「………んっ、んん…ん?ここは?」
ミライが目を覚ますと、ベッドの上だった
(見る感じ兵士用の宿舎か、避難所ってところかな?
でもなんで?……あ、そっか、あの戦いは勝ったのか)
そんな感じで色々状況を整理していると、部屋の扉が開き、人が一人入ってくる
最愛の人が
「あっ、ようやく起きたの?はぁ、心配させないでよ、ホントに。」
「レ、レナ!ボク"も”会いたかったよ〜!」
「はぁ?私は別に一言も『会いたかった』なんて言ってないわよ!一緒にしないで!」
「うんうん、いつものレナ節だなぁ〜!恥ずかしがってるのも可愛い!最高!」
「これ以上イジったら潰す」
「ハイ」
こうして、再会を果たしたミライとレナ
ミライは、ずっと気になっていたことを聞く
「…そうだレナ。ボクがどれだけ眠ってたかは知らないけど、戦争はどうなったの?もしかして、こうしてる間にも次なる戦いが!?」
「あ、そのことについては心配しなくていいわよ。戦争はもう終わったから。」
「……へ?」
蓬けるミライに向けて、レナはミライが倒れたあとのことを話す
「まず最初の疑問についてだけど、あなたがグースカ寝ていたのはまる2日。んでその間に敵方から降伏の意が告げられたの。私の戦いぶりを見て、これ以上は無駄だ、っておもったんじゃない?まぁ私はあんたを助けるために暴れてただけだから、偶々なんだけどね。」
「………そっか。戦争、終わったんだ。」
「不思議なもんよね。戦争中はもう全部憎かったのに、今はなんか、興味がない?っていうか、燃え尽きた〜!っていうか。」
「そうだね。まぁボクはまだ戦争が終わった実感が無いだけかもしれないけど。」
「そりゃあ寝てたんだからね。ま、後々遅れて心にやってくるんじゃない?実感ってやつも」
「……ねぇ。レナ、
「言わなくてもわかるわよ。家に帰りたい!、でしょ?」
「おぉ、さすがボクのレナ。テレパシーが伝わってくれて何よりだよ。」
「ハイハイ良かったですね〜。…私も同じこと、考えてたし。
あんたの怪我が治りきったら、帰ろっか。」
「うん!帰ろう、2人で!」
戦争が終わり、レナとミライは無事、元の生活に戻ることが出来た
めでたしめでたし
(いやいやまだ終わらないよ!?勝手に終わらせないで!)
そんなこんなで、1ヶ月後
「レナ〜、今日のお昼御飯何がいい〜?」
「ハンバーグ。」
「りょーかい!腕によりをかけて作っちゃうよ〜!」
レナとミライは平和な毎日を送っていた
だがミライは、あることに悩まされていた
(……レナと、結婚したい)
そう!レナとの関係である!
(戦争も終わって平和になったんだから、そろそろレナといい感じの関係になりたいなぁ〜。恋人とか〜夫婦とか!
…てゆーか、レナはひとりで安定した生活送れるようになったらこの家から出るって言ってたよね。ってことは、早めに告白しとかないと!つで、でもでも、もし万が一レナに振られたらボク心折れちゃう!それは嫌だ!)
そう、この男 普段は調子良く饒舌を繰り出すような男だが、こういう大事なときに奥手になってしまう、所謂ビビりなのだった
とはいえ、彼も漢
(……でも、やらない告白よりやる告白!今こそ見せるしかない!ボクの、ミライっていう男の、魂を!)
覚悟を決めて、ある意味戦争より重い戦いを始めようとしていた
「ねぇ、ハンバーグまだ?」
「あっ、ごめんなさい」
「……ようやく戦争が終わったか。」
「えぇ、総理。本当に長い戦いでしたね。」
「それに、まさか『人間兵器』も戦いに参加するとは。あの計画も無駄ではなかったということか。」
「はい。此度の戦争、我々の勝利の決めてとなったのも彼女の力でしたしね。」
「だが、戦争も終わった今、奴の力は危険すぎる。
我々への反乱も考えると、奴は生かしておけないな。」
「ですが、奴は高い再生力も持っています。一体どうやって殺すと……」
「確かに奴は不死身で、最強ともいえる力を持っている、まさしく化け物だ。
ならば、こちらも化け物になればいい。
なぁ、君はこの国に、ワタシに命を使えるかね?」
「……御命令とあらば。」
人の悪意の奔流は、終わることは無い
次回、「成就」