ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
第7話 良く分からない世界で
ボルテクス界……?
この世界、というか……
異世界なの?
ここ……?
見回す。
ちょっと荒れてはいるけど、ギリただの病室に見えるんだけど……?
……まぁ、いいや。
そういうことは後で考えよう。
取り敢えずは何か着るものと。
あと、千晶。
千晶は何処に行ったんだろう……?
半透明の人がいなくなったので、私は胸を隠すのをやめて部屋中を探しまくる。
着るものが欲しかったので。
何でもいいから。
すると見つかったのは
「……男物の白いワイシャツ……」
他はエプロンしか無かった。
……何で?
エプロンは論外。却下。
仕方ない。
消去法で私は、サイズ大きめの白ワイシャツを身に着ける。
暫定的にこれを着よう。
他が見つかったら即着替える!
着るものを取り敢えずゲット出来た私は、病室を出た。
外。
そこには廊下があって。
全く人気が無く。
暗かった。
……電気は
あるな。
緑の誘導灯が点いてるし。
さっきの幽霊人、ここは元の世界じゃないみたいなことを言ってたけどさ……
正直、ちょっと半信半疑だ。
私に起きた異常事態と、幽霊人でフツーでないのは分かるけど。
しかし、千晶は何処だろう……?
意識を失う直前まで一緒に居たんだし。
きっと近くにいると思うんだ。
なんとなくだけど、私には確信めいたそういう思いがあった。
油断なく視線を周囲に振りつつ、廊下を進んでいく。
そしたら
「あっ!」
居た。
進行方向に、女の子が倒れている。
青いロングブーツに、青基調の長袖ワンピース。
千晶の服装だ!
私は駆け寄る。
そして両手で揺り動かした。
「千晶! 起きて!」
すると、それはやっぱり千晶で
うう、と呻き声を漏らして。
「……ここは? 確か屋上に居たのに……先生は?」
頭を押さえ顔を振って。
千晶が目覚めてくれた。
「千晶! 良かった!」
私がそう、喜ぶと。
彼女も私に気づいてくれて
「真奈」
私の名前を呼んで
「……どうしたの、その顔。まるで上弦の参みたいな……」
私と同じ感想を口にした。
「へぇ、なるほど……起きたらそうなってたのか……」
私はそこで千晶に、ここに至るまで起きたことを説明した。
千晶は真面目に聞いてくれて。
「……とりあえず、服を探しながら外に出ましょう。話はそれからよ」
無駄に悩むことを止めて、歩き出す。
冷静だよね……
彼女らしいんだけどさ。
私はその隣に駆け寄りながら
「そうだね。さっきも言ったけど、ここは幽霊が居るみたいだから……」
他にも何かいるかもしれないから気を付けて。
そう、言おうとした。
そのときだった。
ギッ! ギィ!
マガツヒ!
喰ワセロ!
気持ち悪い声が聞こえて来た。
まるでゾンビが発したような。
そして
闇の中から、怪物たちが出て来たんだ。
紫色の肌を持った、手足がガリガリなのに異様にお腹の膨れた人影。
目玉だけが爛々と輝いて。
口には牙が生えていて。
手と足に、鋭い爪が生えている。
そんな姿で。
口から涎をダラダラと流した、2体の人型の怪物が……!
さー、次は最初のバトル。
果たして主人公はガキパトを避けられるのか?
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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