ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第89話 本当に馬鹿ね

「じゃあそろそろ、はじめようか!」

 

 ミツル氏は腰のホルスターから拳銃を抜き

 

召喚(コール)!」

 

 ドンドンドンッ!

 

 3発。

 

 天に向かって撃ち出して。

 その撃ち出した弾丸が、3体の悪魔に変じて

 

 落下し、体重のありそうな巨体の悪魔は、着地するとき重い地響きを立てた。

 

 それはあのとき見た

 

 烏賊の悪魔と。

 

 蜘蛛の脚を背中から生やした白ワンピース黒髪美少女の悪魔。

 

 そして……

 

 うじゅるるる……

 

 もう1体、触手の化け物。

 

 巨大な眼球に、無数の触手が生えている。

 その姿は、一つ目の巨大な火星人。

 

 そして触手の先には、鋭い爪が生えていた。

 

「……それで召喚してたのね」

 

 千晶は冷めた声でそう一言。

 

 別に興味は無いんだけど、見て分かったことだから流れで言ったんだと思う。

 だけどミツル氏は嬉しそうに

 

「そうさ! デビライザーというタイプの悪魔召喚機の一種らしいけど、銃としても使えるんだよね! すごいと思わないか!?」

 

 そして呼び出した自分の仲魔3体を自慢げに示す。

 

 ……特に興味は無いけど。

 

 こういうの、多分男性特有の特徴なんだろうね。

 珍しい、自分のお気に入りの道具を自慢して「すごい」と言ってもらいたい。

 感心して貰いたい。

 

 私個人としては、別にそういうのは馬鹿にする気は無い。

 女性特有の特徴だってあるわけだし。

 

 ……でも

 

 この人に関しては、嫌悪感しか無いよ。

 

 正直他人なんてどうでもいいと思ってるくせに、他人からの賞賛は欲しいんだ?

 

 ……最低。

 

「ああそうなの。……でも、正直これから倒す人の持ち物なんて特に興味無いわ!」

 

 そして千晶はそう言って、ミツル氏に突っ込んでいく。

 両手でパラシュラーマを構えながら。

 

 私もその後に、風を操り飛行して続いた。

 戦いが始まった。

 

 

 

「見下げ果てたことだけどっ!」

 

 千晶は烏賊の悪魔が触手から放射したレーザーを回避しながら言った。

 ミツル氏に。

 

「ミツルさん、あなたは努力の否定をしたいから、シジマを支持したのよねッ!?」

 

 千晶の言葉に、ミツル氏は奥で余裕を示しつつ

 

「そうさ……チマチマいじましく、上に行きたいなんて分不相応で生意気な気持ちを抱えて、努力とやらを重ねるヤツが居ない世界が欲しいから……」

 

 低いところにいる奴は、ずっとそこを這いずっていればいいんだ! 上に行って、僕より上に行くなんて許されない!

 

 そう、彼は旧世界への呪詛を吐く。

 

 ホント……救いようのない人だね。

 

 でも

 

 千晶はそれを

 

 冷笑したんだ。

 心底、可笑しそうに

 

 その嘲笑(わら)いが

 

「何が可笑しいッッ!?」

 

 逆鱗に触れたのか、ミツル氏は声を荒げた。

 

 でも、千晶はミツル氏の仲魔の攻撃を躱し。

 蜘蛛美少女を触手で殴りつけ、触手大目玉に青い火炎魔法を浴びせかけ。

 戦闘を継続しながら、まるで態度を崩さなかった。

 

 そして

 

「……シジマになれば努力をする人間が居なくなると本気で思ってるんだ? 本当に馬鹿ね。ミツルさん」

 

 そう、ミツル氏の考えを全否定したんだ。




シジマに関する千晶の見解は?

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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