ギフテッドの箱庭   作:OK男爵

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ナレーションみたいなのどこに入れればいいかいまいちわからん


1-6 「教えて!癒羽ちゃん教室」

「沢之鷹 癒羽……いや、名前はわかったけど……結局あんたが何者か、ここがどこなのか、なんで俺がここに……ちゃんと説明してくれるんだよなぁ?」

 

 

「はいはい、焦んないでよ。心配しなくても全部説明したげるよ〜。まず、ここがどこかについて話そうかな。」

 

混乱が収まらない久遠のために、、癒羽が話し始める。

 

「コホン、ここは『箱庭』。世界中の能力者(ギフテッド)が集められた、教育機関………になるのかなぁ?」

「なんでそこで疑問形なんだよ…」

 

「色々複雑なんだよ、ここ。まぁとにかく重要なのは、君は理事長の推薦でここに転入することになったのだ!ってこと。あ、ちなみに私もここの学生だよ。ピカピカの高校1年生!聞いたところ、君と同い年かな?」

 

「……推薦?あのおっさんの?ふざけんな!俺は承諾してねえぞ!それに親にはなんて言ってんだよ!」

勝手に推薦されて憤る久遠。だが、癒羽はそんな久遠にさらに説明する。

 

「親に関しては大丈夫だと思うよ?叶くんが上手く隠してるだろうし、支障は出ないんじゃないかな。」

「……隠す?確かにあいつは姿消せるし、認識もできなくなるけど、それでどうやって……」

「あ〜、叶くんの陰影(ハイド)が隠せるのは自分の姿や存在だけじゃないんだよね。他人の記憶の一部とか、そういうのにも使えるの。

彼の[隠す]って、イメージとしてはものに布を掛けて見えなくしちゃう感じ。だから人の記憶に布を掛けてそのまま忘れさせることもできるって言ってた。ほんとチートだよね〜、ちょっと嫉妬しちゃう。」

 

「ほんとにチートじゃねえか!俺そんな奴と戦ってたのかよ………」

「本当だよ!しかも勝っちゃったなんて聞いて、ビックリしたんだよ!一体どうやったのか聞きたいけど……ま、そこはいいや。

それよりも話を戻すけど、確かに君は不本意な形でここに連れてこられたのかもしれないけどさ、結構大事なことなんだよ?なんせここは能力者(ギフテッド)のための施設。そういう人たちは、自分の力を理解して、制御することは必要だしね。それに、ずっとここにいろってわけじゃない。条件さえ満たせば理事長から卒業の許しを得られるんだよ!」

 

 

「卒業!ほんとか?一体どうやったら卒業出来る!教えてくれ!一刻も早くこんなところ……!」

 

 

「あーあー落ち着いて!気持ちは痛いほど分かるし焦るのも理解できるけど、話を最後まで聞いて!今からちゃんと話すから!」

「ぐ……す、すまん……。」

卒業出来ると聞き、興奮した様子で癒羽に詰め寄る久遠だったが、冷静になり、詳細を聞こうとする。

 

「まぁ落ち着きなよ。人間いつだって冷静な奴こそ最後に笑うんだよ。

んで、卒業の方法だったね。この『箱庭』の中で能力(ギフト)を使いこなして、理事長に認められること!」

「…詳しく頼む。」

「ハイハイ★とりあえず、スマホ出して。そこに、『箱庭BOX』とかいうアプリがインストールされてると思うから、開いてみて。そこにデカデカと数字が書かれてるんじゃない?」

「……うわマジだ。一体いつの間に……ああ、確かに[0]って表記されてるな。」

「それこそ卒業のキーになる『Gポイント』!そのポイントを100まで貯めればいいの、簡単そうでしょ?」

 

「…貯め方によるな。癒羽、このポイントはどうやったら貯まるんだ?」

「……流れるように名前で呼ぶね。まぁいいけど。

ポイントの貯め方?それはね……」

 

 

「他の能力者(ギフテッド)と戦って勝つこと。ヒュー、シンプル〜★」

 

 

 

「……戦う、だと?それは随分と、物騒すぎやしないか?」

「まぁ戦うって言っても、命を懸けた殺し合い!っとかではないよ?教師の立ち会いの元で、お互い合意のルールで競い合う、て感じかな。」

「ここには教師もいるのか……また聞きたいことが増えたが、まぁ今はいい。つまり、ここで他のやつに勝っていけば、卒業出来るってことだな?」

「まぁ他にも細かいルールはあるけど、概ねそれで正しいよ。……そんなに卒業したいんだ?」

 

 

「当たり前だ!友達だって、家族だって置いてきてるんだ!今だって帰りたくて仕方ねぇよ!」

そう言う久遠の表情には、寂しさが隠しきれていなかった。

 

 

「……………ふーん。───ねぇ。」

「ん?なんだ?」

 

「──平宮 久遠君。私と、組まない?」




次回、「共闘同盟」
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