ボルテクス界に投げ出された人修羅少女が、千晶様と一緒に創世を目指す話 作:XX(旧山川海のすけ)
アーリマンは解いた腕をこのタワーマンション屋上に突いて。
四つん這いの姿勢をとった。
この屋上いっぱいの大きさ……!
どこにも、私たちの逃げ場は無い……!
戦慄する私たちに
「さあ、死ぬがいい」
アーリマンの氷川氏の部分が言葉を発し
次に
「この私の前で同じ攻撃をすることを禁ずる」
そんなことを言ったんだ。
同じ攻撃をすることを禁ずる……?
敵が何を言ってるの?
これから命の取り合いをするんだよ……?
禁ずるって……
禁止しても守るわけ無いじゃん。
意味不明だ。
戸惑う。
氷川氏は、そんな意味のないことをする人間では無かったはずなのに……
これは……一体どういうこと……?
そんな風に悩み、戸惑う私を他所に
「揺さぶりかしら!? 意味不明の言葉でも、そう言っておけば躊躇いが生まれるものね!」
アーリマンの腹部から生えまくっている触手が、千晶を叩き潰そうと暴れまわってて。
それを回避しながら、千晶は叫ぶ。
私と違って千晶は揺るがなかった。
今の言葉は、混乱させようとしているんだな、って。
即断即決。
対して私は……
戸惑い、そして。
何だか嫌な予感がした。
今の氷川氏の……アーリマンの言葉はハッタリじゃ無い気がしたんだ。
だから……
「千晶!」
アーリマンの言葉、ハッタリじゃないかもしれない……
そう、伝えようとした。
そのときだ
「喰らえ! ジオだー!」
1人危なくない場所を飛んでいたピクシーが。
電撃魔法を前に突き出した両手から撃ち出して。
それをアーリマンに浴びせようとする。
狙いはアーリマンの顔部分……つまり、氷川氏の上半身部分。
だけどアーリマンは触手の1本でそれを軽々と防ぎ……
続いて
「もう1発!」
さらにピクシーが電撃魔法を使用しようとしたときだ。
氷川氏の上半身部分が輝いた。
そこから閃光が迸り、ピクシーを飲み込む。
「アアアーッ!」
ピクシーの絶叫。
そして
そのままピクシーは墜落し、この屋上のコンクリートの上に落下し、バウンドし、転がり。
うつ伏せになり、動かなくなった。
……マガツヒになってないから、死んではいないと思う。
けど……
そっか。
こうなるんだ……
同じ攻撃をすると、瀕死の一撃を自動で返される。
多分、魔術的な意味があるんじゃないかな……?
事前に「やるな」と言ったことをやったものを瀕死にする、みたいな……
それをピクシーが、身を挺して教えてくれた……!
とんでもない相手だ……!
これが「守護」なんだ……!
「千晶! アーリマンのさっきの言葉はハッタリじゃない!」
私は声を張り上げ、言い直す。
「同じ攻撃をしたら、その時点で終わるよ!」
私の言葉に、千晶の目が大きく見開かれた。
原作ゲームだと瀕死じゃ無くて即死するんだけどね。
本作を読んでいただき感謝です。
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これまで真1、真3、デビルサバイバー、ペルソナの二次創作を書いてきましたが、他にあると良いメガテン系二次は何ですか?(ちなみに次は真2で書く予定です)
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