ギフテッドの箱庭   作:OK男爵

4 / 19
初投稿初投稿 H・T・K
書き溜めるだァ?出来たら即、投稿!これが正義よォ!


0-4 「Chimera」

~ ~ ~

 

「視認した生物の力を使える?」

「そ。肉眼で見た生物の特徴の一部を身体に反映させられる。同時に発現できる生物の種類は5種類までだけどね。まぁつまるところクソキモキメラになる力ってわけ。」

「能力全部乗せ!全男子の夢じゃん!」

「だから全部じゃないって!あんたほんとに精神ガキね……。」

 

~ ~ ~

 

人を容易く殺すクマの腕

素早く空を飛び回り、獲物を逃がさないワシの翼と足

全てを置き去りにして走るチーターの足

そして、ーーん?あれはーー

 

「1km先の目標に命中!」

「よし。よくやった。これで何事もなく倒れてくれるといいが。……ん?あれは」

 

 

ゴキブリ(あのクソ害虫)の再生力、と。ほんとロクでもない力ね、これ。」

 

 

ひいぃ!ミサイルを受けて死んでいないだと!バ、バケモノめ!」

「…ふむ。」

「ど、どうしましょうロヴァン大将!このままでは我の隊は完全に壊滅です!」

「……ここが死地になるやもしれんな。」

 

~~ 三人称視点 ~~

 

レナが暴れ始めたのと同時刻、ミライは窮地に立たされていた

(いや〜キツイ!これ生きて帰れるかなぁ?)

と、内心では余裕ぶっているが、敵からの攻撃を避けるので精一杯で、彼の体力はもう尽きようとしていた

(でも、レナが帰りを待っててくれてる!それだけで力が湧いてくる!…よし!突撃しよう!)

 

こうして、ミライの決死の特攻が始まった。

 

 

(やばい。ミスった。)

.結果から言うと、突撃は失敗に終わった。

開始早々腕を撃たれ、兵士一人も倒せないままのこのこと逃げ帰って隠れていた

(あ〜、ボクも終わりかなぁ。レナにお別れしておきたかったなぁ。)

そんなことを内心で思いながら、諦念を浮かべるミライ。

 

その時だった。

 

うわぁぁ!て、敵襲!敵襲!後方から1人!例の人間兵器と思われます!」

 

(ん?何だ?人間兵器?もしかして…)

突然の出来事に驚き、慌てて敵の方を見るミライ。するとそこには……

 

「ミライ〜!どこにいるの〜!いたら返事〜!」

 

レナッ!?

「ん?…あっ!ミライ!良かった生きてて!死んでたらどうしようかって!」

「いや、それよりも、何で、ここに」

「はぁ?そんなの決まってるでしょ?」

 

助けに来たのよ

 

「……ハハッ。ホントレナには敵わないな。」

「あら?いつもの元気さはどこへ行ったの?らしくないわね。」

「そりゃあボクだって疲れてるんだよ…。命繋ぐのに必死だったんだからさ。」

 

 

「ご歓談中失礼。君が例の人間兵器、『ギフテッド001』でよろしいかね?」

「…まだクソ野郎が残ってたの?目に見える分は殺しきったと思っていたけど。」

「私はここの隊を任されていた者だ。正直言って君に勝てる見込みはほとんどないが、私も国に忠誠を誓った内の1人。最期まで、この命を使って見せよう。」

「そ。よくわかんないけど、それが最後の言葉でいい?」

 

「ロヴァン・ヘルダン。その命、貰い受ける。」

「平宮 レナ。死ね。」

 

戦いの火蓋は切って落とされた




次回、「せいぜい恨め」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。