No.1ヒーローことオールマイト、本名八木俊典は緑谷出久の修業を近くで眺めていた
彼は、その『高レベルな修業』に驚きを隠せずにいる
「拳のキレが落ちてきてるぞ!!気をしっかりコントロールして力を引き出せ!!」
「は、はい!!!」
この孫悟空という男性が緑谷出久の言う師匠らしく、彼らは『この数時間朝から昼までぶっ通しで』組手を繰り返しているらしい
「(凄いな‥‥‥‥まるでプロ同士‥‥いや、二人ともプロ以上の動きだ‥‥)」
それこそ格闘家顔負けのレベルの高さだった。
更に驚いたのは緑谷少年は段々と動きのキレが良くなり綺麗に決まったと思った一撃が所々見えた‥‥はずなのだが
悟空さんはそれすらも簡単にいなしてみせたのだ
武術に関してはほとんど素人だ
だが、これでも私は様々なヴィランと闘ってきた。
『強者の気配』というのは読み取れる
断言できるのは、この悟空という男性は『異次元』だということ
そんな彼に疑問を抱きながら、休憩に入ってる緑谷少年に話しかける
「おつかれ様、緑谷少年。毎日これをしているのかい?」
「はい!最近は体力が付いてきたので日によっては半日くらい相手してもらってます!」
さらっととんでもないことを口にした彼に戸惑いながらも、私は緑谷少年に質問を投げかける
「緑谷少年。『例の話』決めてくれたかな?」
「‥‥‥もう少しだけ‥‥時間をくれませんか?」
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オールマイトがヒーロー活動で居なくなった後、気のコントロールを重心に置いた修業中に悟空さんが質問してきた
「おっちゃんが言ってたやつ、ちゃんと決めたんか?」
「‥‥‥いえ、‥‥まだです‥‥」
先程から上がってるこの話の内容‥‥それはオールマイトの個性である『OFA』という個性を受け継いでくれないかというものだった。
その提案を受けた時は驚きよりも『オールマイトに認められた』という喜びのほうが大きかったし、正直受け継いでみたいという気持ちもある。
「なら、なんでそんな迷ってんだ?」
「それは‥‥‥僕よりも、もっと適任な後継者がいるんじゃないかって‥‥‥思って‥‥‥」
僕は確かに、オールマイトをも超える最高かつ最強のヒーローになることを目指してる‥‥‥
でも、オールマイトの後継者となると話は少し違ってくる。
『僕なんかでいいのか』と、そんな不安や疑問が脳裏に残り続ける
「オメェ、そんなことで悩んでたんか?」
「‥‥‥‥え?」
「いいか?オメェはNo.1ヒーローのおっちゃんに認められたんだ。
誰でも良いってワケじゃねえ
『出久だから認められたんだ』。」
「‥‥‥僕‥‥‥だから‥‥‥」
「オラはオメェ以上のおっちゃんの後継者はいねえと思うぞ。
なんてったってオラの弟子だかんな!」
どこか誇らしく笑顔で言う悟空さんにこちらまで嬉しくなる
言われてみればそうだ。
僕は悟空さんに鍛えてもらってるんだ。
自信を持たないでどうするんだ。
「それに、オラにも負けねえくらい強くなんだろ?」
何処か期待の眼差しを向けてくる。
僕はその言葉でハッとさせられた気がした。
「‥‥‥‥決めました!」
僕は決意を固めた。
"夢"を追い掛け、"憧れ"を追い抜く覚悟と共に。
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「わざわざすまないね、時間を取らせてしまって。」
「別に大丈夫だぞ。そんでおっちゃん、話ってなんだ?」
緑谷少年の師匠である孫悟空という男性、この人が一体何者なのか。
それはこの際どうでもいいだろう。
「‥‥貴方は、ヒーローになる気は無いのかい?」
「無いなあ。オラはそのヒーローちゅうのにはなる気は一切無いぞ」
「‥‥その力を巨悪を挫く為に使ってくれ‥‥と言ってもかい?」
「あぁ。」
「‥‥私は、この辺の学校で教師になるんだ。君も一緒に‥‥‥と言ってもかい?」
「あぁ、それも結局オラも闘うことになるだろうからな」
私からの質問の答えは全て『No』だった。
緑谷少年の言うように、彼は『強い者と闘うことだけに重きを置いてるようだった』
しかし、私はどうも『そうは思えなかった』
「‥‥‥これは私のカンでしかないけれど、君と私は『どこか似ている』ような気がしてならないんだ。
平和を守ってきた者同士‥‥‥と言うのかね。
何か、巨大な‥‥『悪を倒してきた』ような‥‥そんな同類な感じを‥‥‥」
憶測でしかない。
私のカンでしかない。
それでも、何故か
何故かこの考えにはどこか、『確信めいた』ものを感じるんだ
私の想いが伝わったのか分からない。
それでも、彼はしっかりと聞いた上で答えてくれた
「オラの番は終わったんだ。」
「おっちゃんの言いたいこと、それもよく分かるさ。
けんど、いつまで経っても『同じ奴が守ってちゃ意味がねえ』
次の奴らに託さねえと『時代は進まねえ』」
「おっちゃん。『今はお前らの番だ』。
そうだろ?」
彼が何者なのか、私は少し分かったような気がする。
そうだ。その通りだ。
『次に‥‥次の世代にバトンを渡さなければ』
新たな象徴を。
新たな時代を。
「悟空さんって、もしかして私や緑谷少年が思ってる以上に凄い人だったりする?」
そう聞くと悟空さんは少しニヤリとした後、自慢気に答える。
「『一応、神様にはこの宇宙で一番強えって言われてるぞ?』」
「HAHAHA!!貴方が言うとどうも冗談に聞こえないね!!」
さて、改めて言っておこうと思う。
この物語は、緑谷少年が
私をも超えるような最高のヒーローになり
『最強のヒーローになるまでの物語だ』と。
描けてませんがオールマイトの怪我とかのやり取りは終えてる状態です
ラスボスや終わらせ方はもう既に決めてはあります
上手く最後まで書き切れるように頑張りたいですね
戦闘力数値(作者の推定)
原作 出久OFA100%瞬間戦闘力 →約150
爆豪 ヒーロースーツ時→約70
轟焦凍 冷のみ→約80
両方使用時(体育祭)→約150以上(?)