ハイシンテイシ   作:雛塚 とろり*

25 / 44
Chapter04 : ホワイト・アンバサダー
日常の配信編①


 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

ピーンーポーンパーンーポーン♪

 

 

*モノがみ

オマエたちぃ 起きなァ

午前7時 イイ朝ですよォ

 

中央の施設以外の

立ち入り禁止は解除済み

 

自由な配信ライフを

今日もエンジョイして頂戴ねェ

 

おっとっとォ それから、、

"北西の施設"を完成させたわァ

 

新しい探索の場でもあるから、、

オマエたちぃ せいぜい頑張ってねェ

 

 

ピーンーポーンパーンーポーン♪

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

ここまで探索を繰り返しても出口は無いまま

モノがみ達の掌の上で踊らされる僕たちは

あの会議を通して遂に"残り10人"となりました。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

3度も繰り返された会議によって

1番"殺人"など行わないだろうと思っていた

クレアさんによる配信者2人をも殺すという

天地がひっくり返った行為を暴いた僕たち

 

そんな事があった次の日であっても

*グルメ・グラトニィ*内部にて

僕たちは朝食を取る事を忘れませんでした。

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

流石に、、寂しく感じてしまいますね、、

もう、、ここにいるのも10人なんですね、、

 

 

*イブラヒム

それはそう。だって7人も欠けちゃったし

 

 

*魔界ノりりむ

さいしょからみるとー たしかになー

 

 

*葛葉

あー、、くそっ、、悔しいっすよねー、、

 

 

*アルス・アルマル

もう物騒な事はー 起こさない様にしましょー

 

 

*雛塚とろり*

それは、、出来るなら、、そうしたいですね、、

 

 

*ニュイ・ソシエール 

ここにいるメンツなら心配無いんじゃね?

 

 

*不破湊

もう変な事を考える方もいないっすよね

 

 

*椎名唯華

社さぁん、、大丈夫ですかぁ、、??

なんだかぁ、、目の下のクマ濃いですよぉ

 

 

*社築

なんにも、、問題無ぇよ、、

 

 

昨日あんな辛い修羅場を乗り越えたんだから

みんな疲弊し切ってても仕方がないですよね。

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

みなさんっ 気を取り直しましょうっ

"新しい施設"も解放されたみたいですから

みんなで探索して新たな希望を見つけましょう!

 

 

フレンさんの鶴の一声により僕たちは

モノがみから知らされた"新しい施設"へ

みんなで歩いて向かうことにしたのです。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

新たに解放された"北西の施設"へと

辿り着いた僕たちを待ち構えていたのは

 

どこか支配人の様な格好をしたモノがみと

それに付き合わされているセバスさんでした。

 

 

*モノがみ

オマエたちぃ やっと来たわねェ

待ちぼうけ過ぎて足が棒みたいよォ

 

 

*セバスチャン・ピヨードル

ミナサン!お待ちしてましたっピ!

 

こちらが新しく完成した施設になります、、

*グリード・ネバーランド*ですっピ!!

 

 

僕たちを前にして2匹は説明を始める

なにやら中から物音が聞こえてきます。

 

 

*モノがみ

さァさァ まずは入って頂戴なァ♡

見れば全て理解できると思うからねェ♡

 

 

*セバスチャン・ピヨードル

それでは!お進みくださいませっピ

この先は楽しい場所になりますよっピ!

 

 

なんだか賑やかな物音が流れてくる施設へ

僕たちは恐る恐る足を踏み入れて行きました。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

*雛塚とろり*

これは、、"ゲームセンター"ですか、、

 

 

*アルス・アルマル

わぁーっ とっても楽しそうですねー

 

 

*社築

おぉ、、懐かしいな、、

昔ながらの"アーケードマシン"が多い

 

 

*椎名唯華

社さぁん随分とニッコニコですなぁ

 

 

*葛葉

あー、、幸せな環境っすねー、、

 

 

*ニュイ・ソシエール 

いいねぇっ だけどさぁ ここにあるのってぇ

どれも"古いゲーム"ばっかりなんじゃないの?

 

 

*不破湊

あくまで満足度の高い場では無いんっすねぇ

 

 

*魔界ノりりむ

なにをいっているー ごらくがあるんだぞー

それだけでもー ちがうってもんだろうー

 

 

*イブラヒム

最新のゲームが無いってのが憎らしいねぇ

快適な環境にしないのは''あえて"なのかな

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

あっ"プリクラ"なるものがありますよっ

イブラヒムさんっ 後で一緒にやりましょうっ

 

 

*モノがみ

あらあらあらァ オマエたちぃ

早速お気に召してくれたかしらァ♡

 

そぅ!今回の施設にはゲームマシンを

用意してみたってワケよォ だけどねェ

 

予算の都合やら大人の事情やらでェ

そこまで立派な仕様には出来なかったのォ

 

その辺はカ・ン・ベ・ンして頂戴ねェ♡♡

 

 

*セバスチャン・ピヨードル

普通のゲームセンターのゲームであれば

"お金を使って遊ぶ"と思われますけどっピ

 

こちらに用意したゲームの全ては

"料金は取りません"のでご安心くださいっピ

 

 

*社築

つまりは遊び放題なのか

それなら遠慮はいらないな

 

 

社さんは一言そう呟くとマシンを物色し

アーケードマシンへと向き直りました。

 

 

*椎名唯華

しばらくはそっとしておいてあげましょう

時々うちが社さんへ目を張っておきますから

 

 

*雛塚とろり*

社さんは、、何かに集中されてた方が、、

きっと、、いいのかも、、しれませんね、、

 

 

*アルス・アルマル

アルスたちもー 楽しみませんかー

気晴らしをするのもー 必要ですよねー

 

 

*不破湊

体を動かすゲームもあるんっすねぇ

"ヒップ・ホップ・レボリューション"だって

 

 

*ニュイ・ソシエール 

あたしもそういう感じのをやろうかな

こういう時は体を動かすに限るしなっ

 

 

*イブラヒム

オレも体を動かすゲームをしたいなぁ

あぁ わかったわかった フレンさんにも

ちゃんと付き合うって だから睨まないで?

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

フレンは楽しいのもそうですけどっ

思い出に残ることをしたいんですよっっ

 

 

*葛葉

まー、、ゲームセンターってくらいだしー

ゲームをクリアしたらー、、景品とかー、、

 

 

*魔界ノりりむ

きろくをつくるのもいいんじゃないかー

だれもみたことないようなー すごいやつだー

 

 

僕たちはモノがみから用意された施設だなんて

そんな事も忘れて全力で遊んではしゃぎました。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

みんながゲームセンターへ目を輝かせ

それぞれか楽しんでいる最中で2匹の影が

ゲームの物音で聞き取れないくらい小声で

何やらやりとりをしているみたいでした。

 

 

*モノがみ

さァ〜てっとォ いい仕事したからァ

アタシもォ セバスもォ クタクタよねェ

 

これ、、"サービス残業"扱いになるかしらァ♡

 

 

*セバスチャン・ピヨードル

おにいさ、、会長。彼らに何も伝えずに、、

本当に、、これでよろしかったのですかっピ

 

こちらにも、、すでに"動機"を設置した。と

 

 

*モノがみ

まァまァ アタシたちは観察しましョ

すぐに"見つけられる物でも無い"しねェ

 

ゆっくりと高みの見物といきましょう?♡

 

 

*セバスチャン・ピヨードル

はぁ、、そう仰られるのであれば、、

ワタシもそれに従うしかありませんっピ

 

 

そんなやりとりをした後で

モノがみとセバスさんは立ち去りました。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

*ニュイ・ソシエール 

あれっ、、あいつらいなくなっちゃったな

 

 

*不破湊

モノがみとセバスさんの事っすか?

なんか話し合いした後に消えたっすよ

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

そんな事は置いておきましょうっ

もっとフレンと思い出作りませんかっっ

 

 

*イブラヒム

もう何枚目になるのかな

ひたすらプリクラ撮っててさぁ

 

 

*アルス・アルマル

アルスもご一緒させてもらいましたー

そろそろー 流石に飽きて来ましたよー

 

 

*雛塚とろり*

僕も、、何回か、、捕まってしまいました、、

フレンさん、、手馴れていて、、逃げられず、、

 

 

*魔界ノりりむ

フレンさんはー ぜんりょくだなー

りーむもー とことんつきあうぞーー

 

 

*葛葉

あー、、ゲームに集中できねーんっすけどー、、

 

 

*椎名唯華

うちも社さんの側に居たかったのにぃ

フレンさんに捕まっちゃいましたよぉ

 

 

どうやらフレンさんは思い出作りの為に

片っ端から全員とプリクラを作っているらしい

 

そんな中で"彼"だけは黙々と1人集中しながら

ひたすらアーケードゲームをプレイしています。

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

そりゃあフレンも全力全開ですよっ

もっともっと親睦を深めたいですからっっ

 

 

*雛塚とろり*

おぉ、、その努力が、、僕らを悩ませる、、

もう少し、、休憩しながら、、遊びません、、??

 

 

*アルス・アルマル

それは無理でしょうねー 見てくださいー

フレンさんの瞳にー 炎が宿ってますよー

 

 

*イブラヒム

諦めて付き合ってあげようよ

ここまで全力なのもワケありっぽいし

 

 

*椎名唯華

社さぁんといぃ、、フレンさぁんといぃ、、

1度でも熱が入ると止められませんなぁ、、

 

 

*ニュイ・ソシエール 

まぁまぁ何かする事があるのはいい事だよ

きっと頭を使えば嫌な事だって忘れられるしさ

 

 

*不破湊

オレは嫌な事は腹いっぱい食べて

ぐっすり眠れば忘れちゃうっすけどねぇ

 

 

*魔界ノりりむ

みんながみんなー そうはいかないだろー

とくにやしろはー あんなことがあったあとだしー

 

 

*葛葉

あー、、だからっすかねー、、

覗いたらー、、社さんがプレイしてるやつはー、、

どれもこれもー、、"難しいゲーム"っすねー、、

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

私も今の社さんは近寄り難く思いますっ

でもゲームをしているならっ いつかはっ

フレンに構ってくれる社さんに戻ってくれますっ

 

 

あれほど社さんはクレアさんに心を開き

その上で当のクレアさんは過ちを犯して

この場から消えて居なくなってしまいました

 

社さんは寂しさや悲しみを人へ見せませんけど

それでも彼の中での喪失感は相当だったでしょう

 

最初にフレンさんもサロメさんという

絶対的に信頼できる相手を失ってしまったから

 

きっと彼の痛みを誰もよりも理解できるのかも。

 

 

ピーンーポーンパーンーポーン♪

 

 

*モノがみ

オマエたちぃ そろそろ

午後10時 夜時間になるよォ

 

中央の施設以外は

立ち入り禁止になるから

 

自分の部屋へお戻りなさいねェ

 

 

ピーンーポーンパーンーポーン♪

 

 

いつの間にか時間が過ぎ去っており

もうそんな時間になっていたのか。と

 

僕たちは自分の部屋へと戻るのでした。

 

 

*〜*〜*〜*〜*〜*

 

 

カチャカチャカチャカチャカチャ... カチャカチャカチャカチャカチャ...

カチャカチャカチャカチャカチャ... カチャカチャカチャカチャカチャ...

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

あのっ もう施設が閉まっちゃいますよっ

フレンの話聞いてますかっ 社さんっ!!

 

 

*社築

おぉ、、悪ぃな、、もうそんな時間か、、

もうみんなは帰ったのか 仕方が無ぇな

 

 

*フレン・E・ルスタリオ

あのっ 社さんっ フレンもっ

フレンは最初の会議の後にっ

とっても いっぱい 泣いたんですっ

 

それでっ そんな事を乗り越えたからっ

フレンはっ 今もみんなと一緒n...

 

 

*社築

あぁ悪い 俺はそんなんじゃないから

クレアさんは超えちゃならない一線を越え

そんであの会議で俺ら全員の手で裁いたんだ

 

ありがたい事だが 心配なら要らないぞ

お前もいつまでも遊んでばかりいないで

"やるべき事"を探してやったらどうだ?

 

 

目が据わっている社さんの一言に

フレンさんは目を見開き何も反論出来ずに

 

社さんはフレンさんの横をすり抜けて

*グリード・ネバーランド*を後にしました。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。