ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第63話 戦い終わって

 千晶がコトワリを啓いた……

 

 だけど、それはヨスガ……

 マントラ軍と同じ……

 

「この女マネカタは殺しては駄目よ。精神的に追い込んで、全ての情報を吐かせなさい。その後は放逐で良いわ」

 

 ヤクシニーたちに千晶が高尾さんの精神が入ったマネカタの処遇を指示している。

 高尾さんの精神が乗ったマネカタは殺さないのか。

 

 ……よほど千晶は、高尾さんに許せないものがあるんだろうね。

 私も同じ気持ちだよ。

 

 自分が世界が嫌だからと言って、勝手に終わらせた。

 しかも、もっといい世界の青写真も何も無くて。

 そんなの、ただの駄々っ子だ。

 

 しかもだ。

 自分の代わりにしっかり青写真を用意した氷川氏のコトワリを

 最低のコトワリと非難。

 

 ……最低だ。

 クズ過ぎる。

 

 こんな人が教師を名乗り、偉そうに人を導く仕事をしていたことに戦慄するよ。

 

 絶対に許さない。

 

「千晶」

 

 だから私はもう、高尾さんのことは忘れることにした。

 

 私は……

 

「何? 真奈?」

 

 ヤクシニーたちに指示を出し、1人になった千晶に歩み寄り

 

「後で啓いたコトワリについて、教えて」

 

 ……千晶の啓いたコトワリだから。

 きっとメチャクチャでは無いと思う。

 

 だけど、訊いておかなきゃ。

 

 それに……コトワリの名前がどうしても引っ掛かるし。

 

 

 

 そして文京区から歩いて引き上げて来て。

 マントラ軍本営ビルの中にある、自分たちの家に戻って来た。

 

 激戦の後に、帰って来る我が家……

 

「お帰りなさいませ。真奈様、千晶様」

 

 玄関ドアを潜ると、マネカタたち2体が出迎えてくれた。

 

「留守番ありがとう」

 

「……ご苦労様」

 

 2体を労い私たち2人は、まず水を飲むために冷蔵庫に近づく。

 

 すると

 

 お風呂に、給湯する音が聞こえて来たんだ。

 

 えっ、と思った。

 

「入浴されますよね?」

 

 マネカタの片方が私たちに浴室から顔を出してそんなことを

 

 私としては

 

「えっと、何で分かったの?」

 

 確かに。

 お風呂に入りたいから給湯しようと思ったけど。

 彼女らにやってくれなんて一言も言ってないのに。

 

 彼女らは

 

「流石に予想はできますよ。帰宅されたらいつもそうでしたよね?」

 

 そう、返して来た。

 

 

 

「……部屋住みのお手伝いさんとして、成長されると嬉しいなぁ」

 

 私は湯船に浸かりながら、独り言。

 洗い場で身体を洗っている千晶は

 

「そうね」

 

 そっけなく、感想。

 

 そしてしばらく、そこで無言だった。

 

 だけど

 

「ねぇ」

 

「何?」

 

 ザァ、と石鹸をお湯で流しながら千晶。

 私は彼女に

 

「千晶の啓いたヨスガ、詳しく聞かせて」

 

 ……東京ドームからずっと気になってたことを訊いたんだ。




次回、千晶のヨスガについて。

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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