ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

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負けたら終わり!?命掛けのスイム対決!!

夏休み、ツナは獄寺達と共に海に来ていた。

 

「海――――――!!!」

 

「やっぱ海っていいよなーーー」

 

「じじいか、てめーは」

 

(友達と海が来る日が来るなんて、感動ーーーー!)

 

ツナは海パン姿で友達と海に来ていたことに感無量になっていた。

ダメツナ時代が長かったためにこうして友達と海に来ることが今までなかったのである。しかもツナは長いこと泳ぐことができなかったのもある。

 

「あの子達可愛いくね?」

「雑誌モデルみたいだなー」

 

海にいる男達がざわついている方向を見るとそこには三角ビキニを着た京子とハル、そして千束はスポーティビキニで上はサーモンピンク色で下は黒色であり、特に豊満な胸が強調される仕様になっていた。そしてたきなは髪をポニーテールにまとめつつ、紫のパーカーを着ていた。水着はフレアトップで白に赤と青の星柄が描かれているものを上下に着ていた。彼女らの容姿もあって海にいる男達は目を奪われていく。

 

「皆お待たせ―」

 

「着替えてきましたー」

 

(超かわいい!!やっぱ京子ちゃんカワイイな~~~。なぜかオレが誇らしいや)

 

水着姿の京子ちゃんを見たツナは顔を赤くしてそんな感想を思う。そんなツナを見て考えていることを察した千束はたきなの肩を持ってツナの前に連れて行く。

 

「京子ちゃんばかり見ていないでたきなも見て見てよ!可愛いでしょ?」

 

「ちょ、ちょっと!千束!!」

 

前に現れたたきなを見るツナ。髪がポニテにしていて、いつものクールな感じから清楚な感じさせる水着でツナは少しどきまぎする。

 

「なんというか…清楚系でたきなに似合っていると思うよ……」

 

「ツナ……ありがとうございます」

 

ツナが顔を赤くしながら言うとたきなも顔を赤くしてなんとか返事をしていた。

それを見ていた周りは微笑ましそうに見ていて、獄寺とハルは不満そうにしていた。

 

「ランボさん、一番乗りだもんね!」

 

「イーピンがいちばんのり!」

 

「コラ!誰のせいでオレ達、海にまで来たと思っているんだ!!」

 

目を離している隙にランボとイーピンが浮き輪をつけて海に入ろうとするのをツナが叱った。ランボは自分は関係ないようにふるまうが、ツナ達が海に来たのは市民プールのウォータースライダーを壊したために皆で海にバイトに来ていたのだった。ちなみに請求書に書かれた値段は30万円だった。

 

「で、笹川兄貴もこの海岸でライフセーバーのバイトをやっているんだっけ?」

 

「うん。先輩の手伝いしているんだって」

 

山本は砂浜にパラソルを立てながら京子に尋ねていた。既に了平はこちらに来ていてバイトをしているらしい。

 

「えっ!?バイトってライフセーバーだったの!?」

 

「あれ?10代目聞いていなかったんスか?」

 

「いや、リボーンには海のバイトしか……そうか、ライフセーバーかぁ……」

 

ライフセーバーに助けられた苦い子供の頃の記憶を思い出すツナ。一方、千束とたきなはバイトの内容について話し合っていた。

 

「ライフセーバーという仕事は一応、調べてありますが……やったことがないから不安です」

 

「大丈夫だって、誰だって最初は何でも初心者だし。それに京子ちゃんのお兄さんが教えてくれるんでしょ?」

 

「いや、それが寧ろ心配なんですが……」

 

「まあ、ライフセーバーの先輩もいるわけだしへーきへーき」

 

初めての仕事に心配なたきなとなんとなると楽天的的な千束と2人の意見は対照的だった。そうしていると了平がツナ達の前に現れてどうやら夏はライフセーバーとして過ごしているという。

 

「あの妙な動きで溺れたやつを助けられるのかよ」

 

(((確かに……)))

 

獄寺の発言を聞いて、ツナとたきなと千束の心の中がシンクロした。了平の泳ぎは水の中に深く潜ってくねくねとした動きするものであり、あれで人を助けられるのかは疑問に思うのは仕方がなかった。

ちなみに千束もこの前のツナに泳ぎを教える時に了平が泳いでいたので彼の泳ぎを知っていた。

 

「早速、オレの仲間を紹介しよう。と、その前に夏バテ気味の夏バテ気味のパオパオ老師だ」

 

「パ…オ……」

 

(ダレすぎーーーーーー!!!)

 

ライフセーバー用の椅子にダレているパオパオ老師……もといリボーンを見てツナは心の中でツッコミを入れた。

 

「つーか、何でいるんだよ!!」

 

「そして―――」

 

了平は誰かを紹介しようとしていたが見つからないのかあたりを見直す。

 

「困るんだよね、ゴミを捨てられるっと。オレらの仕事が増えるっつーの!」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「わかりゃいいのよ」

 

声がする方向を見ると色黒の男達が子供に絡んでは襟を持って持ち上げて怒鳴っていた。子供が謝るとその子供を砂浜に投げ捨てた。

 

「じゃあ、ここら一帯掃除しておいてよ」

 

「おらよ」

 

「っ」

 

男達はそう言うと飲み干した飲み物の缶やごみ袋を少年へ投げ捨てた。

子供は男達の対応に完全にビビッて震えていた。

それを見た獄寺、山本、たきな、千束はそれを見て鋭い目つきで男達を睨んでいた。ツナは(ひ、酷い……!)と引いていた。

 

「紹介しよう。ライフセ―バーの先輩達だ」

 

「うい~~っス」

 

了平が紹介した先輩達は先ほどに子供に酷いことをした褐色の男達だった。リーダー格のチャラ男、ドレッドヘア、スキンヘッドの3人組だった。

彼らは元並盛中のボクシング部員らしいがそのような感じさせない粗暴で危険な滅をした男達であった。

 

「もしかして了平の妹ってコレ?」

 

「こ、こんにちは……」

 

「中々、オレ好みかもしんない。そっちの金髪の子も」

 

「……どーも」

 

チャラ男はすぐ近くにいた京子に目をつけて声を掛けた京子も兄の先輩ということで無下にできないようであった。声を掛けられた千束は珍しく不機嫌そうに返事をした。

チャラ男に続くようにドレッドヘアとスキンヘッドの男も続くようにたきなとハルを囲むように近づいた。当然、たきなは男達に警戒心を見る。

 

「んじゃ――――女の子は一緒に遊んで」

 

「お前達はしばらく海の平和を守ってくれや」

 

「そ、そんな!」

 

先輩達の行動にツナは唖然としていた。

 

「待てよ」

 

「テメーらの仕事までするスジあいはねぇぞ」

 

「ああっ!?」

 

反発してくる山本達にチャラ男は睨みつけるように彼らを見る。

 

「そのとーりだ、先輩!こいつらを呼んだのはは先輩達を遊ばせるためではない!」

 

「分かんねーのか?了平」

 

「オレ達は可愛い後輩たちにライフセイバーのすばらしさを知ってもらいたいんだ」

 

(嘘だ――――!!!)

 

あからさまの嘘だと変わる言葉だったが、単純な了平はその言葉を聞いては片手の拳をもう片方の手に「ポン」と置いて納得していた。

 

「だったら私、兄を手伝います」

 

「そーです。ハルはツナさん達と一緒にいます」

 

「どいつがツナさんだ?ツナってマグロのことだろ?そーとー泳げるんだろうな」

 

「うける。あははははっ」

 

ツナを馬鹿にするような発言をしてたきなが前に出そうになるがその動きを千束が肩を掴んで止めた。

 

「何をするんですか!千束!!」

 

「ツナを馬鹿にされて怒る気持ちはわかるけどたきなが動かなくっていいって。ほら」

 

千束が指をさすとそこにはツナを馬鹿にされて怒っている獄寺の姿がいた。

獄寺は喧嘩を売るがチャラ男は別の形式で勝負することを提案した。

 

「3対3のスクラム勝負。敗者は勝者の言いなりになるんだ」

 

「なっ」

 

「ふざけん――――」

 

獄寺が言葉を言い終わる前にいつのまにか夏バテから立ち直っていたパオパオ老師…リボーンが口をグローブで塞いだ。

 

「面白そうだな。その勝負受けるぞ」

 

(物理的に黙らせたーーーーーー!!!)

 

こうしてツナ達は柄が悪い先輩達と勝負を受けることになってしまった。

そして勝負は向こうに見えるたんこぶ岩を泳いでぐるっと回ってくるもので3本中2勝した方が勝ちと決まった。

 

「んじゃあ、オレが1番手行くぜ」

 

「じゃあ、オレは2番手だ。3本目は10代目頼めますか?」

 

「えーーーーーーー!!オレもーーーーーーーー!!?」

 

勝負に参加する3人を決める中で自然と山本、獄寺、ツナと決まった。まさか自分も参加するとは思わなかったために声を上げた。

 

「それなら私が――――「おっと、今回は見守ろうよ。たきな」

 

「さっきからどうして止めるんですか!?負けたらあっちの言いなりになるんですよ!!?」

 

「まあまあ。今回はさ助けられるお姫様気分で行こうよ。ツナによって人質にされた私達が助けられる……それって悪くないんじゃない?」

 

「……意味が分かりません」

 

千束に自分の参加を止める理由を聞いていたたきなだが、あまり納得できない話で不満げであった。2人がそうこう話しているとツナが3人目と参加する流れになっていた。

 

「ツナ君、頑張ってね!!」

 

「うん!」

 

(「うん!」って言っちゃったよーーーーーー!!!)

 

京子に言われて無意識で『うん』とツナは答えてしまって後悔していた。

その流れを見ていたたきなは目を細め、千束はそんな彼女を見てにやにやするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして山本と獄寺がそれぞれ勝負することになったが……最初の山本が帰ってこられずに次の獄寺も同じようにたんこぶ岩に回ったあたりで行方が分からなくなっていた。

 

「ん~?第2泳者も足つったのか?」

 

(あやしーーーーっ!ぜってーーー何かされてる――――!!!)

 

露骨に態度をしている先輩にツナは確実に怪しんでいた。

そしてそれは彼だけでなく、千束とたきなはもすぐに気が付いていた。

 

「どう考えてもたんこぶ岩の方にあちらさんの仲間がいた可能性が高いですね……」

 

「ねー…露骨ちゃあ露骨」

 

「どうします?獄寺達を助けに行きましょうか?」

 

「それは少し待った方がいいかな?あの2人がそのまま捕まったままだと思えないし……それに」

 

「それに?」

 

「どうやらツナが勝負するみたいだよ。ツナを信じよう」

 

千束が指摘するとチャラ男は大サービスでツナが勝ったにこちらの勝ちと提案して来ていた。ツナは(ぜってーワナだ!!)と思いつつ受けるしかなかった。

なお、了平が獄寺たちの様子を見に行こうとしていたがチャラ男によってまた丸め込まれて納得していた。

 

「第三泳者ヨーイ!!」

 

「さあ、行こうか。ツナさんよ」

 

「ああ……」

 

(蘇る過去~~)

 

ツナは勝負前に自分が昔溺れていたことを思い出しては顔を真っ青にしていた。

だが、自分が頑張らないとチャラ男達に京子ちゃんが狙われることを考えて、自分を奮い立たせた。

そしてスターターピストルがなってツナとチャラ男は泳ぎ出した。ツナはプールでの泳ぎの特訓が身についていたためか前よりずっと上手く泳げていた。

 

「すごーい、ツナくん!」

 

「早ーい!早ーいです!!」

 

「無論です。皆であれだけ協力して練習しましたから」

 

「見違えるほど変わったね。あれならなんとかなりそう」

 

ツナの泳ぎを見て女子達はそれぞれ感心していた。特にたきなと千束はチャラ男と負けない泳ぎをしていると確信していた。

 

「ああっ!泳げている!!」

 

「へっ、ドシロウトの泳ぎだな」

 

(嬉しい…進んでいる!!)

 

チャラ男に馬鹿にされようとツナは自分が泳げていることを感激していた。

例え素人の泳ぎでも今まで碌に泳げなく、無様の泳ぎをしていたのを考えたらツナにとっては大きな進歩であった。

 

 

「誰か――――!!!うちの子をーーーーー!!!」

 

 

2人が競い合っている中、1人の母親の叫び声が聞こえる。どうやら、彼女の娘が沖に流されてしまったらしい。

ツナもすぐにその子供を見つけてチャラ男に一時休戦を訴える。

 

「ナンパ目的のライフセイバーで危険な沖まで行くくわけねーだろ!あーゆーバカなガキが溺れ死ぬのは自業自得っつーの!」

 

「なっ、そんなー!?」

 

ツナはチャラ男の発言に信じられないという顔をしつつ、流されていく女の子の悲鳴を聞いて悩みながらも助けに行くツナ。

 

「ツナ君!」

 

「無茶です!」

 

「くっ!」

 

「待ちなよ、たきな。今行っても被害が増えるだけだよ」

 

周りがツナの心配をして、ツナの所へ駆けつけようとしていたたきなを千束は声を出して引き留めらせる。

その声を聞いたたきなは悔しそうに千束を睨んだ。

 

「ですが、このままだとツナが……!」

 

「大丈夫だよ。見てみなよ、リボーンの姿がないでしょ?これはすでに動いている証拠だよ」

 

千束に言われてたきなはすぐに周りを見るが確かにリボーンの姿はいなかった。あの家庭教師がこの場面で何もしないということはありえないために動いていることはほぼ確定であった。

その頃、ツナはチャラ男に馬鹿にされながらも必死に溺れている子の所へ向かって行った。

 

「やだね~ヒーローきどりか?海はそんな甘くねーぞ。バカが」

 

(あいつらに分かんないよ!流されていく怖さなんて!)

 

ツナは昔、自分が溺れてライフセ―バーに助けられた過去を思い出しながら必死に泳いでいた。子供の「助けて」というに「もう少しだから…」と返答する。そして――――

 

「も…もう大丈夫!」

 

ツナは流された子の傍に辿り着き見ていた砂浜の方から歓喜の声が沸いた。だが……。

 

「あ、あれ……?体が……」

 

「えっ」

 

「うごかない……」

 

「お兄ちゃん!?」

 

子供を助けるために力を使い果たしたツナはそのまま海に沈んで行ってしまう。

 

(やっぱりオレ人を救ったりすることができないのかな……)

 

[死ぬ気になれば何でもできるぞ]

 

海に落ちていくツナをスキューバダイビングの服装の海に潜っていたリボーンが見ていて、レオンを拳銃に変えては死ぬ気弾をツナの額に打ち込む。

そうするとツナの額に橙色の炎がともっては海に飛び出した。

 

復活(リボーン)!!死ぬ気で救助活動!!!」

 

死ぬ気状態で復活したツナは女の子の浮き輪を掴んでは砂浜に向かっていく。

 

「へっ、そーはいくか。岩の影には後輩がたくさんいるんだ」

 

「ボコボコにしてやれ」

 

「後輩ってのはこいつのことか?」

 

後輩どもを使ってツナに妨害を掛けようとする先輩達だったがその後ろに山本と獄寺が現れる。

 

「「何――――――!!?」」

 

ドレッドヘアとスキンヘッドの男は倒れている後輩達を見て開いた口が塞がらなかった。

なんせ山本と獄寺の下に転がっているのは獄寺達を足止めさせた後輩達だったからだ。

 

「先輩方」

 

「可愛がってくれたお礼をしなくちゃな」

 

「ひぃぃっ」

 

獄寺が手をポキポキと鳴らし出す。これまでのお返しと2人は彼らに迫るのであった。

 

「やっぱり2人は心配なかったね」

 

「ええ。今まで現れなかったのは自分達を足止めしていたようですね。これだけの数」

 

 

「じゃまだ!!」

 

 

声がする海の方向を千束とたきなが見るとツナが手柄を自分のものにしようと言い寄ってきたチャラ男をぶっ飛ばした所であった。

こうしてツナは少女を助けることができたが――――

 

 

 

 

 

 

 

「助けてくれたのはもっと鬼のようなお兄ちゃんだった」

 

「そ、そんな……」

 

少女は死ぬ気状態ではないツナを別人だと認識してしまっていた。ツナの周りを囲んでいる人々も助けた少年をツナとして認識していなかった。

自分の功績が認められずツナは涙を流してはがっくりして膝を地面につけた。そんなツナにたきなが後ろに現れて彼の肩に手を置く。

 

「た、たきな……」

 

「ツナが少女を死ぬ気で助けたことは私はきちんと分かってますよ。頑張りましたね」

 

「う、ううっ……ありがとう!ありがとう!!」

 

「よしよし」

 

自分の功績をまっとうに評価してくれるたきなにツナは感激のあまりに泣きついた。たきなは地面に膝をつけてツナに抱き着くように姿勢を取って泣くツナの頭を優しくなでていた。ちなみに周りの人々は既に興味がなくなって周りからいなくなっていた。

 

(ひゃー……思ったよたきなって積極的……まあ、ツナは気が付いていないけど)

 

千束は思ったより隙あればツナに無意識なアプローチを行うたきなに驚いていた。といってもツナは鈍感なためかその行為に気が付かず、たきなも無意識のためか2人の距離は縮まっていなかったが。

そんな2人の様子は駆けつけてきた獄寺とハルが突っ込むまで続いていた。




本来は夏祭りと1つでしたが、長すぎたために2つに分けました。
次が夏祭りの予定です。そのためにいつもより短くしてあります。
ちなみに今回みたいに千束達を原作回に入れる話は彼女たちがいるだけになりやすいので難しいです。


読んでいただきありがとうございます。
感想と評価をお待ちしています。
アイディアや質問を募集しているのでよかったらどうぞ。
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