新メイデンの服装ってアレ、タイツの下は何も着ていなかったりするんでしょうか。40連程度じゃ引けなかったので図鑑でしか見てませんけど。
『ジジッ、ジジッ…アークとのリアルタイム通信を開始します。』
臨時監視所の収集用ロボットから微かな電子音が響いていた。その音に耳を傾けていたスノーホワイトが、目を細めてこちらを振り返る。
「通信が……入ってきたようだ。」
「ドロシーたちがエブラ粒子発生装置を破壊したのでしょうか。」
「そうだろう。やはり、頼りになるな。」
スノーホワイトが小さく頷き、通信の続きを待つ。少しのノイズの後、機械的な声が響き始めた。
『聞こえますか?こちらはアーク。ゴッデス部隊、聞こえますか?』
「!!」
俺は思わずロボットを見つめる。これが、アークと直接繋がる初めての瞬間だという実感が胸に込み上げてきた。
「こちらゴッデス部隊、聞こえている。」
『あっ…よかった。エブラ粒子の濃度が急激に低下したのでもしやと思い通信を試みたのですが、成功したようですね。』
「私はゴッデス部隊リーダー代行のドロシーの代理、スノーホワイトだ。あなたは?」
『私は中央政府で今回のアーク封鎖プロジェクトの総責任を務めています。事情により名乗ることができないのです。ご理解ください。』
「単刀直入に聞こう。アークの封鎖後、私たちはどうなる?」
『以前メッセージでお伝えした通り、最高の待遇を準備中です。それは確かに――』
紅蓮がその場を割るように声を上げた。
「最高の待遇だと?そんなこと、誰が信じるというのだ。」
スノーホワイトが少し驚いたように紅蓮を見たが、紅蓮は構わずロボットに向かって言葉を続ける。
「最初から私たちをアークに受け入れるつもりなんてないだろう。それくらい、誰だって分かる。最高の待遇だなんて信じてるのはドロシーぐらいであろう。」
『……紅蓮、そのような無礼な発言は慎むべきでは?』
声には微かに動揺が混じっていたが、紅蓮はそれに構う素振りも見せない。
「慎む?おかしいな。そもそもアークが本気で私たちを受け入れる気があるなら、名前を隠す必要もないであろう。どうせ私たちがアークに入れは責任者とは顔を合わせるのだからのう?」
『……』
通信相手が一瞬だけ沈黙した。その間に、スノーホワイトが小さくため息をつき、ラプンツェルが紅蓮を制するように手を挙げた。
「紅蓮、少し抑えてください。」
「抑える理由があるのか?私たちはアークを守るために戦ったのだ。その上で、あれこれ約束をするふりをして、結局何もしない気の者に怒るのは当然だろう。」
紅蓮の声は冷え冷えとしていたが、その言葉の中には長い戦いの中で溜まった怒りと疲労が滲んでいた。
『……分かりました。隠し通すつもりはありません。説明します。』
その声は低く落ち着きを取り戻したが、その内容には重苦しいものが含まれていた。
『軌道エレベーター攻略戦でゴッデス部隊が敗北したことで、ラプチャーに対する防衛線は崩壊しました。その結果、人類の敗北がほぼ確定的となり、アーク内での意見が分裂しています。』
「意見が分裂?」
スノーホワイトが眉をひそめる。通信相手はため息をつくように言葉を続けた。
『ゴッデス部隊に責任を問う声がアーク内部で高まっています。あなたたちが敗北したことで多くの命が失われた――そう主張する人々がいます。そのため、あなたたちをアークに受け入れることに反対する意見が出ているのです。』
紅蓮は拳を握りしめた。その顔は怒りと無力感の入り混じった表情だった。
スノーホワイトは眉をひそめたまま、ロボットをじっと見つめていた。紅蓮が押し黙る中、スノーホワイトが静かに口を開く。
「分かった。それと、特定座標のラプチャー部隊の掃討と大型エレベーターの破壊、どちらも実行する。」
その冷静な返答に、通信相手の声が再び響く。
『ありがとうございます。それは非常に助かります。しかし――』
スノーホワイトが言葉を遮るように続けた。
「そして、私たちはここに留まるつもりはない。ドロシーが戻ってくるまではこの臨時監視所に待機するが、彼女が戻れば、私たちはここを去る。」
『去る?どこへ行くのですか?』
それに対し、スノーホワイトは一瞬だけ間を置き、きっぱりと答えた。
「ドロシーと合流して、彼女の指示に従う。」
『……それでは、ドロシーは今どこに?』
その問いに、スノーホワイトは視線を鋭くしながら言葉を紡いだ。
「ピナが侵食された。」
『侵食…』
通信相手の息を呑む音が微かに聞こえた。スノーホワイトは続ける。
「量産型のニケだ。このままでは侵食が進んで、処分するしかないはずだった。」
『では、なぜ……?』
「シンデレラがここにやって来て、アンチェインドという存在を語ったのです。そして、それが侵食を治療する唯一の方法だと。」
「ドロシーはその言葉を信じて、ピナを救うためにシンデレラと共にヘレティック研究所へ向かった。ピナが生き残れる可能性があるなら、ドロシーはそれに賭けるべきだと判断したんだ。」
『ヘレティック研究所……!なるほど、そこなら――』
通信相手はしばらく黙り込んだが、やがて絞り出すような声で言った。
『……分かりました。あなたたちがドロシーと合流するまで、どうか無事でいてください。そして……その間、任務をどうかお願いします。』
通信相手の声が途切れそうなところで、再び続いた。
『それと、大型エレベーターの破壊にあたって、中を確認してください。エレベーターには物資をいくらか輸送することが可能です。必要なものがあれば、優先して支援します。』
その言葉に、スノーホワイトは涎を垂らす。
「分かった。それなら食料が欲しい、多ければ多いほどいいな。そして、携帯可能な通信機をいくつかお願いしたい。」
『食料と通信機ですね……了解しました。それを優先的に手配します。』
通信担当者の返答は早かった。その誠実な対応に、スノーホワイトも短く頷いた。
「助かる。」
『人類のために戦う、ゴッデス部隊に感謝を。』
スノーホワイトは短く頷き、通信を切った。その場には再び静寂が訪れる。
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砂塵が舞う荒野を歩きながら、俺はちらりと隣を歩くスノーホワイトに視線を向けた。彼女の顔には冷静な表情が浮かんでいるが、その奥には何か重い決意が宿っているようにも見えた。
「なあ、スノーホワイト。」
俺が口を開くと、彼女は振り向きもせずに「何だ?」と応じる。
「お前たち、アークから締め出されたのに、怒ってないのか?いや、怒ってるのは分かるんだけど、紅蓮もラプンツェルも、それほど激怒してたわけじゃないだろ。」
スノーホワイトは少しだけ眉をひそめた。
「それが何か?」
「いや、なんていうか……俺なら、もっとブチ切れてると思うんだよ。ゴッデス部隊の活躍はシンデレラから聞いたことがあるってぐらいだけど人類の勝利のために尽力してきたんだろ?それに、信じてた場所に見捨てられたら、普通はもっと納得できないんじゃないかって思ってさ。」
スノーホワイトは短くため息をつき、足を止めた。振り返る彼女の目はどこか冷静で、それでいて哀しみを含んでいるようだった。
「……通信で紅蓮が言っていた通り、私たちは薄々分かっていたことだからだ。」
「分かってたから、素直に従うって?」
俺が問い返すと、彼女は小さく頷いた。
「私がニケになったのは、ラプチャーを殲滅し、地上を取り戻すためだ。私は立ち止まっているわけにはいかない。まだ何も達成できていないから。」
そう言い切るスノーホワイトに、俺は何か言葉を返すべきか悩んだが、結局口を閉ざす。
そして俺たちは再び歩き出し、視界の向こうに大型エレベーターの巨大なシルエットが見え始める。
エレベーターの巨大な構造物が目の前にそびえ立っていた。その無機質な外観は威圧的で、静まり返った周囲の空気に異様な存在感を与えている。
「これが大型エレベーターか……随分と立派なもんだな。」
「これを通して物資を運んでくれるという話だったな。」
スノーホワイトが周囲を警戒しながらエレベーターの扉に近づき、手動で開けようとする。その瞬間、軋むような音が響き、扉がわずかに開く。中からは埃と金属の匂いが漂ってきた。
「入るぞ。」
スノーホワイトがそう言うと、俺もそれに続いて中へ足を踏み入れる。
内部は予想以上に広かった。埃っぽい床には無数のタイヤ痕が残されていて、いくつかの大きな箱が乱雑に置かれている。その中には物資がぎっしり詰められているようだ。
「これがアークが言ってた物資か?」
俺が箱の一つを軽く叩きながら言うと、スノーホワイトは隣の箱を手で触れながら頷いた。
「間違いないだろう。これだけの補給ができるなんて半月前からは考えられないな。」
彼女は少し考えるように目を細めた後、壁際に置かれていた台車に目を向けた。
「台車がある。これを使おう。」
「なるほど。アークの連中も気が利くじゃないか。」
俺たちは手分けして台車に箱を載せ始めた。箱の中身は開けてみなければ分からないものの、食料品や弾薬といったものがほとんどを占めているようだ。
台車に箱を載せ終えた後、俺はスノーホワイトに少し待ってもらうように告げる。
「そうだ。これを運び出したら、エレベーターを破壊する前にちょっと待ってくれないか?」
台車を外に運び出す作業が終わった後、俺はスノーホワイトに少し待つよう声をかけた。
「これを運び出したら、エレベーターを破壊する前にちょっとだけ時間をくれないか?」
スノーホワイトは眉をひそめ、疑問の表情を浮かべた。
「何をするつもりだ?」
「少し確認したいことがあるだけだ。」
その曖昧な返答に、彼女はしばらく俺を見つめていたが、やがて短く頷いた。
「分かった。」
俺は頷き返し、エレベーター内部の操作パネルに歩み寄った。
「ケイオス、話がある。」
頭の中で呼びかけるが、すぐには反応がない。普段なら間髪入れずに返事をしてくれるケイオスが、ここ最近、妙に反応が鈍い。それが気になっていた。
「おーい、ケイオス。聞こえてるか?」
少し間を置いて、ようやく落ち着いた声が返ってきた。
【……聞こえています。何かご用でしょうか?】
「大丈夫か?暴走してからお前の調子が悪そうだ。」
【問題ありません。ただ、貴方が大きく力を解放した影響で、いくつかのシステムに過負荷がかかった可能性はあります。】
「……分かった。でも、無理するなよ。」
俺はそう言いながら、操作パネルに手を置いた。
「頼みたいことがある。このエレベーターからネットワークに侵入して、アークの内部がどうなっているか見てくるってことはできないか?」
少しの沈黙の後、ケイオスが応じた。
【分かりました。おそらくエレベーターのネットワークを通じて、アークの一部にはアクセスできるはずです。】
「それでもいい。頼む。」
【了解しました。少々お待ちください。】
ケイオスの声が静かに消え、頭の中に漂う微かな感覚が消える。
数秒後、操作パネルに変化が現れる。表示が乱れ、一瞬だけ文字化けした後に再び元に戻った。
【……侵入を試みましたが、アークのAIによってブロックされました。非常に高度なセキュリティが配置されており、直接的なアクセスは不可能です。】
ケイオスの声は淡々としていたが、その言葉に俺は少なからず落胆した。
「ダメか……。」
【アークのAIは非常に警戒しています。おそらく、私たちのような外部の存在を完全に排除するよう設定されているのでしょう。】
俺は操作パネルから手を離し、深い息を吐いた。
「ありがとう、試してくれて。それだけ分かれば十分だ。」
【いえ、役に立てず申し訳ありません。】
「いや、いいんだ。とにかくこれで分かった。スノーホワイトに戻ろう。」
俺はケイオスにそう告げ、エレベーターの外で待つスノーホワイトの元へと向かった。
エレベーターを離れ、外で待つスノーホワイトの元へ向かう。彼女は相変わらず冷静な表情で台車の側に立っていた。
「終わったのか?」
「まあな。ちょっと試したいことがあったけど、うまくいかなかった。」
スノーホワイトは少しだけ眉をひそめたが、特に詮索することなく短く頷いた。
「そうか、エレベーターは私が壊す。臨時監視所に戻ろう。」
「了解。」
俺は彼女の隣に立ち、台車を押す準備をする。スノーホワイトも同じように台車の取っ手を握った。
「結構重いな。こんなの運ぶの、久々だ。」
「物資が詰まってるんだから当然だろう。美味しいものだといいが。」
スノーホワイトは淡々と言うが、箱の中身を想像したのかワクワクしているようにも聞こえる。
「よし、行こうか。」
俺たちは重い台車を押しながら、臨時監視所を目指した。
道中の沈黙を破るように、スノーホワイトがぽつりと口を開いた。
「……アークガーディアン作戦の責任者が言っていた、私たちへの批判。どう思う?」
不意に投げかけられた問いに、俺は少し考え込む。
「まあ、あいつらから見れば、そうなるのかもな。」
「私たちの戦いが十分でなかった、と?」
「いや、そういう意味じゃない。そもそも俺は伝聞でしかお前たちの活躍を知らないからな。ただ……人ってのは、何かに責任を押し付けないとやってられない生き物なんだろうよ。」
スノーホワイトは少しだけ顔を伏せ、ため息をついた。
その先には臨時監視所が小さく見え始めていた――。
外出から帰ってきたらアークから締め出されてしまっていた悲しきドロシー様
本編ではエレベーター破壊後とラプチャー掃討のあと、オスワルド&ドロシーのお料理教室などがありましたがここでは一気にカットしました。
ピナは侵食と狂竜ウイルスがいい感じに感染していてダウンしていることにしてください。
狂竜ウイルス「壊せ壊せ壊せ壊せ」
侵食コード「クイーンの為にクイーンの為にクイーンの為に」
ピナ「」
こんな感じです
100年後の主人公はどのような形態がいいですか?
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シャガルマガラ
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渾沌に呻くゴア・マガラ