キヴォトスに派遣したら先生になった件   作:元SEALs隊員

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2.連邦生徒会

出発から30分経ち連邦生徒会に到着した。

中には俺だけ入り他の隊員は外で待機している。

七神行政官と共にエレベーターに乗り上に上がった。

 

リン

「改めましてキヴォトスにようこそ先生。わかっていると思いますがキヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です」

 

「まあ、資料とかで読んだからね」

 

リン

「最初は不安かと思いますが先生なら、それほど心配しなくてもいいでしょう。あの連邦生徒会長が、お選びになった方ですからね。それは後でゆっくり説明することにして」

 

 

ピンポーン

 

エレベーターが目的の階に到着した音が鳴り扉が開いた。

 

 

 

 

 

レセプションルーム

 

扉が開き降りた先は数人の女性がざわついていた。

 

青髪の女の子

「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」

 

降りてきた俺らを見つけたのか青髪の女の子が詰めよってきた。

 

青髪の女の子

「うん?隣の大人の方は?」

 

黒髪の女の子

「主席行政官。お待ちしておりました」

 

クリーム色の女の子

「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています」

 

青髪の女の子に続いて黒髪ロングで黒のセーラー服となぜか黒い翼が生えてる女の子とメガネでクリーム色のツインテールで風紀委員の腕章を付けてる女の子も詰め寄ってきた。

 

リン

「あぁ・・・面倒な人たちに捕まってしまいましたね」

 

なんか七神行政官の顔が「めんどくさい」って顔になってる。

 

リン

「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余している皆さん。こんな暇そ・・・大事な方々がここを訪ねてきた理由は、よく分かっています。今、学園都市に起きてる混乱の責任を問うために・・・でしょう?」

 

何か行政官の顔がおかしい・・・おそらく何回も彼女達が訪ねてきてめんどくさくなったんじゃないの?

 

青髪の女の子

「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!数千もの学園自治区が混乱に陥ってるのよ!この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」

 

え?それヤバくない?うちは一応電力は日本からだから大丈夫だけど。

 

クリーム色の女の子

「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱走したという情報もありました」

 

いや、ヤバいじゃん。警察は何してんの?

 

銀髪の女の子

「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています」

 

うん、うちのパトロールや基地を襲うのもそいつらしいよ。すぐに撃退したけど。

 

黒髪の女の子

「戦車やヘリコプターなど、出所のわからない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます」

 

はいいいい!?2000%以上!?武器商人100人以上いるんじゃないの!?それに学園生活以前に1分生きられるかの不安じゃないの!?

 

リン

「・・・・」

 

青髪の女の子

「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐに会わせて!」

 

「おい落ち着け!さすがにいっぺんも言っては混乱するだろ!」

 

さすがにそんなに言っては彼女も混乱するだろうから俺は彼女達を止めた。

 

リン

「・・・連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました」

 

青髪の女の子

「え!?」

 

クリーム色の女の子

「!!」

 

黒髪の女の子

「やはりあの噂は・・・」

 

俺も正直、噂と思い数日で帰ってくるかと思うけどそうじゃないようだ。

 

リン

「結論から言うと「サンクトゥムタワー」の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。認証を迂回できる方法を探していましたが先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした」

 

黒髪の女の子

「それでは、今は方法があるということですか、主席行政官?」

 

リン

「はい。この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです」

 

青髪の女の子

「!?」

 

クリーム色の女の子

「!」

 

黒髪の女の子

「この方が?」

 

「え?俺が?」

 

青髪の女の子

「ちょっと待って。そういえばこの格好は噂にあった異世界の軍隊じゃない。どうしてここにいるの?」

 

黒髪の女の子

「キヴォトスではないところから来た方のようですが・・・あなただったのですね」

 

リン

「はい。こちらの村上翼先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」

 

青髪の女の子

「行方不明になった連邦生徒会長が指名?ますますこんがらがってきたじゃないの」

 

「おっと挨拶が遅れた。私は日本国陸上自衛隊キヴォトス派遣隊でなぜか先生となった村上翼3等陸曹です」

 

ついつい挨拶を忘れた俺はみんなに挨拶をした。

 

青髪の女の子

「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの・・・い、いや、挨拶なんて今はどうでもよくて!」

 

いや、さすがにしないとダメだろ・・・

 

リン

「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと・・・」

 

ユウカ

「誰がうるさいって!?わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、先生!」

 

「お、おう・・・」

 

リン

「先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました。連邦捜査部「シャーレ」。単なる部活ではなく、一種の超法的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在する全ての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすら可能で、各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動を行うことも可能です」

 

何か詳しく聞いてみると警備活動する民間軍事会社みたいなものだな。

 

リン

「なぜこれだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが・・・シャーレの部室はここから役30㎞離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下に「とある物」を持ち込んでいます。先生を、そこにお連れしなければなりません」

 

とある物って何だ?

 

リン

「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど・・・」

 

モモカ

『シャーレの部室?ああ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?』

 

リン

「大騒ぎ?」

 

モモカ

『矯正局を脱走した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ』

 

リン

「うん?」

 

モモカ

『連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。後、巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしてるらしいの。まるでそこに何か大事なものまであるみたいな動きだけど?』

 

リン

「・・・・」

 

モモカ

『まあでも、もうとっくに滅茶苦茶な場所なんだから、別に大した事な・・・あっ、先輩、お昼ご飯のデリバリーが来たから、また連絡するね!』

 

リン

「・・・・」

 

なんか彼女がプルプル震えている。無線から察するに不良たちがシャーレを占拠しようとしたらしい。おまけに戦車まであるという情報だ。つか、通信相手の娘やる気がないようだが・・・

 

「だ、大丈夫?」

 

リン

「だ・・・大丈夫です・・・少々問題が発生しましたが、大したことではありません」

 

いや、大丈夫ではないだろう。動揺してるし向こうはヤバい状況だし。

 

リン

「!」

 

何か行政官が彼女達を見つめていた。

 

「?」

 

ユウカ

「な、何?どうして私たちを見つめているの?」

 

リン

「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです」

 

ユウカ

「えっ?」

 

お、おいまさか・・・

 

リン

「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力と先生の軍隊が今、切実に必要です。行きましょう」

 

ユウカ

「ちょ、ちょっと待って!?ど、どこに行くのよ!?」

 

行政官がエレベーターに乗り俺含め彼女達が後を追った。

 

 

 

 

 

 

小隊長

「おう戻ってきたか!それでどうなんだ?」

 

「実は・・・」

 

俺は今までの状況と行政官がしようとした事を小隊長に話した。

 

小隊長

「ええ!?俺らとこの生徒達でシャーレを奪還するだと!?」

 

リン

「はい、シャーレに行くには不良と戦わなければなりません。この暇・・・たまたまいた生徒達と先生の軍隊の力が必要です。お願いできますか?」

 

小隊長

「・・・本部に連絡する」

 

小隊長は高機動車に搭載されてる無線のスイッチを入れた。

 

小隊長

「本部、応答をお願いします」

 

本部

『こちら本部どうぞ』

 

小隊長

「連邦生徒会はシャーレという施設を奪還するために俺達の力が必要そうだ。交戦許可を求む」

 

本部

『少し待て』

 

どうやら司令に話してるらしい。5分が経った。

 

本部

『司令が交戦許可が降りた』

 

小隊長

「了解。交戦規定は?」

 

本部

『相手の敵対行為した場合、武器使用を許可する』

 

小隊長

「了解。連邦生徒会の情報では多数の敵がいるため増援を要請する」

 

本部

『了解した。準備に時間が掛かるため30分待ってくれ』

 

小隊長

「時間が掛かりすぎる、20分で済ませてくれ。通信終わり」

 

無線を切ってみんなのところに向かった。

 

小隊長

「小隊集合!」

 

小隊長の掛け声でみんな集まった。

 

小隊長

「これよりシャーレを奪還する!シャーレはここから約30㎞で敵は多数いると確認した。戦力は小隊15名弱と協力してくれる生徒4名。後に増援と合流する。情報では戦車がいると確認した、未確認だがSAMの可能性もあるため航空支援は期待できない。だが!それでも俺達は尻尾を巻いて逃げない!ここで諦めたら住民どころか日本人まで被害が出る!そのためシャーレを奪還して街の状況を打開する!」

 

自衛官

「「「了解!!」」」

 

小隊長

「総員乗車!」

 

小隊長の掛け声と同時に隊員が一斉に動いた。その機敏な動きに生徒達は唖然としてた。

 

ユウカ

「あの・・・私達はどうしたら?」

 

置いてきぼりのなかユウカが隊長に声を掛けた。

 

小隊長

「君たちは村上3曹と一緒にいてくれ。村上3曹!」

 

「はっ!」

 

小隊長

「彼女達と一緒に乗ってくれ」

 

「了解。さあ、こっちに」

 

生徒達は乗せる車輌に案内した。

全員乗ったのを確認して発進した。

 

増援の小隊長

『こちら第6小隊。第8小隊と共に向かう』

 

小隊長

「了解。ポイント4-6-1で合流だ。到着予定は15分」

 

増援の小隊長

『了解した。こちらは20分ぐらいだがなるべく早く着くようにする』

 

小隊長

「了解。通信終了」

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