わたしの本丸。   作:星空ブリキ

1 / 1
初投稿よろしくです!
11月11日は、折り紙の日!
なので、折り紙に関することを描こうと思います。
 
折り紙は鶴しかおれません。
鶴だけで一万は折れそうです。
すみません、少し盛りました。


刀剣男士と、折り紙

「あるじさまー、なにをしてるんですかー?」

 

『いまつるちゃん。今ね、折り紙を出してたところなんだ』

 

「おりがみですか?」

 

『うん。わたしも小さい頃、よく折り紙を折ってたんだ。

懐かしいなぁ。この歳になってからはあまり折らなくなったけど』

 

 

11月11日。世間でいう、折り紙の日。

 

数字の1の長さが一緒で、正方形にできるから、みたいなの聞いたことある。

 

学校で折り鶴を繋げて千羽鶴を作りましょう! とか、

 

今思うと懐かしく思えるイベントがあったなーなんて思いだす。

 

 

荷物を整理しているとたまたま出てきた折り紙を今(いまの)剣(つるぎ)に見せると、

 

なんだか興味深そうな目でこちらを見てきた。

 

 

「主君、それは、折り紙ですか?」

 

『うん! みんな、折り紙で何か折る?』

 

「はい! これで、イチゴを折りたいです!」

 

『イチゴかぁ。じゃあこの本に折り方載ってるよ。

分かんなくなったら、またわたしのところおいで』

 

「ありがとうございます!」

 

 

うしろにいた秋(あき)田(た)藤(とう)四(し)郎(ろう)、そして乱(みだれ)藤(とう)四(し)郎(ろう)は、

 

とても嬉しそうに折り紙を持って行ってしまった。

 

 

「ぼくは、おみかんをつくりたいです!」

 

『おみかんはねぇ、この本に作り方が載ってるよ』

 

「わーい!」

 

 

こちらもとても嬉しそうに、一人折り紙を持って広間に向かっていった。

 

折り紙のボックスの中に、いろんな色の折り紙を整理していく。

 

自宅にあった折り紙をなんとすべて持ってきてしまったのである。

 

妹も中学生になり、折り紙をあまり扱わなくなった。

 

では、短刀たちがうれしがるのではないかと持ってきた結果、

 

かなり楽しそうに折り紙を折っている。

 

 

こんなに喜んでくれるなら、持ってきて正解だったなぁ。

 

わたしもふとも至って、とある折り紙を折って、かざしてみた。

 

かなり簡単な折り方でできるし、これは遊べる折り紙。

 

鑑賞だけでなく、遊びにも使えるとは、折り紙を開発した人はすごい。

 

 

「主! 何をしゆーがか?」

 

『吉行! これ、何かわかる?』

 

「おぉ! こりゃこんまい船やないか! ようできちゅーなぁ」

 

『ふっふっふ、吉行、ここ持って、目を閉じて』

 

 

今目を閉じて、船の端っこを持ってるのは、陸奥(むつの)守(かみ)吉(よし)行(ゆき)。

 

折り紙にちょっとした小細工を加えて、目を開けるように言う。

 

 

「……ん⁉ さっきまで穂先を持っちょったはずながに!」

 

『そこ船体だよ? 何を言ってるのー?』

 

「なんで⁉ なんでちや主!!」

 

 

吉行と持っているのは、通称【だまし船】と呼ばれるもの。

 

目を閉じているすきに折り目を変えることで、

 

船の穂先と船体を持っている場所を変える、というトリックをすることができる。

 

 

うまいように引っかかってくれたので、もう一度同じように目を閉じてもらう。

 

今度はこのまま船体を持ったまま。

 

もうだまされないぞというように胸を張ったが、その願いも届かず、

 

わたしはこっそりと船の折り目を変える。

 

 

「ほんじゃあきになんで船の向きが変わっちゅーがじゃよ⁉」

 

『えっへっへ、引っかかってるのが悪いんじゃないのー? って、ごめんって!

仕組みちゃんと教えるから拗ねないで! ね⁉ 悪かったから!』

 

 

わたしはあの後数分間拗ねられた吉行にトリックを教え、

 

それが短刀たちにも伝わったようで、一時期本丸では

 

だまし船が流行になったのである。

 

 

だまし船について何も知らされていない男士たちは、

 

引っかかった事により、気分が中傷以下になったのはまた別の話。

 

 

 

何はともあれ、今日も本丸は平和である。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。