ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
何なのこれ!?
なんか、地獄絵巻で見た、餓鬼に似てるけど!?
餓鬼なの!?
でも一目で確実に分かることがある。
それは。
これは危険なものだ、ってこと。
「真奈、下がって!」
千晶が前に出る。
千晶は家の方針で、色々やってるから。
お稽古事。
でも、その声には緊張感が溢れてる。
千晶も危機意識を持ってるみたい。
当たり前かもしれないけど。
マガツヒィ!
すると、その餓鬼っぽい何かは千晶に飛び掛かって来た。
鋭い爪が生えた手を振り上げながら。
千晶は逃げない。
真剣な目で、その手を見ていた。
そして
「セイッ!」
理解できない動き。
動きがスムーズで、瞬時なので分からない。
小手返しって言うらしいけど。
千晶は合気道をやっている。
実力はどの程度なのか分かんないけど
中学のとき、運悪く性質の悪いナンパに引っ掛かったときがあって。
千晶が相手にしなかったもんだから、怒ったその男の人に掴み掛られたとき。
気が付いたら男の人が一回転してアスファルトに転がされていた。
だからまあ、実用レベルには強いと思う。
……小手返しを喰らった餓鬼は廊下の床に叩きつけられて
ギャッと悲鳴を上げた。
……効いてる!
だけど
餓鬼を小手返しで投げた千晶の背後から。
もう1体の餓鬼が爪を振り上げて襲い掛かって来る!
危ない!
「千晶!」
私は千晶と餓鬼の間に割り込み、反射的にグーパンを餓鬼の頭に叩き込んだんだ。
すると
ギアアアア!
餓鬼が吹っ飛び、壁に叩きつけられ、動かなくなってしまった。
え……? と思った。
私、別に千晶みたいに格闘技なんてしてないのに。
餓鬼を1発でKOしてしまった……?
どういうこと……?
「真奈?」
千晶も驚いて、ポカーンと硬直してた。
私、運動は苦手では無いけど、殴り合いの喧嘩なんてしたことないのに。
私も混乱して
「ど、どーなってんの? 千晶……」
そう語り掛けようとしたときだ。
私は見てしまった。
千晶が小手返しで投げた餓鬼が、投げのダメージから回復して起き上がって来るところを
千晶は気づいてない。
まずい……!
私は全力で走り、千晶をその場から突き飛ばし、餓鬼の攻撃から逃れさせ
その場に無防備な姿勢で停止した。
襲ってくる餓鬼は、標的を千晶から私に切り替えて、振り上げた爪を私に振り下ろして来る。
まずい。
今の状態だと、パンチを出す余裕がない……!
そのとき。
私の頭に閃くものがあった。
そうだ……火炎の息を吐けば良いんだ!
私は息を大きく吸い込み、餓鬼に向けて灼熱の火炎の息……ファイアブレスを吐き掛けた!
ギャアアアアア!!
火炎の息をまともに浴びた餓鬼はのたうち回って苦しみ。
そしてやがて動かなくなり。
私たちの見ている前で、塵になって消えて行った……
これ、何……?
私、一体何になったの……?
主人公が入れられたマガタマはマロガレでもシラヌイでもないです。
ぶっちゃけ、マガタマ入れ替えを小説に落とし込むとノイズになるので、本作マガタマ入れ替え要素はありません。ご了承を。
本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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