相手は選ばないといけないよ千晶?」

 

 その瞬間だった。

 再び銃声が鳴る。

 

 千晶が躊躇わず彼に発砲したんだ。

 

 彼は身軽にそれを回避する。

 ……見事な身体捌きだと思った。

 

「……まぁ、そういう君の凶暴性は内心気づいていたけどね。見た目は美少女だし、オツムもまぁ、その辺の凡百のバカ女よりは幾分かマシだから嫌いでは無かったよ」

 

「私は大嫌いだったわ」

 

 千晶の声は固かった。

 この人が私を撃とうとしたことを本気で怒ってくれている。

 

 それは少し嬉しかったけど……

 

「……この僕と結婚出来る喜びが理解できてなかったんだね。残念だよ」

 

 彼は溜息を吐き、恐ろしく冷たい目でこちらを見据え

 

「次は躊躇わずに2人とも最初から殺しにかかるから。覚悟しとして……そろそろ行きませんか氷川総司令?」

 

 そう、訣別の言葉を吐いた。

 氷川氏は

 

「……分かった」

 

 そう言って、彼の提案に従い。

 複数の蝙蝠の翼を持つ、赤紫色の大蛇に掴まり。

 彼の、ミツル氏の手を取った。

 

 彼の身体を引き上げつつ

 

 蛇が羽ばたき、上昇する。

 

 その位置が東京ドームの天井付近に到達したとき。

 

「戻れ! ダゴン! クトゥルー! アトラク=ナクア!」

 

 ミツル氏が叫んだ。

 手にした拳銃を高く掲げて。

 

 すると、ドームのグラウンドで暴れまわっていた3体の悪魔たちが輝き、消滅していく。

 やっぱりこの3体、彼の仲魔だったんだ……

 

 契約、一体どうやったんだろうか……?

 それは分からないけど。

 

 そして赤紫色の空飛ぶ大蛇は、東京ドームの天井を突き破って飛び去って行く。

 このままじゃ逃げられる……

 

 でも、私にはどうすることもできない。

 

 そして去り際に、氷川氏が

 

 私に視線を向けて来た気がした。

 ……多分、シジマのコトワリに私を引き込む意志。

 

 それがあるってことなんだと思う。

 

 

 

 こうして。

 東京ドーム攻防戦は、マントラ軍の勝利に終わった。

 あとは、巫女という存在を探さないといけない。

 それを確保することが目的だったわけだし。

 

 そして攻め入ったマントラ軍兵士の悪魔たちの捜索で

 

 巫女が見つかったとき。

 

 再び私たちは、大きく驚くことになった。




主人公は中年のおじさんに興味を持たれている状態。

本作を読んでいただき感謝です。
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その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。

これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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