ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

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卓球だ!温泉だ!暗殺だ!?(中編)

旅館の自分の部屋で荷物整理を終わった後、ツナは気分転換に旅館の周りを歩くことにした。そこにはたきなも一緒に来ていた。木が生い茂っている旅館周りを歩く。

 

「うーん……普段はこういう所を見ても何とも思わないのに……今だとなんか落ち着くな」

 

「それだけ今は心に余裕を持っているということでは?」

 

「あはは……そうかもね」

 

ツナが少し疑問に思っているとたきなが返すように答えた。当たり前のような答えに苦笑するツナ。彼女は千束に『ツナも外に行くならたきなも一緒に』と強引に推されて一緒に外に散歩していたのだが、ツナは思ったより彼女と一緒に歩くないと思っていた。

 

 

(女が一緒だが問題はないな。今の奴は完全に油断していやがる)

 

そんな周りの風景をツナが楽しんでいる中、少し離れた林の中に真島の部下1人が彼を見ていた。男はツナを狙うために様子をうかがっていた。

 

(あの時にオレ達を捕まえたパンツ一丁の男と同一人物だと思えねぇが……とにかく捕まえて拷問に――――)

 

物騒な考えをしていると肩を軽く叩かれて、振り返るとそこには銀髪の少年――――獄寺隼人が立っており、男に腹に蹴りを一発喰らわせた。男は痛みでその場に膝をつく。

 

「がはっ!お前、何を――――」

 

「このまま眠ってろ」

 

獄寺はそう言うと無抵抗の男の顔を滅多打ちにしては気絶させた。

攻撃を予想していなく無防備だった男は呆気なく獄寺如って気絶された。

倒れた男を見ながら獄寺は鋭い眼差しで男を見下ろす。

 

「あの方を狙う者は絶対、許しはしねぇ!覚えておけ!!」

 

既に気を失っている男に向かって獄寺はそう言い切るのであった。

そして少し離れた場所にいるツナの安全を確認すると一息つくのであった。

 

▽▽▽▽▽

 

「「いっしょに モリモリ ぎょうざ牛丼 いつでもなかよしさー!」」

 

「2人共いいわよー!!」パチパチ

 

「機械動いていないけどね!!!」

 

旅館のカラオケ室にてランボとイーピンが『ぎょうざ牛丼セットのうた』を2人で歌っていて、奈々はそれを楽しそうに聞いていた。勿論、そんな歌は旅館の機械に入っているはずもなく勝手に歌っているだけであったが。

ちなみに現時点では皆、旅館の浴衣を着ていた。

 

「そんなに文句を言うなら次はお前が歌え」

 

「ええっ!!?オレが!?」

 

「いいじゃん!歌っちゃったらどう?」

 

「そうだそうだ。その流れに乗って行け」

 

「ボクもツナ兄が歌っているのを見てみたいな~」

 

「うううっ……ただ、機械が動いていないのを指摘しただけなのに……」

 

リボーンに指名されては周りに推されてツナはしぶしぶとカラオケの機械の前に立つ。ランボからマイクを受け取り歌う曲を前にある機械から選んでいた。

 

 

(くくくっ……どうやらオレが狙っているのは気が付いていないようだな……)

 

 

そんなツナ達を中広間の襖と襖の間から真島の部下が隠れて見ていた。その手には手榴弾が握られており、一度カラオケ室から少し離れる。

 

(部屋の中ごと爆破させちまえば逃げられねぇだろ。家族も一緒に死ぬことになるが思うな)

 

「◎△$♪×¥●&%#?!」

 

「なんだ、このガキ――――うおっ」

 

手榴弾を部屋に投げ入れようかタイミングを伺っていると弁髪の子供に何か言われる。聞いたことがない言語に男は無視をしようとしていた――――次の瞬間、彼の体が宙に浮かんだ。そして何かに操られたように遠くに投げ飛ばされた。

 

「あがっ……」

 

投げ飛ばされた男はそのまま床に叩きつけられた痛みで気絶した。何が起きたのか男は分からないまま意識を失った。その時、大きな音が旅館の一部に響いた。

 

「あれ?今、大きな音しなかった?」

 

「気のせいじゃない?何か騒ぎあったら旅館の人が何か言ってくるでしょ?」

 

「そ、そうだよね……」

 

「変なことで時間稼ごうとしないでさっさと決めろ」

 

「わかってるって……ちょっと気になったから言っただけじゃないか……」

 

ぶつくさと言いながらもツナはリボーンにせかされて曲を探していた。男が倒れた音は旅館側が何も言わないのでツナ達はそれ以上言及しないでいた

 

「どうでした?私が用意した練習用のサンドバック」

 

「いい音がしてちょうどよかった」

 

「ふふっ…良かった。あっ、このことは皆さんに内緒ですよ。チョコをあげますから」

 

「うん。イーピン、やくそくまもる」

 

男が倒れた近くでイーピンとたきなが会話していた。男が狙うのを気が付いたたきなはイーピンの連れてカラオケ室の外へ出た。

そこでド近視であるため人を認識出来ないことがあるイーピンの性質を使った。今回のように人がサンドバックや別人に見えることもあり、たきなはそれを利用してイーピンに真島の部下に餃子拳を撃たせたのだった。

もしも別人程度で終わっていたのならたきなは男を無効化するため足や肩を撃つ予定だったがその心配は杞憂だったようだ。

念のためにイーピンにはチョコをあげる対価で今回の件を黙ってもらうことにしていた。ランボと違って彼女はきちんと約束を守るタイプである。

 

「では、お手洗いに行きましょうか」

 

「うん」

 

たきなはイーピンの手を握ってトイレに向かった。倒れている男は獄寺に拘束を任せてその場を去った。

ちなみにツナはNARUTOの初代OP「ROCKS」を選んで歌ったがカラオケの点数は『56点』であり、リボーンからは『悩んだ癖には微妙だな』といじられていた。

 

▽▽▽▽▽

 

「うーーん……お土産ってどういうのを買うんだろうか……悩むな……」

 

カラオケが終わった後にツナは少し早めに皆へのお土産コーナーて土産を探していた。だが、何を買っていけばいいか腕を組んでは悩んでいた。

 

「形が残るタイプは物によってはあんまり喜ばれないかもしれません」

 

「やっぱりそうか……なら、食べ物安定かな……」

 

「私はこういう剣のアクセサリーとか渡されたらテンション上がるけどなー」

 

「それはあなただけですよ、千束」

 

「……悪いけど、オレは渡されたら『あ、うん……』な感想になると思う」

 

「えー!んだもぉ!テンション上がんないのかよ!!」

 

2人に自分の意見を否定されて千束は不貞腐れていた。そんな千束にツナは苦笑してはたきなは苦い顔で彼女を見ていた。

 

 

(まさか店員として命を狙っているとは思うまい)

 

また真島の部下がツナの命を狙っていた。その男は今度は店員としてツナに近づいては懐のナイフでツナを刺し殺そうと考えていたのだ。

真島の部下達はこの旅館に居座ってから従業員として働いており、違和感なく溶け込んでいた。サングラスは外していたり髪型は変えていたのでバレていなく、そもそも人々は思っているほど指名手配犯の顔などしっかり見ていないものだ(流石に真島は裏方で顔を出していないが)

 

(すれ違いざまに刺し殺せば簡単に終わるぜ)

 

男はお土産コーナーの近くにいてはツナの方へ歩き出そうと瞬間に彼の体が宙に浮かんだ。

 

「な、なんだ!?」

 

かなり上空に浮かんでは男は体をじたばたさせるが降りることがてきずにいた。男が周りを見回すとそこに銀髪の男と薄茶色髪の子供が立っていた。子供のも周りの者が無重力のように浮かんでおり、どうやらこの謎の重力は正体はどうやら少年の力なのが男が見ても分かった。

 

「『ツナ兄の誕生日に貰って喜ぶ物ランキング』は3位は『ママンの料理』2位は『新作のゲーム』1位が『京子姉が作った物』…こんな感じかな」

 

「ありがとう。役に立ったぜ、フゥ太」

 

「どういたしまして」

 

「がっ!」

 

ランキングが終わって少年―――フゥ太の雰囲気も元に戻って周りの重力戻り男は急に地面に落とされては痛みで声を上げる。

今まで人や物が浮かんでいたのはフゥ太の『ランキング能力』のせいであった。フゥ太は自分の脳をレッドゾーンまで追い込んで何かをランキングする時に体内に凝縮されたエネルギーが磁場を狂わせて周りの引力を無効化させる…と推測されている(実は遠い宇宙のランキング星と交信している説もある)

ちなみに一時期この能力を悪用されないために封印していたがその悪役がいなくなったために再び使えるように解禁した。

 

「それにしてもツナ兄が心配になって隠れて見守っていたのに気になったことがあって僕にランキングを頼んじゃうなんてね」

 

「うるせぇよ……別にいいじゃねぇか」

 

獄寺が急にフゥ太の前に現れてはランキングを頼んだのはツナを狙う男の動きを止めるためであった。

獄寺が使うダイナマイトだと威力と音で周りに気が付かれる可能性があるので、男の動きを止めるためにフゥ太に自分の存在を知られてでもランキングをしてもらっていたのだ(獄寺が男自身を止めるには距離があった)

それを知られないためにも獄寺はぶっきらぼうに答えた。ちなみにたきなはフゥ太の能力を発動を察してはツナ達をフゥ太がいる方向とは別方向に向かせてはお土産を選んでいた。

 

「僕は行くね」

 

「ああ。くれぐれも俺のことは10代目を含めて言うじゃねーぞ」

 

「うん!流石『ボスに忠誠心が高い若手マフィアランキング』でたきな姉と同一1位はあるよ、獄寺兄」

 

「なっ……!オレがたきな奴と同じ忠誠心だと……!」

 

フゥ太はそういうと走ってツナ達の方へ向かっていった。獄寺はフゥ太が言い放った事実にショックを受けていた。

呆気に取られて数秒間呆けていると男が体引きずって静かにツナの所へ向かおうとしていたところを見つけて男の前に向かう。

 

「おっと、それ以上は行かせねぇよ。大人しくしねぇぞ頭が飛ぶぜ」

 

「くっ……」

 

獄寺は男の前にダイナマイトを見せつけては脅して男の動きを止めた。そして男の体に鎖を巻き付けるのだった。

そしてツナ達はおみやげとして桔梗信玄餅を初めとして山梨のお菓子をお土産として買うのだった。

 

▽▽▽▽▽

 

「夕食です」

 

「うわあっ……!美味しそうな料理だなぁ……」

 

「本当に美味しそう!!私、来てよかったよ!!」

 

夕食時、広間に集まったツナ達はそれぞれの机に出された食事に感嘆の声を漏らした。出された食事は和食で素人目で見ても出来栄えが良さそうな食べ物であった。

ランボとイーピンは口から涎が出るほどで今すぐにも食べそうなほどであった。

 

「2人共、行儀悪いからやめろよ!」

 

「で、でもお腹減ったもんね……」

 

「イーピンもおなかへった」

 

「まあまあ。そんなに厳しくしなくってもいいじゃない。皆の分が出揃ったらすぐに食べましょう」

 

「「「「はーい!!」」」」

 

奈々の言葉を聞いて子供達(と千束)は元気よく返事をした。それを見て、ツナは若干呆れて見ていた。

 

 

(くくっ……料理に毒が入っているとは知らず暢気なもんだ……)

 

 

そんなツナ達を見ているのは真島の部下で旅館の仲居をしている男だった。

普段は真面目に仕事しかしていないので旅館の人間からは信頼があった(そもそも旅館の人間は支配人から紹介されて怪しんでいない)

そんな彼はツナの料理に毒を入れ込んでいた。即効性ではないが食べた少し後に効果が出る物を混入していた。

 

(オレも他の奴と同じくボンゴレ10代目には借りがあるからな……)

 

男はテロ事件でツナにやられた記憶があるために彼に対して恨みがあった。そのために今回の行動に出たのだ。

男はただの仲居のように装って広間にやってきていた。ツナが死んだのを確認した後に仲間達ともにどさくさに紛れてこの旅館を去る手発になっていた。

 

(どうやら、順調に食べているようだな……数分後が楽しみだな)

 

ツナが料理に手を付けて食べているのを見て男は自分の作戦の成功を確信した――――と思われたが。

 

「ツナ、私と料理交換してくれない?」

 

「えっ、別にいいけど……急にどうして?」

 

「私の料理が少し汚れていて変えて欲しいのよ。どうせなら綺麗なツナのを……と思って」

 

「汚れているものをわざわざ人様に押し付けるなよ!!」

 

ツナはビアンキの態度に怒りながらも彼女の要望通りに料理を交換した。汚れと言ってもビアンキのイチャモンだと思いあまり気にしていなかった。ツナの中では本気で汚れていたら従業員に文句を言うと思っていたからだ。

その状況を見た真島の仲間は内心慌てていた。ターゲットであるツナが別の人間と料理を交換してしまったからである。

 

(クソ……今回の暗殺は失敗か。別の手を考えなければ……)

 

とりあえず、様子を見てこの場から離れようと考える男だったが料理を女が食べ始めて数分経っても女は平然としていたのに違和感を持つ。

 

(ば、バカな!?少し食べただけで苦しみだす毒だぞ!?あの女には毒体耐性があるのか!?)

 

部下はいくらたっても苦しまずに食べている女に驚愕していた。男は女に毒耐性があるんじゃないかと疑っていた。

彼の推測通りに『毒サソリ』ことビアンキには毒耐性*1があり、いくら毒物を食べても苦しむことはなかったのだ。

そして毒耐性がある彼女がツナの料理を交換して食べたのは偶然ではなかった。

 

(どうやら、うまくいったようですね……)

 

美味しそうに料理を食べているツナを見てたきなは安心していた。毒を盛られる可能性があったために料理を処置しようと悩んでいた。捨てるとしたら不自然すぎるし、バレずに毒を処分する方法もたきなには持っていなかった。

そんな時に前にツナがビアンキが自分の料理の味見していたシーンを見て心配しているとリボーンが『ビアンキは毒に対して耐性があって食べても苦しむことはない』って断言していた。その時の言葉を思い出してビアンキにツナとの料理交換をお願いしたのだ。

詳しい理由を言わずに『もしかしたらツナの料理に毒が盛られているかもしれないので念のためにビアンキさんと料理を交換してもらえませんか?』とたきなは頼んだ。毒の体制についてビアンキ自身が無自覚の可能性もあるために少し欠けであったが、ビアンキは快くかけ入れてくれた。

 

『愛のためね……いいわ、手伝ってあげる』

 

ビアンキの言葉の意味が理解できなかったたきなだが、自分の意見を受け取ってくれたビアンキに感謝してそれ以上は言わなかった。

そうして現在のようにビアンキはツナと料理を交換しては平然と毒入り料理を食べていた。真島の部下をそれを見て自分の任務の失敗を悲しみながらその場を後にした。

何を知らないツナは出された美味しい料理を食べて満足していた。

 

▽▽▽▽▽

 

「がはははっ!オレっちの必殺のスマッシュょ喰らうもんね!」

 

「卓球ってそういうスポーツじゃないから!!」

 

食事が終わって皆で卓球をするために卓球上に来ていた。そこにはツナ、ランボ、たきな、千束、リボーン、ビアンキがそれぞれその場にいた。

…といってもリボーンとビアンキは卓球上にあるマッサージチェアに座ってゆっくりとくつろいでいた(ここにいないメンバーは部屋でゆっくりと休んでいた)。ツナは卓球台に立っては卓球ボールを人を当たるかのようにラケットを振るランボを見て不安であった。

ちなみ獄寺は卓球上の隅っこで目を光らせていた(サングラスを掛けて、マスクを着けて、フードを被っているためにツナなどに気が付かれていない)

 

「大丈夫だって本気で問題を起こした止めるから。今は楽しもうよ」

 

「千束の言う通り、何かあったら私達も動きますよ」

 

「たきな……千束……」

 

(正直、ランボより後ろに座っているサングラスの男が心配なんですけど……いや、ただの怪しい人かもしれないけど……)

 

千束とたきながランボの心配はないと言ってくれているが、ツナはどちらかと奥に座っているサングラスの男の方が気になっていた。どこか見たことがあるように感じつつガラの悪さで怖くって触れられなかった。正体を知っているたきなはチラと見ながらも視線をすぐに変えた。

 

「オレは静かに休んでいるからじゃますんじゃねーよ」

 

「はいはい。分かりましたって」

 

「念のためにボンゴレが作った周りの音を消すこのノイズキャンセラーを使って音は遮断しておくか」

 

「ボンゴレってもうなんでもありだな!!」

 

「スーピースーピー」

 

「そして寝るのはえーよ!!!」

 

ツナは寝ると言って数秒も立たずに目を閉じて寝てしまったリボーンにツッコミをするが本人にはどうやら届いていなかった。

どうやら銀色の四角形の音楽プレイヤーのような機械が先ほど言ったノイズキャンセラーのようだ。早速、音を消しているのかリボーンの隣のマッサージチェに座っているビアンキも寝ていた。

 

 

(どんな技量の使い手だろうが頭を撃っちまえば関係ない……)

 

真島の部下の一人がさっさと片を付けようと卓球場に入っては銃を取り出してはツナを射殺しようとしていた。射程距離に入ろうとする男に獄寺とたきなは男に警戒していて見ていた。

 

「おい、コラ!リボーン!!こっちみなんか―!!」

 

「お、おい!今リボーンは寝ているし、音を消しているからお前の声は届いていないぞ?」

 

「………」

 

ツナはリボーンに突っかかるランボを必死に嗜めていた。ツナの言葉が理解できないのかリボーンに無視されていると思っているランボは強気に出ていた。

 

「無視すんな!!リボーン!!」

 

「あっ」

 

ランボがキレてピンポン玉をラケットでリボーンに向かって打つ。だが、リボーンはレオンをラケットに変化させて向かってきた玉を弾いてはランボの方へ打ち返した。

 

「ぷぎゃあ!!」

 

「がぁっ……!!」

 

ランボに当たった玉がそのまま飛んで真島の部下にヒットする。威力があったためか玉に当たった真島の部下は痛みでそのままその場に倒れた。

 

「大丈夫か!!ランボ!?」

 

「ひ、ひっぐ……が、がま……うわあああ!!!」

 

「あーあー……泣かないでくれよ。ったく、知らない人まで巻き込んてさぁ……」

 

(てか、普通にランボの玉を返すとか…リボーンは本当に寝てんのかよ……)

 

泣き出したランボを宥めるツナ。リボーンが弾いたピンポン玉が当たって気絶した旅館の客だと思われる男をどうしようか悩みだしていた。

 

 

結局、ランボをツナ達が連れて行く間に倒れている男の謝罪などは本人から志願したたきなに任すことにした。

言うまでなく、たきなは獄寺と協力して男を獄寺の部屋に連れて行った。部屋の押し入れには口に布で塞いでは鎖で縛っている男達がいた。

先ほどの男も同じように体を縛る。

 

「ところでこの鎖はどこから?リコリスのパラコードで縛ろうと考えていましたが……」

 

「いや、実はそこら辺に転がっていてなぁ……丁度いいから使わせてもらっているんだよ」

 

「……」

 

獄寺の答えにたきなは絶句していた。そこら辺の落ちていたものを何も疑問に思わずに使うものかと……たきなは一瞬、獄寺を呆れた目で見たが考えても仕方がないと思いため息をついては縛るのを手伝った。

 

▽▽▽▽▽

 

「これはどういうことだ!?」

 

支配人の部屋にて椅子に座っている真島が目の間にいるサングラスを掛けている大男達に向かって叫んでいた。

勿論、今回色んな方法でツナを狙ったのにかかわらずに何も成功していないことである。

 

「すいません、真島さん……色んな方法や場所で狙っていたんですが……どうやらあいつには凄腕の部下がいて……」

 

「それに関してはこっちの見立も悪かった……思ったより優秀だな、ボンゴレ10代目」

 

「これからどうしますか?真島さん」

 

「決まっているだろ。仲間を助けては俺達全員でボンゴレ10代目を討ち取る」

 

真島が立ち上がって拳銃を上に向けると周りの部下達もつられるように拳を挙げて「うおおおおおお!!!」と声を上げていった。

 

「いいんですか?真島さん、騒ぎを大きくしないためにボンゴレ10代目をひっそりと殺す予定だったのでは?」

 

「そのはずだったがやめだ。そもそも殺人事件が起きた時点でこの場所から離れる予定だったからな。多少騒ぎが大きくなるのは仕方がねぇ」

 

「分かりました。奴に目にものを見せてやりましょう!」

 

部下の1人がそういうと真島は少し笑っては頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その判断が間違いだったのを彼らはまだ知らない。

 

*1
この小説だけの設定




そういえばリコリスのショートアニメがありますがとりあえずその話の設定や内容をこの小説に加える予定は未定です。
アイディア募集に意見を寄せてもらえたら採用するかもしれません。


読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=319679&uid=228766
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