悟空「次は、お前らの番だ。」   作:ぐぬぬです

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出逢い

歴史の授業で何度か聞いたことがある話。

 

ギリシャ神話、キリスト教、それら古来の神話に次ぐ古い伝承神話

 

それは『ドラゴンボール』またの名を『西遊記』

 

 

七つの願い玉を集めると神龍と呼ばれる龍の神様が現れ、どんな願いも叶えてくれると言われている。

 

昔の人々はそのドラゴンボールに様々な願い事を頼んだようだった。

 

 

『死者蘇生』

 

『若返り』

 

時には『強い者を求め』

 

ある時は『儀式の方法』

 

それらも聞き出したそうだ。

 

 

だが、そんな願い玉にもデメリットが存在していたようだ

 

それはドラゴンボールから出されるマイナスエネルギー‥‥‥それらが莫大に膨張した結果

邪悪龍と呼ばれる最悪な『ヴィラン』を生み出したそうだった。

 

そして、それらの邪悪龍を全て倒したとされる男

 

この神話によって古来からネットより色んな考察が飛び交っていた。

 

 

『個性というのは古来から存在していた』や

 

『昔の人間は、我々が思っているよりずっと強く、個性より肉体のほうが強い』等々‥‥‥

 

だが現代科学で結論付けられたのは、結局はどれも都市伝説の域を出ないということ。

 

そもそもの話、これも教科書に載っている神話のような話だ。

 

 

 

 

 

 

 

僕の名前は緑谷出久、

将来は雄英高校の受験をしようとも思ってるヒーローを夢見る中学生二年生だ。

 

学校も終わりその帰り道に僕は今日、歴史の授業で習った内容『ドラゴンボール』の話を聞いて少しだけ考えてしまうことがあった。

 

 

‥‥‥どんな願いでも、一つでだけ叶えてくれる‥‥

 

 

『無個性』である自分がそんな話を聞いたら願うことなんて一つに決まってる。

 

 

 

どんな個性でもいい。

 

 

僕に、個性を下さい。

 

 

そう願うに決まってる。

 

 

 

でも結局は、それもこれも神話のお話

 

 

「‥‥そんな漫画みたいな展開、あるわけないもんね‥‥」

 

 

僕はヒーローになりたい。

 

けれど‥‥ヒーローになるにしても僕は無個性だ。

 

無個性でも、ヒーローになれるのだろうか‥‥

 

 

 

そんな不安が僕を再び押し潰そうとしてくる。

 

 

それに追い打ちを掛けるように幼馴染であるかっちゃんの言葉が脳裏に響く

 

『無個性なテメェに何ができんだァッ!?』

 

 

‥‥‥それでも僕だって‥‥‥‥ヒーローに‥‥‥

 

 

俯きながら歩いていると、どうやら歩行人の人とぶつかってしまったようで僕は後ろへ転んで仰け反ってしまう

 

 

「ご‥‥ごめんなさい‥‥」

 

 

 

僕はぶつかった歩行人の顔を見ず、謝罪をした。

 

ぶつかった人によっては怒られていたのかもしれないし、人によっては何もせず無視されていたかもしれない。

 

 

 

 

 

「大丈夫か?」

 

 

 

この人は、優しく僕に手を差し伸べてくれた。

 

 

これが、僕とこの人との出逢い‥‥

 

 

これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語

 

そしてこのお話は、そんな僕を支えて育ててくれた『不思議なおじさんとの物語だ。』

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