嵐と共に過ごす徒然とは程遠い日々   作:ムラムリ

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嵐に盛大に笑われまして

「ゴオオオオッ!!!!」

 夕飯時は、そんな咆哮で一気に中断された。

 聞き慣れたものではないものの、咆哮からしてまるで嵐を想起させるようなその咆哮は、クシャルダオラが放ったものだと判断するのには十分だった。

 ただ。

 帰ってきたにしては早過ぎる。外に飛び出すと村民達も不安げにしていて、聞けばこんな咆哮を聞いた事のある村民は誰一人として居なかった。

 けれども、聞こえてきた方向としてはいつもクシャルダオラが降り立つ場所のようだったし、聞こえてから、他に何か起きる様子もない。

「……気が乗らねえなあ」

 多分、何かしらの理由で帰ってきたのだろう。だから戦闘するような事にはならないだろうけれど、それにせよ何にせよ。

 古龍とたった一人で対峙するという事に前向きになれるのは、戦闘狂くらいのものだろう。

 

 気圧される。

 同じ領域に入っただけで、そのクシャルダオラは俺をもう既に感知しているように思える。

 緩やかな風が渦巻いている。

 自然なように思えて、流れる方向やその強弱に注意してみれば、あからさまに不自然な、クシャルダオラの意志に則ったものである事が分かる。

 只者ではないとは聞いていた。そもそも、鱗一枚であそこまでの強烈な存在感を放てる時点で、人間に力を分け与えるなんて事が出来る時点で分かってはいた。遠目から飛んでいく姿を実際に見て、別次元の存在だとも理解していた……と思っていた。

 けれど、更にもう一つ、次元が違う事を理解させられている。

 災厄級と呼ばれるような古龍の更に一つ上に位置するような存在にも相応するような存在感。

「帰りてえ……」

 自ずと足が止まる。この存在感だけで、あのクシャルダオラだと分かるし、あいつも確実に帰ってきているだろうし、帰って良いだろうか?

 でも、それもそれで流石に……。

 取り敢えず、その内あいつも戻って来るだろうし、それまで待つ事にするか。

 

*

 

 暫くして、布に包まれた何か(多分、言っていた塩の塊だろう)を抱えて森の先から帰ってきた。

 そしてそいつは、きょとんとした顔で言った。

「ただいま。何かずっとここで待ってたみたいだが。

 やっぱりあの咆哮まずかったのか?」

「それ以外に何かあるかよ!? 何なんだ予定より凄く早くに帰ってくるわ、いきなりあのクシャルダオラは吼えるわで、こっちは不安ばっかりなんだよ!!」

「すまんすまん……。あいつと長旅に出るにあたって約束していた事があってな」

「……約束?」

「まあ、俺がお前を長期間呼び寄せるのにも金が掛かるし、それでいてこんな辺鄙な場所に移った事でそんな金の余裕もない事をあいつも分かっていてな。

 だから、脱皮はこっちでやるって事を約束していたんだ」

「じゃあ、咆哮ってのは……」

「そう。脱皮した事の喜びから来るものだな。小躍りすらしてた……」

 そう言った瞬間、固まったように動きが止まった。

「それ以上言うなってか?」

 繋がっている事も聞いていたが、ここまで直接的なのか。

「ん、まあ、そういう事。

 それで、とにかく。クシャルダオラの抜け殻がどれだけの学術的な価値を持つかとか俺はあんまり知らないけど、それも指折りの強さを持つ個体の抜け殻って言ったら、この村全体の年収くらいになっても全くおかしくないだろ?」

「そりゃ、きっとそうだな。

 ……あ、そうだ、もう一つ。ガムートがやってきたんだ」

「ガムート? それって、あ、いや」

「この村がガムート達と取引をしてる事も知った。

 それで、来たのは銀嶺と呼ばれるような特殊個体じゃなくて、普通のガムートだったんだが、明らかにお前かクシャルダオラを探しているように……」

 そこまで言った途端、クシャルダオラが飛んで行くのが見えた。

 脱皮したての、旅立って行く時とは見違えるような輝かしい鋼色。

 恐ろしさもあるが、見惚れてしまう程。

 気付けば地平線の先に消えるまで見続けてしまっていて、そこからはっとする。

「やっぱり、クシャルダオラを探していたのか。

 お前も何か知っているのか?」

 聞けば、そいつはとても難しい顔をした。

「……いつかは村長達にも話さなきゃなって思いながら、後回しにしていた事があるんだ。

 ゆっくりしたかったけどな……」

 

*

 

 不安にしていた村長と会って、愚痴を聞かされそうになるのを制し。

 周りから関係の薄い人を離れさせてから、言った。

「単刀直入に言う。

 あの銀嶺を超えるガムートはもう、寿命が近い。

 クシャルダオラは、万一あのガムートが狂った時に備えて、ガムート自身から介錯を頼まれている」

「…………」

 村長は唖然としながらも、全く以て予想外だという程ではない位の驚きを見せた。

 それから。

「無礼を承知で言うが、あんたは疫病神なのでないかと疑う時がある」

 そんな事を言われた。

 まあ……何だかんだ俺に鬱憤が溜まっていた部分はあるんだろうな。それに否定出来ない部分もある。

 特にあのティガレックスとかは、俺が来なきゃ来なかっただろうし。

 ただ、そう言われて黙っている程お人好しでもない。

「豊穣の神にもなろうと思ってたんだけどな。クシャルダオラのあの咆哮は脱皮した事による喜びによるものでな。その抜け殻を売った時の金を分け与えても良かったんだが。

 ま、そんな事を言うなら疫病神らしく、やめておくとしよう」

「え、あ……?」

 呆然とする村長は放って、自宅に戻る事にした。

 俺が見えなくならない内から、村長を叱責する声が聞こえてきた。

 

「……で、俺の留守番中の対応っていう依頼は終わった訳だが、こっからはどうするんだ?」

「近い内に、ここにバケモノが二体もやってくるんだろ? それでいて、人間と敵対していないのが。

 帰るにしてもそれを見てからにしようかなって思っていたんだが、正直揺らいでいる。

 ……あのクシャルダオラが、あそこまでのバケモノだとは思わなくてな……うん……。

 そして、今から来るあの二体は更にそれを超えるんだろ?」

「そりゃあ、うん。英雄どころか、歴史に名を残す伝説と言って差し支えない狩人に、時に勝つ程の古龍だからな。

 その原初を刻むメル・ゼナとはクシャルダオラと共に手合わせをした、というかさせられた事もあって、俺はもう慣れてしまったが」

「その手合わせって、どうだったんだ? カムラに行った時は、俺は結局そのメル・ゼナまでは見る事は叶わなくてな」

「一分保てば良い方だった。

 俺達狩人の戦い方って、言ってしまえば、相手に対する知見を積み重ねた上で、動きを先読みしたり、弱点を的確に突く事が主だろ?

 原初を刻むメル・ゼナはそれを俺達に対してやってくる。

 ま、無理だよな。

 それでも最後の方には二、三分は保つようになったが、最後まで有効打を与える事は叶わなかったな」

「……あのクシャルダオラも鍛えられたって言ってたよな? そっちはどうだったんだ?」

「一度だけ気絶させた事があるらしい」

「あのクシャルダオラでそれか……。いや、教官に比べれば俺の世界も結構広がった方だと思っていたけどさ、その俺でも想像出来ない世界だよ、もう。

 ……本当に、どうすっかなあ」

「そのメル・ゼナは旅が終わってから来る予定だったし、もう十日くらいは猶予があると思う。それまでに決めておくんだな」

「へい」

 家の前にまで行くと、ドスバギィが出迎えた。

「ただいま」

 ドスバギィは喉を鳴らして応え、一緒に家へと入る。

「そう言えば、夜飯はどうすんだ?」

「荷物を整理したら、塩の塊を食堂に渡しに行くついでに、何か適当なものを頂くつもり」

「なるほど。で、その塩の塊とやらを先に見せてくれねえか?」

 包みを開けると……見た目はただの塩の塊だった。

「まあ、別にそんな普通の塩と見た目は変わらんな。味も……まあ、塩だな」

「そりゃあ、そうだな。

 結局のところ、塩そのものが特別なもんではなくて、この塩が本当に、塩田なんぞ比較にならない、この近くの湖よりもよっぽど広い一面に広がっているのが特別な訳だからな」

 ドスバギィも塩を舐めたが、別に驚きもない顔をしていた。

「こんな短期間で帰ってきたって事は、それ以外にはどこにも行ってないのか?」

「そうなる。塩湖で一晩過ごしたら、クシャルダオラの錆が見るからに進んで、今すぐに帰らないとこっちでの脱皮が間に合わなくなるって事でな」

「……意外と義理堅いんだな?」

「……そうだな?」

 そう形容するのは如何にも釈然としないというか、いや、それ以上に義理堅いと認めてしまうと、更にクシャルダオラに振り回されそうで認めたくない。

 そんな事を思っていると、唐突に。

『ガムートの事だ、端的に伝える』

「あ、はい」

 唐突にクシャルダオラからの交信が来た事に、友は少し驚くも察したかのように黙る。

 ドスバギィはもう慣れているように、また塩を舐めていた。

『老いに限界が来て今すぐにでも狂ってしまうだとか、そんな様子ではなかったが、着実にそれに近付いて来ている。

 ガムート自身はもう眠っても良いと考えているようだが、ひとまず王が来るまでは様子見をしておこうと思う。

 私自身、私よりも遥かに長い歳月を生きてきているこのガムート自身の望みに沿って愚直に眠らせてやるのも、どうにも躊躇う部分があってな』

「……優しいんだな」

『……そうか?』

 さっきの俺と似たような感想と返答。

 もしかして、俺とクシャルダオラって周りが見る以上に似た者同士だったりするのか?

 ドスバギィに聞いたならば、何を言っているんだ? 当たり前だろう? というような目で見られそうで逆に聞くのが憚られた。

 

*

 

 メル・ゼナが来る前に、定期的に来るギルドの人と交流をする。

 貰った、最近の各地の報告書には、禁足地への調査が始まった事以外は大した事は書かれておらず、一時は話題の中心にあったカムラ、エルガドの話も控えめになっていた。

 ただ、それとは別に見せたいものがあると言って、そのギルドの人を森の中まで連れ出した。

「わ、わあ……!?」

 クシャルダオラの抜け殻を見せると、人生の中でも上位に来るであろう驚き方をした。

「えーっと、引き取って貰いたいんですけど、可能でしょうか?」

「それよりそもそも、こんな村の近くに、こんな……抜け殻になっても威圧溢れるようなクシャルダオラが来て、特に何もないのですか? 貴方もかなり強いと見受けますが、それでも……」

 俺がそのクシャルダオラと共鳴している事を知ってるもんだとばかり思っていたがな?

 毎回別の人が来ているし、別に必要がなければ開かさないつもりなのかもしれない。

「まあ、ここらに時々来るけれど、温厚な古龍でこちらから手を出さなければ人に害を為さないみたいから。

 新大陸でも、こちらから手を出さなきゃ襲ってこない古龍が多いんだろ?」

「それはそうと聞いていますが……。ひとまず、私の一存では判断出来ませんので、軽く調査して、どの位のものか確認しますね?」

「それと、引き取るとしたら、どれだけの価値があるかでも分かったりしないか?」

 その一言に、ギルドの人は何か妙な顔をして。

「…………あの、すみません。

 もし、勘違いしていたら申し訳ありませんが、一つ」

「……うん?」

「依頼などを引き受けた上で獲得したものであったり、調査などにおいて得たものでもない、貴方様の成果ではないものに対しては、余り貴方様に金銭的報酬は還元されないかと存じます……」

「えっ…………。いや、あの、そ、そうか、そうだよな…………」

 クシャルダオラがガムートの元で声を上げてまで笑っているようなのが感じられた。

 

 戻って、興味津々に聞いてくる友にその事を返したら、同じく腹を抱えて笑われた。

「あー、可笑し……。

 それで? 日程はどうしたんだ? 回収の日程と訪問の日がかち合ったら色々面倒になるだろ?」

「それは、あれだけ大きなものを運ぶにはそれなりの人手が必要だからって事で、結構先になるらしい。

 別に野晒しにしておいても、ここらには金属を好んで食すような竜やらも居ないだろうとの事で、取り敢えず隠したりとかそういう必要もなさそう、だってさ」

「被る事はなさそうか。ついでに価値はどうだったんだ?」

 俺がこの村の豊穣の神に成るのに十分過ぎる金額を伝えれば、再び笑われた。

 

*

 

 春がやってきていた。

 夜になればまだ水たまりの水が凍る位には冷えるものの、冬眠していたアオアシラやらは起き始めている。

 見回りを共にしていると。

「そう言えば、ここ辺りは夏になればもうちょっと色んな竜やらが来るのか?」

「夏でも涼しいのもあって、ナルガクルガとかタマミツネとかは来るみたいだけれど、本格的に寒いのが嫌いな竜はまず来ないらしい。

 ジンオウガとか、ディノバルドとかブラキディオスとか。リオレウスもここらでは見た事がないってさ」

「ラージャンはどうなんだ? あいつ寒いの苦手な癖に寒い場所にも来る事あるよな?」

「……来た事はないが、俺、ここに来てからもう既にイャンガルルガともイビルジョーとも遭遇してるんだよな」

「それ……フラグにならねえか?」

「まあ、覚悟はもうしてるし、それにあのティガレックスよりはよっぽど弱いだろうしな」

「ああ、言っていた奴? ……そんなヤバいのか?」

 正確に思い出そうとすると、それだけで背筋が震える。何度も。

「生まれてきてから全ての時間を強くなる為だけに費やして来たような奴。

 ポポのタンシチューには惹かれるが」

「ヤバいのかそうじゃないのか分からんのだが」

「まあ、言ってしまえば……ティガレックスらしいティガレックスをひたすらに突き詰めた奴って事だな。

 食欲に忠実で、頭も良く、そして特異な能力といえば声がデカいくらいしかない癖して、他の竜を軽く上回るくらいに戦闘が得意。

 そんなティガレックスらしさを突き詰めた結果、才能もあったのか、クシャルダオラも鍛えられる前だったら一を引かれて負けてもおかしくないと認める程に仕上がってしまった」

「あのクシャルダオラが!?」

「俺も調教出来たって言われても、近くに置いておきたくないだろ?」

「そりゃあ、当たり前だ」

 本当に、どうなる事やら……。

「……ん。何か居るな」

「俺には感じられないが。風を扱えるからか?」

「多分そうだな」

 道を逸れて、少し警戒しつつ先に進むと、赤黒い龍属性の雷を帯びた蝕龍蟲が見えた。

「ジンオウガ亜種?」

「ああ、ベリオロスとの縄張り争いに負けた奴だな」

「ベリオロスに? 意外だな?」

「んまあ、巣立ったばかりって感じ。で、本体がどこに居るかは確認しておきたいんだが……」

 暫く探すと、身を伏せているジンオウガ亜種が見つかった。

 そして、その身にはトビカガチ亜種の棘が何本も突き刺さっていた。

「お前、トビカガチ亜種にも負けたのかよ」

 慎重に前へと動けば、口から血をだらだらと垂らしながら、虚ろな、けれど生き延びる事だけは諦めていない目をしていた。

 トビカガチ亜種は見当たらないし、気配もない。

 最後の足掻きで下手に傷を負う危険を犯すよりも、毒漬けにして衰弱死させる事を選んだのだろう。

「助けたりするのか?」

「ドスバギィにも頼まれてないし、どっちにも肩入れする理由もないし。

 ……強いて言えばトビカガチ亜種の方かな。何だかんだあいつがここらの抑止力になっている事は確かで、だから俺が能動的に間引きする事も少なく済んでるからな」

「ふぅん」

 それもあって、ドスバギィは生き埋めになったトビカガチ亜種を助けるように頼んできたのかもしれない。

 単純に、万一イビルジョーが抜け出したらとんでもないことになるから、という事かもしれないが。

 俺達が何もせずに帰ろうとすると、ジンオウガ亜種は、最後の力を振り絞るように、ぐぐ、と身体を起こした。

 血を吐きながらも、全身を震わせながらも、一歩一歩、確実に歩みを進め始める。

 アオキノコやら解毒草を幾つか食えたならば、もしかしたら生き残れるだろうけれども。それだけの知識があるのか、その前にトビカガチ亜種に見つかるか。

「……まあ、帰るか」

「そうだな」

 ここに来る時に見かけた蝕龍蟲が、ジンオウガ亜種の方へと戻っていった。

 見捨てられる程、死が近いという訳でもないようだった。

 

*

 

 友が帰るかどうかを有耶無耶にしている内に十日以上が過ぎ。

 脳筋古龍二体の来訪と、恐るべきティガレックスが帰って来るのを察知してクシャルダオラが俺を呼んだ。

 そして、俺が村の外のいつもの場所、抜け殻が今もそのまま転がっているところでクシャルダオラが出迎えれば。

『いや、本当に滑稽だったな。勝手に期待していたものがさも当然の論理によって裏切られる様。

 あれ程に笑った事は、しかも怨恨などとは無縁に笑えた事は、中々に長生きしてきた生涯でも初めてだったぞ』

 表情筋など大して無いだろうに顔を歪ませた。

「うるせえ」

『今思い出してもあの時の驚きようは……きっと百年経とうとも覚えている』

「さいですか。

 さっさと行きましょう」

『連れないな』

 本当にうるさい。

 

 出迎えるのは、俺とクシャルダオラ。脱皮したばかりの時は輝かしかったその外殻も、十日も外気に触れれば落ち着いた色合いを見せている。

 村からとても離れた所で、結局、他の誰も連れずに。

 正直俺も慣れてしまっているとはいえ、特にネルギガンテとの会合となれば気が乗るものではないのだが。

 そんな事など出迎えるや否や吹き飛んでしまった。

「……何があったんだ?」

 ティガレックスは、ネルギガンテの子を背中に乗せて大人しく歩いていた。

 しかも、大人しくさせられているだとかそんな強要されているストレスも感じず、その目は穏やかそのもので、道中この子をあやしている様が容易く思い浮かぶ。

 ここに来た時のような、自分以外を全て獲物として見ているような雰囲気など微塵もない。

 逆に言えば、古龍でさえ生半可な実力なら屠って見せる事に疑いはない、その強さまでもが隠されていた。

 演技しているとも思えない、その正反対な変わりっぷり。

『王でさえ驚く変貌だという事だ。少なくともネルギガンテよりは賢い、という事らしい』

 そう俺に伝えた途端、ネルギガンテが唸ってクシャルダオラの胸に針を一本飛ばした。

 深くは刺さらないものの、確実に刺さって抜け落ちないその棘。

 明らかな不快を表してきたのに、クシャルダオラは黙った。

 ……少なくとも、事実ではあるらしい。




多分次で一区切りかな。
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