ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
「サカハギに会いたい?」
ピクシーの案内で、妖精王のオベロンに会った。
ここ、代々木公園はオベロン王の領土らしいし。
王様の話は聞いておくべきだよね。
オベロン王……
それは、身長が30センチくらいの赤い貴族風衣装を身に着けた美青年で。
ピクシーみたいな蝶に似た羽根を背中に生やしてて。
妖精の王様なんだなぁ、ってのは一目で分かった。
王冠も被ってるし。
「サカハギをなんとかしてくれるのであれば、助かるというものではない」
「私たちも、住民がサカハギに殺されておりまして。困っておりますの」
……その隣に、オベロン王の奥さん……多分御后様が背中の透明な虫の羽根を羽ばたかせて飛びながら合いの手。
……うん、綺麗。
身長はやっぱり30センチくらいだけど、緑色のドレスを身に着けた金髪美女。
「どこにいるんですか?」
「代々木公園奥にある、建築中の建物の工事現場だ。そこを根城にしている」
……よっぽど困ってるんだな。
ホントに即教えてくれた。
で
「サカハギを倒すつもりなら、手を貸すぞ……代々木公園の妖精王として、示しがつかんからな」
……なんと。
オベロン王も仲魔として私たちに加わってくれると言って来たんだ。
無論、快くOKさせてもらった。
工事現場。
一体、旧世界では何を作るつもりだったのかなぁ?
白い塀で囲われてて、多分探したらここに何が出来るのか書いてるプレートがあると思うんだけど。
別にそこまでして知りたいことでも無いし、私は無視した。
「サカハギはここにいる。さあ、戦闘準備だ」
オベロン王はやる気だ。
だけど……
「その前に1回話をさせて」
「むう?」
私の言葉に、オベロン王は困惑した。
そして
「サカハギを倒さない、つまり私たちとの約定を反故にするということか?」
そう、結構聞き流せないことを訊ねて来た。
慌てて
「いやいやいや、そうじゃないから」
……私は契約違反にされたらたまらないので、必死で説明。
私たちはサカハギの契約している悪魔「邪神ギリメカラ」が欲しいこと。
そしてサカハギに関しては、倒したのと同じ効果……ここから出て行って貰えば、問題ないのではないのかということ。
それを伝える。
「無論、オベロン王がサカハギの命がどうしても欲しいと仰るならしょうがありませんが」
千晶が私の説明に援護射撃をくれた。
するとオベロン王は
「……私1人でのサカハギ討伐は難しい。それができるのであれば、とうにしている。そして……」
冷静に、腕組みし
「真奈殿の仲魔としてサカハギに挑めば、私は交渉に関わる戦力として大きな意味合いがある……」
思案。
そして
「……よかろう。話し合いでの解決でも構わない」
よっしゃ!
オベロン王は居てくれた方が絶対助かるもんね!
追加で仲魔として地霊サルタヒコを召喚し、千晶の従者である天使たちと一緒に、大所帯でぞろぞろ白い塀の中に入った。
するとそこには大きな鉄骨の山があり。
そのテッペンに、居た。
腰掛けていた。
変なマネカタが。
それはマネカタのユニホームの灰色のボロギレの上に
人間の顔の皮を張り付けた服を着ているマネカタ。
……このボルテクス界には人間が基本居ないから、多分マネカタの顔の皮……
髪型も異常で、頭の右側は伸びっ放しでボサボサなのに、左側はつるつるで。
頭をセンターで、片方を剃り上げる、なんとも
これは猟奇殺人犯……
アメリカの犯罪史に名前を刻んでいそうな犯罪者の格好だ。
だけど、その眼光は
凶暴さは見て取れたけど、狂気は感じなかった。
ただ、怒っていた。
すごく
「……あなたがサカハギですか?」
私は訊ねる。
狂っているのではなく、激しく怒っている。
だったら、会話はできるかもしれない。
その望みを掛けて。
すると
「ああ……? オレ様に用事か? 女……?」
不機嫌だけど、そんな返事が返って来た。
サカハギのヘアスタイルは卍丸先輩に似てるよね。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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