ギフテッドの箱庭   作:OK男爵

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今回は短め
話展開するんムズい


0-11 「残された想い」

 

 

「レナッ!!!」

手紙に書かれてた山に急いで向かって、レナを探してたらかなり時間がかかったけど、見つかって良かった!早く、レナのところへ……

 

「レナ!大丈夫!?…………レナ?」

レナの所へ向かう間に、何度かレナを呼んでみるが、返事は無い。

 

 

「……ハァ、ハァ。ようやく着いた!

レナ、しっかり!……………え」

 

 

レナの脈も、心臓の鼓動も、なかった。

まるで、もう死んでいるような───

 

「……ははっ、ビックリさせないでよ〜!!

ほら、早く起きてよ。……ねぇってば。」

 

 

嘘だ。レナが死ぬわけない。

きっと、なんでもないように起き上がって、そのまま2人で帰って。夜ご飯をミラナとレイと一緒に4人で食べて。

 

そうして、また変わらない明日が来て───

 

 

「……嫌だ、嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだ!!

レナ!なんで………なんでぇ………!」

 

 

受け入れられない。受け入れたくない。

 

 

神様、なんで。

あなたはボクらの未来すら、奪ってしまうのですか──

 

 

あ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

 

ミライは、残っていた周囲の毒を吸い込み、眼から血を流しているのにも気づかず、自分とレナの未来の終わりに、慟哭するほかに、なかった───

 

 

~ ~ ~

 

 

「女だけでなく、彼も死んでしまったか。

 

……素晴らしい。あぁ、素晴らしい!

これで、私の元に2つの能力(ギフト)が還ってくる。ありがとう、2人共。全ては、私の未来のために……!」

 

男は1人、妖しく嗤う───

 

 

 

~ ~ ~

 

 

「…………」

レナが死んだ。

ついこの間までこの家にあった活気も、レナの姿も、何もかも奪われてしまった。

 

「……ミラナ、レイ。」

傍には、ミラナとレイが眠っている。

 

2人にとっても、母親がいなくなってしまったんだ……

辛い道を歩ませてしまう。

 

「──ああ〜。」

「……ミラナ、起きたのか。……………は?」

 

 

 

 

起きたミラナは、自分の体から蔦のようなものを伸ばして遊んでいた。

………これは、能力(ギフト)

 

「……もしかして、レナが受けた実験って遺伝子操作の類だったのか?なら、変異した遺伝子が子供にも受け継がれたのも、頷ける……」

 

──私の子どもだから、私みたいな力持って生まれてきたら、きっと苦しむと思う。──

 

──家族だけは、何があっても守れ。──

 

 

こんなボクに、レナも守れなかったボクに、もう生きる意味なんて──そんな馬鹿なことを一瞬でも考えた自分を殴りたい。

 

まだ、守らないといけないものは残ってる。レナが、残してくれた想い(希望)が───

 

「……2人は、何があっても、守る。

それこそ、ボクが今、唯一為さなければならないことだ………!」

 

 

 

 

 

 

 

~ ~ ~

時は流れ、10年後。

 

「いや〜、クレイさんっていつも優しいね!今日もこんなに食材貰っちゃったね!これだけあったら父さんも喜ぶよ、ね!レイ!」

「はしゃぎ過ぎだ、ミラナ。さっさと帰らないと、父さんがうっかり死んでてもおかしくない。」

「ちょっとレイ、そんな縁起の悪いこと言わないで!でもそうね、早く帰って夜ご飯の準備を始めよう!」

 

新しい世代は、動き出そうとしていた。

 

 

 

 

 




次回、0章最終話 「未来へ」
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