ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「私は橘千晶。こっちは親友の赤林真奈」
「よろしく」
千晶の仲魔になった天使たちに私は頭を下げた。
「では千晶様。共に創世を目指しましょう」
丁寧な口調になった赤い天使……パワー。
「パワー、私たちはこの品川にチカラがあると聞いて来たのだけど」
自分に従う仲魔に、いきなりなのにスムーズに主人として振舞う千晶。
……直接契約ははじめてのはずなんだけど、この辺やっぱ生まれだなぁ。
「それはどういった目的で求められているのでしょうか?」
「マントラ軍の鬼神トールを上回る力を示すためのチカラよ」
戦うための力。
今、求めているのはそれだ。
「なるほど」
パワーは思案し。
「そういうことならば……」
こちらへ。
そう続きそうな雰囲気を出して言ったとき。
「天使様! 我々を見捨てられるのですか?」
……思念体たちが声を上げて来た。
「自分の不遇を嘆く自由がない世界なんて!」
「救っていただくという約束は!?」
「我々はずっと戒律を守って来たのですよ!?」
「その世界には、メシア教徒であることの優位性が無いです!」
やいのやいの。
騒ぎまくってる。
パワーは
「見捨てるとか見捨てないとか、何を低次元なことを言っているのだ。嘆かわしい」
思念体たちに語り掛ける。
「自分が救われることばかりに囚われるな。世界が美しくなることを何故喜べないのか」
そこにアークエンジェルも参戦する。
「世界はお前たちのためだけにあるわけでは無いのだぞ」
この場にいる、上位の天使たち2体。
その言葉に
「そんな! 約束が違う!」
「でも私たちは!」
「でも、それじゃ私たちがずっと信仰して来た意味が!」
「でも! でも!」
……ああ、千晶が髪の毛弄ってる。
イライラしてるんだろうなぁ。
そう、思っていたら
パワーがいきなり、思念体たちを槍で突いたんだ。
ヒャアアアア!
悲鳴と共に。
貫かれた思念体たちが破裂し、マガツヒに変化する。
そしてパワーはそれを吸い込んで。
言った。
「……メシア教など、世界に神の意志を広め
……ちょっと!
それはさすがに無いんじゃないか、と思った私は
「こ……」
殺すなんて酷い!
そう、言おうとした。
だけど
「パワー。こいつらを殺せとはまだ言ってないわ」
千晶が先に口を開いた。
「申し訳ありません千晶様。ご不快なご様子でしたので、その聖慮を実行したつもりだったのですが……」
千晶の言葉に、膝を折って控えるパワー。
そんなパワーに
「……そういうのは良いわ。私は察しろなんて言わない」
千晶は冷めた表情でそう返し。
いきなり天使に仲間を殺されたショックで沈黙。
すっかり静かになった思念体たちに視線を向け
「……そういうわけだから。メシア教徒だけが幸せになれる世界の到来は諦めるのね。私の啓き創世する世界では、あなたたちのような何もしないで自分の幸せだけを祈り続けているクズは生きていけないから。死なないように頑張りなさい」
そう、宣言し。
「こちらへ。千晶様。真奈様」
パワーの案内で歩き出したら。
それきり、思念体たちへの興味を無くしたのか。
……振り返らず、歩いて行ったんだ。
天使は躊躇いなくやるでしょ。こーゆーとき。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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