ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「氷川の啓こうとしている世の中は、夢や希望が存在しえない世界よ……氷川にだけは創世させてはいけないわ」
「先生、今は氷川の話はしていません。先生のコトワリを教えてくださいませんか?」
……千晶の質問に答えずに、氷川氏の危険性を訴えて、露骨に話を逸らそうとする先生。
だけど千晶は誤魔化しを許さない。
そして続ける
「ですが、その氷川ですけど……あの人は、受胎が起きてボルテクス界が誕生したら、すぐに自身のコトワリを啓いて創世に向けて行動を開始したみたいですね。大人の行動だと思いますよ」
ああ、さすがだな。
千晶は、大人の社会では、準備を整えて行動を起こして、滞りなく仕事を終わらせる……
それが大事なんだって分かってる。
だから今、私たちの敵だけど、氷川氏を賞賛したんだ。
……先生は、目を逸らした。
「……先生。コトワリの理念は何ですか?」
私の声も固かった。
私の中で、先生への評価がガラガラと崩れていく
「それは……夢が……希望が……」
先生の声は……小さく
私は
「それは旧世界でもありました。根拠は私たちです」
ハッキリと言い切る。
私たちが夢も希望も持っていなかったなんて、断じて認められない。
そしてそんな理由で東京受胎を引き起こしたなら……
「先生、単に世界を終わらせたかっただけでしょう? 自身の理想……代替案なんて、何も無かったんでしょう?」
絶対に、許せない。
「わ、私は、受胎直後に氷川にナイトメアシステムの重要要素として、意識をマネカタに……」
私の言葉に。
先生……いや、高尾さんは自身の身の上を訊かれもしていないのに教えてくれた。
どうも今、高尾さんは人間の肉体を失って、マネカタに意識を移設された状態らしい。
例えるなら、機械の身体に人格データをコピーされた複製人造人間みたいな感じだそうだ。
高尾さんの本物の身体は、今はナイトメアシステムの部品になっているらしい。
……正直、どうでも良いと思ってしまう。
この人のやったことを考えれば。
そのとき。
千晶がツカツカと蹲ってる高尾さんに歩み寄り。
その襟首を掴んで引っ張り上げた。
そして
「……理念も何もないくせに、一体何億人殺したの? クズの人殺し」
厳しい瞳で高尾さんを見つめ。
バタバタ暴れる高尾さんを右腕1本で吊り上げる。
そしてそのまま放り捨て
言い放った。
「……今、分かったわ。こういう、自分では何も行動を起こさず、汗を掻かず、それでも不平不満だけは口にする……こういう世界に不要な人間のクズの存在を許して来たから、旧世界はどんどんダメになって行ったのよ」
旧世界が悪くなっていった理由。
それを口にする。
そのとき千晶は……表情が消えた顔で
「声が聞こえた。選別するべし……って」
決定的な一言を口にした。
それって……まさか
「真奈……」
千晶は、私を見た。
それは真顔だけど……少しだけ嬉しそうな顔だった。
そして千晶は
「私、今……ヨスガのコトワリを啓いた」
そう、私に告白したんだ。
ようやく千晶様がコトワリを啓いた。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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