ランペイジ・バレット ~ソシャゲみたいな世界に転生した俺が必死で生き抜いていく話~ 作:捻れ骨子
1
銃を構えたまま小走りで動く。
所謂CARシステムのエクステンデッドという構えを少し崩した形で銃を保持。入り組んだ路地を迷い無く進む。
(分かりにくいところに
ダンジョンからそう離れていない地域だ。多分
(右に二人、左に三人か)
増強した感覚が、待ち伏せている存在の気配を捕らえた。挟み打ちをするつもりなのだろう。待ち伏せができると言うことは、
それはともかく、今は立ち塞がる連中をどうにかすることが先決。俺は増強を五感特化から身体能力向上に切り替えた。そのまま狭い路地のあちこちにある出っ張りや何やらを利用して
落下しながらまずは右の二人に銃弾を叩き込む。このような不意打ちは警戒していなかったのだろう、あっさりと二人は倒れ、それを確認するより先に反対側の三人に撃ち込む。
二人は仕留めた。だがその後方にいた一人は最初の銃撃で状況を理解したらしく、素早く下がって銃撃を避けた。
そこで俺は着地。左腕で頭部をガードしつつ最後の一人に銃を向けーー
間髪入れず、ナイフが喉笛を掻っ切る。悲鳴を上げる暇もなく、最後の一人は崩れ落ちた。その後に暗闇から染み出すように現れたのは、艶やかなロングヘアをもち、前髪で軽く片目が隠れた美少女と美女の中間くらいの人物。どこかの制服にも見えるブレザーとプリーツスカートには返り血の一つもついていない。
『……あんたか。助かった』
そう声をかければ、彼女は胡乱げな目でこちらを見る。
『十分対処できたでしょうに。嫌味?』
そういうことを言わなきゃ気が済まん質なのかね。俺は内心で苦笑しながら答えた。
『弾を1発無駄遣いせんですんだってことさ』
言ってから襲撃者の死体を調べる。見てみれば、揃いも揃って白目をむき、口の端から泡を吹いていた跡がある。……これは死んでからのものじゃないな。
「薬物か、洗脳系のテックを使われてたなこれは。『お前さん見覚えとかある? こういうの』
『鉄砲玉にはよくいたわよ、そういうの。薬もテックも両方』
どこの国も鉄砲玉は似たようなもんか。俺は鼻を鳴らして、死体をあさることにした。
『何してんのよ』
『多分長丁場になるからな。
襲撃者たちの銃を拾い、使えそうなものとマガジンを拝借する。マカロフのコピー品か。サブマシンガン以上のものを持たされていないのは、あまり複雑な判断ができないからだろう。ともかく一度マガジンを抜き作動を確認。グリップにマガジンを叩き込んでスライド。チャンバーチェックを行ってからセーフティをかけ後ろ腰のベルトに差し込む。回収したマガジンは同じくベルトに差し込んだりポケットに突っ込んだ。
『それじゃ行こうか。早いとこ味方に合流せんとな』
『私たちよりよほど悪党してない貴方?』
呆れたように言う彼女は、己につけられた
さて今回は一段と面白くしてくれる。俺はこれまでのことを思い返していた。
新たなキャラの登場か?(白々)