ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話   作:XX(旧山川海のすけ)

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第9話 胆力が高すぎる私の親友の話

「真奈……その、ありがとう……あと」

 

 平気なの?

 

 私に突き飛ばされても、咄嗟に受け身を取って素早く身を起こしていた千晶が、私に戸惑いの声を掛ける。

 うん……そりゃま

 

 つーか、戸惑いで済んじゃうのか……

 親友の胆力スゲェ……

 

 私、火ィ吹いたんだよ?

 ブオオオオ、って。

 

 それで餓鬼を焼いた。

 

 普通じゃ無いでしょ……

 

「平気だけど……私、どうなっちゃったんだろ……?」

 

 私は自分の手を見つめて色々考える。

 そう言えば……

 

 このボルテクス界?

 この世界で目覚める前に、何か言われた気がする。

 

 あと、あの幽霊人は私のことを「女悪魔」って言ってた。

 

 あれはそういうことなのかな……?

 

「私、悪魔になっちゃったよ」

 

 思わずそう呟くと

 

「まぁ、悩むのは後にしましょう」

 

 ギアアアア!

 

 千晶が、私が殴り倒した餓鬼の前のしゃがみ込んで、餓鬼の首にナイフを突き立てていた。

 えっ

 

「そこに落ちてたわ。あなたが倒した怪物が消える前に残していったみたい」

 

 それは明らかに戦闘を意識したナイフで。

 折り畳み式の、玩具みたいなやつじゃない。

 

 攻撃用短剣(アタックナイフ)……そう呼ぶに相応しいナイフだった。

 

 それで全く躊躇いなく、気絶してた餓鬼にトドメを刺しちゃう我が親友……

 行動力と決断力、胆力がスッゲエなぁ、オイ……

 

 千晶は簡単な仕事をカタしただけのような顔で立ち上がり。

 ナイフの刃の部分をチラリと確認し。

 

 私に

 

「一応武器も手に入ったし……行きましょうか。全てはここを出て、安全が確認できてから考えましょう」

 

 そう、言ってくる。

 

 その横では。

 千晶に首を刺されて、死ぬに至ったのか。

 餓鬼が塵になって消えていく。

 

 ……まぁ、千晶の言うことはもっともだ。

 今はグダグダ考えている場合じゃ無い。

 

 まずはここを出ないと。

 

「待って千晶」

 

 私は慌てて先を急ごうとする彼女を追う。

 

 ……それにまぁ、ひょっとしたら私がこうなったのは、私たちにとってはプラスなのかもしれないよね。

 この世界には、今遭遇したような怪物がいっぱい居る可能性があると思うし。

 

 そうだったら、私はそんな化け物から、親友を護る力を得たことになる。

 

 だから……

 

 ハッピーバースデー、私。

 

 そう言わなきゃいけないのかもしれないよ。

 ……ちょっと楽観的過ぎるかな……?

 

 そんなことを考えながら、千晶と一緒に先を急ごうとしたら

 

「生きた人間じゃないか! 君らは身体を持ってるのか!?」

 

 ……突然、そんな声が聞こえて来て。

 驚いてそっちに視線を向けると……

 

 廊下の隅っこに。

 

 私が前に見たような、人相の良く分からない半透明の人影……

 

 三角座りで佇んでいる幽霊人が居たんだ。




千晶様はヨスガを拓く人なので……
この程度では動じないのです……

あと、幽鬼ガキを倒したらアタックナイフを手に入れるのは宇宙の真理です。

本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)

  • 真・女神転生if
  • 真・女神転生NINE
  • 偽典・女神転生
  • デビルサマナーシリーズ
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