ギフテッドの箱庭   作:OK男爵

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急いで作った
今日中に3話目無理かなぁ……


1-2 「襲撃」

謎の青年から、忠告を受けた日の帰り道。

久遠は、青年から言われた言葉を反芻していた。

 

(あいつ、力を使うなって言ってたよな。

確かに、こんな力持ってるやつ、他に見た事ねぇ。でも、そんなに危ないもんかよ、あれ。)

 

(それに、いつ使ったかなんて分かるもんか?熱心なストーカじゃあるまいし。

あと、気になることもある。昼休み、あいつは会った時も消えた時も突然だった。しかも、周りの生徒はずっといたっぽいし……あいつも俺みたいに変な能力持ってる可能性があるんだよなぁ………)

 

「………はぁ。考えてても分かんねえな。

ここはあいつの忠告通り、力はなるべく使わない方針で………「うわぁぁぁぁぁぁん!!!」……なんだ?」

 

 

今の状況に結論をつけようと思った久遠だが、そこに子供の泣き声が聞こえ、とりあえず声が聞こえた方へ向かうことにした。

 

向かった先は公園で、泣いている子供が7.8mはある木を見上げていた。

 

 

「……木の枝の先に風船が絡まっちまって取れないと。なんともベタな状況だよ。」

 

「うえぇぇぇぇぇぇん!」

「あぁもう泣くな!風船の所までめちゃくちゃ高いしあれは取れねえよ!ただの風船だろ?また新しいの親に買ってもらえ!」

 

「うぅっ、グスッ………あの風船がいい!あの風船じゃなきゃ嫌だ!」

 

 

(……はぁ、なんであんな風船ひとつに拘るんだよ。

…………でもまぁ、ガキのちっちゃな願い叶えてやるだけなら、アレ、使ってもいいよな?うん、使っていいに決まってる!)

 

 

泣き続けている子供に情が湧いたのか、久遠は能力を使い、風船が絡まってる枝までジャンプし、その枝をポッキリと折った。

 

「──よっと。ほらガキ、風船だ。もう離すなよ?」

 

「……えぇ!?ありがとうお兄さん!でも、なんであんなに跳べるの?お兄さんってテレビのヒーローなの?」

 

「ん〜まぁ、そんなところだ。そろそろ暗くなるし、気をつけて帰れよ〜。」

 

「………うん!ありがとうお兄さん!じゃあねー!」

 

そういうと子供は、足早に家へと帰っていった。

 

(あのガキ、泣き止むの一瞬だったな……まぁあの歳ならものに釣られるのはどこも一緒か。

……まぁ笑顔なら、それに越したことはねえよな!)

 

「っぱ、いいことすると気分がいいなぁ!

──てかもう5時半か、壮馬待たせるのもあれだし、さっさと帰るか──

 

能力(ギフト)を使ったな。忠告はしたぜ?俺は。」

 

「!!!ッッッてめぇは!」

 

「よぉ、約束破りの能無し。改めて自己紹介といこうか。」

 

 

「俺の名前は藤ノ尾(ふじのお) (かない)。お前を箱庭(・・)に連れていく。」

 

「覚悟しろ、平宮 久遠。悪いが俺は、ガチでエグいぜ?」

 

 

 

 

 




次回「隠影」
▶次回タイトル、修正しました。◀
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