ボンゴレファミリー所属の千束とたきな   作:たきな大好き0802

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目指せ借金返済!思い出の夏休み!!

「夏祭り―!焼きそば、お好み焼き、焼きとうもろこし、かき氷、じゃがバター……くぅ、どれにしようか悩んじゃう!!」

 

「食べ物ばっかりじゃないですか……」

 

「太るぞ」

 

「いいんだよ!その分、動けば!!」

 

海での出来事から何日か経ってはたきな達は夏祭りに来ていた。

今回はクルミも入れた3人がそれぞれピンク、青、黄色の赤と水色の彼岸花の模様が入れられている浴衣を着ていた。

 

「先生、ここで屋店を出したかったけどまだ浅いし許可貰えなかったみたい」

 

「まあ、普通に数か月前に見せ出したばかりの人に屋台はやらせてもらえないでしょうね」

 

「そういえばミズキの奴は?入口あたりまで一緒にいた気がするんだが……」

 

「いつもの病気だよ。男を求めてどっか行っちゃった」

 

「相変わらずですね……」

 

仲間のミズキがいつものように男を求めて姿を消したのを聞いて、たきなは呆れながらも納得した。彼女はこういうイベントでどこか行っては結局、逆ナンなど失敗しているのでもはやパターン化していた。

 

「あっ、チョコバナナだ!!」

 

「走らないでください!転びますよ!?」

 

「子供か……」

 

チョコバナナの店を見つけた千束は店に一直線に走り出した。走り出す千束を止めるたきなとそれを冷めた目で見るクルミで分かれていた。

チョコバナナ屋に出されているバナナはチョコが塗られてはいなかった。

 

「チョコバナナ3本ください!」

 

「ちょっと待っててくださ――――って、千束!?」

 

「ツナ!?こんな所で何してんの!?」

 

「え、えっと実は……」

 

千束達とばったり会ったツナは事のあらましを話した。

まだプールのウォータースライダーの修理代が返せずにいたためにこの夏祭りの屋台で金を稼がないといけないらしい。ツナはリボーンが知っていたらサボると考えていたためにこの屋台に来るまで知らなかったらしい。ちなみに店には獄寺と山本も一緒に働いていた。目標は500本らしい。

 

「つーわけでこうしてチョコバナナを少し撃っているわけなんだよ……」

 

「そうだったんだ……」

 

「そういうわけでしたら。私も付き合います!!」

 

「えっ。で、でも……」

 

「悪いが手伝うのは男達だけだぞ」

 

「「リボーン(さん)!!」」

 

たきなが浴衣の袖をまくって手伝う態度を見せていると浴衣姿のリボーンから声が掛けられて止められてしまう。

 

「なぜですか!?人数がいた方が……」

 

「今回は男達だけでやることを決めたからな。女、子供は遊んでいていいぞ」

 

「ですが……」

 

「たきな、今日はゆっくり楽しんできてよ。こういう日はボンゴレとか忘れて楽しんだ方がいいよ」

 

「ツナ……」

 

たきなはツナの気遣いを感じつつ、どこか納得できなかった。ツナ達、男共が働いているのに自分達だけ嘘んでいることなどたきなにはそんなに簡単に割り切れなかったからだ。

 

「そうだぜ、こっちはオレ達で回すから心配すんな」

 

「もう野球バカとオレと10代目がいるから足りてんだよ。狭い店にこれ以上いたら動きにくくって仕方がねーんだよ!」

 

「……そうですか」

 

「まあまあ、男共もこう言うし今日は遊びに行こうよ。あっ、チョコバナナ3本ね」

 

「あいよ」

 

まだ納得できていないたきなの肩を組んでは千束はチョコバナナを獄寺達に注文する。獄寺は店員として3本のチョコバナナを彼女に手渡す。

 

「ありがとう。それじゃあ行こう、たきな」

 

「え、ええ……」

 

「あっ、オレ達がなんとか全部売ったら皆で花火を見に行こうよ」

 

「いいね。私達待っているからね。きちんと全部売り上げてよ」

 

ツナの提案に千束は賛同してチョコバナナを持ってたきなとクルミと共に店を去っていった。だが、たきなはまだ不満げの様で離れていくチョコバナナ屋をチラっと見ていた。

 

「たきな、お前まだ納得できていないのか?あいつらがやると決めたんだからいいだろう」

 

「そうですが……」

 

「まあまあ、忘れるくらい遊びに行こうよ!」

 

「ちょ、ちょっと!そんなに走ったらチョコバナナが落ちてしまうますよ!?」

 

千束はたきなの手を握って走り出した。たきなはあまりにも急過ぎた千束の行動に戸惑っていた。これは千束がたきなを心配して元気づけるための行動であった。

その場にポツンと残されたクルミは「やれやれ…」と呆れながら2人の後を追うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから千束とたきなとクルミは色んな屋台を回っていた。食べ物だけではなく、ヨーヨーすくいや射的なども行っており、腕にはその景品の袋が下げられていた。

 

「いやー大量大量!!たきなが射的に強くって助かったな~」

 

「ああいうのは小物を狙うのが一番いいんですよ。合理的に考えたら大きなものとか絶対に固定されていますし」

 

「まあ、そうだな。簡単に落とされたら店的にも損だからな」

 

「えー!昔、エアガンが欲しくって打ち込んでいた私は一体……!?」

 

「……ここにあからさまな手に引っかかる馬鹿がいたぞ」

 

射的の裏側を初めて知った千束は露骨にがっかりしていた。クルミはそんな彼女を蔑んだ目で見ていた。

 

「それにしても…ここら辺ではひったくり犯が現れているそうですね。たこ焼き屋の主人がひっそりと愚痴ってましたよ」

 

「悪い奴がいるもんだねー。そのうちにウチの方で依頼が来るかもね。『ひったくり犯を捕まえてくれ』って」

 

「流石にただの喫茶店だと思われている場所に頼む人は少ないでしょう。それにこの町には風紀委員がいますからそういう輩は狙われると思いますよ?」

 

「おい、噂をすれば影だな」

 

風紀委員達が屋台を潰している場面であった。店の主人らしき人物が「ごめんなさい。払いますって!」と必死に懇願していた。

 

「な、何…あれ……なんで店潰されているの?」

 

「調べた所によると並盛には昔からここらを取り締まっている連中に金を払うのが伝統なんだそうです」

 

「ショバ代らしいな。払わないとああなる。おっと、どうやら噂の風紀委員長も来たようだな」

 

クルミが言うと少し離れた場所から風紀委員長の雲雀恭弥が歩いてきた。周りは彼を恐れているのか彼の前から姿を消していった。

 

「確かに揃っているね」

 

屋台を潰された男からの金を受け取ってそれを確認しては雲雀はその場を後にした。その姿を千束を含めた3人はそれを黙ってみているしかできなかった。

 

「本当に何、あれ……ヤ〇ザ……?」

 

「もはやそれに近い何かですね。『雲雀恭弥』という存在は危険極まりありません。……出来たら関わりたくないのが本音です」

 

「2人ともあいつが気になるならボクが調べてやろうか?」

 

「「いやいや!!調べなくっていいって(です)!!」」」

 

「お、おおうっ…」

 

調べることを提案したクルミだったがそれは千束とたきなは全力否定したためにクルミはまさかの反応に気圧されたからであった。

 

「いくらクルミでも危険な橋は渡らせられないよ」

 

「どう考えても藪から蛇な事態になるのは目に見えていますし、それなら最初から触れない方がいいですよ」

 

「どんだけ恐れられているんだよ……ちょくちょく聞いているエピソードからしても危険な奴だとは知っていたが……」

 

ちょくちょく雲雀と絡みがあるたきなと千束は自分達から雲雀について関わろうとする気はなかったそれほどあの男は危険な存在なのだ。

そんな中、千束はたきなが少しそわそわしているのに気が付く。付き合いが長い千束はその理由をすぐに察しすることができた。

 

「ねぇ、たきな。本当は今すぐにもツナの所に向かいたいんでしょう?」

 

「そ、そんなことは……手伝いも先ほど断られていますし……」

 

「気になる行っちゃおうよ。人数は足りているといってもやっぱり人数はいた方がいいし」

 

「えっ。で、でも……」

 

「あいつらだけだと心配だからな。なんせ既に出しているバナナにチョコ塗りさえしていない店だからな。面倒だから言わなかったが」

 

「いや、そこは言おうよ……」

 

クルミのぶっちゃけを聞いて千束はやや引き気味であった。

そして、未だに手伝いに行きたいのに躊躇しているたきなを見て千束とクルミは「もう一息だな」と確信する。

 

「女と子供はダメとかリボーン奴が勝手に言ってきたことだからな。ボク達が勝手に手伝ってもとやかく言われる筋合いはないだろう」

 

「そうそう。だめだったら一度怒られたら謝ったらいい話なんだから。そうすればリボーンだって許してくれるっしょ」

 

「……普段からそんな考えはどうかと思いますが……そうですね。ダメもとですが行ってみましょう」

 

「よし!そうこなくっちゃ!!」

 

「ちょ、ちょっと!!」

 

千束はたきなの腕を掴んで走り出した。それはクルミは「やれやれ」とつぶやきながら後をついていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手伝いに来たよ――――ってあれ?」

 

千束達がツナ達のチョコバナナ屋に行くとそこは見違えるほど繁盛していた。

人々は次々とチョコバナナを求めて買っていく姿を見た千束は驚きを隠せなかった。

 

「どういうこと……?ほんの少し前までは繁盛してなかったよね?」

 

「ええ、確かにそうです。意識改革したのかクルミが指摘した出してあるバナナにもチョコが塗ってありますよ」

 

「しかも店はなんか中華風にしてあるぞ。誰の趣味だ……?合ってはいるんだが……」

 

ツナ達のチョコバナナ屋は少し前と違って展示してある素のバナナにチョコが塗ってあり、店もなぜか中華の噴水など出したりと少し中華風になっていた。それが功を制したのか人々はツナの店に買い求めるようになっていた。

千束達3人は明らかに動揺していた。

 

「悩んでいてもしかたがないよ!直接聞きに行こう!!」

 

「あっ、千束!」

 

千束はそう言うとすぐにバナナ屋に走り出す。たきなが何か言う間もなく向かって行った。

 

「ツーナ!繁盛しているね」

 

「千束!そ、そうなんだよ!大人イーピンがアドバイスしてくれたおかげで店が繁盛したんだ!!」

 

「イーピンちゃんがね……良かったじゃん、ここまで売り上げが伸びてさ」

 

「うん!」

 

「それでてめーは買うのか買わねーのかどっちだよ!?」

 

「勿論、買うよ。チョコバナナ3本ください」

 

ここまで変わった理由を聞いて納得した千束は獄寺に言われて千束はチョコバナナを人数分買うのであった。

そして千束はたきなとクルミがいる場所まで歩いて行った。

 

「――――ということらしいよ。イーピンちゃんもいいアドバイスするね」

 

「それはいいですけど、チョコバナナ買いすぎでは?」

 

「えっ、食べないの?食べないならその分、食べるけどさ」

 

「まあ…食べますけど」

 

「ボクはいらないよ。千束、お前と違ってそんなに食べられないからな」

 

「えー……美味しいのになぁ……」

 

断ったクルミに残念な顔で千束はチョコバナナをパクパクと食べるのであった。

実は先ほど、焼きそばやらフランクフルトや綿あめなど色々食べていたのに平然と食べている千束にたきなとクルミは信じられない目で見ていた。

 

「それにしても残念だったね、たきな。ツナの手伝いが出来なくって」

 

「確かに手伝いが出来ないのは悲しかったですが……お店が繁盛していてよかったです」

 

「確かにな。あれなら花火には間に合いそうだな」

 

千束は少し顔をうつむいて残念そうにしては直ぐに顔を上げて嬉しそうに答えた。それに同意するようにクルミが皆が楽しみにしていた花火について触れた。

 

「それじゃあ、差し入れの食べ物を買っててあげようか。3人は仕事が忙しくって何も食べていないだろうし」

 

「それに賛同です。もう少し時間が経てば店も落ち着くでしょうし」

 

「じゃあ、さっそく行こうか!」

 

「ちょ、ちょっと!……はぁ、いつもの事ですけど……」

 

千束のツナ達に差し入れを入れる提案を聞いてたきなが同意するとすぐに彼女の手を握って祭りの中を歩きだす。たきなは強引すぎる千束の行動に慣れてきたためにため息をして諦めていた。そんな2人を『いつものか……』とつぶやいては冷めた目でクルミは見るのであった。

 

+++++

 

「ふう……買えた買えた。3つも作ってもらうとなると時間が掛かるもんだね」

 

「店選びに失敗しましたかもしれませんね」

 

「まあ、焼きそばを買えただけでもOKだろ」

 

あれから千束達はツナ達の差し入れのために焼きそば屋に並んだが、そこの作るスピードが遅かったためかそれとも単純に注文した数が多かったために時間が掛かっていた。一応、3人分は手にすることができたので問題はないのだが。その袋はたきなの腕に引っ提げている。

 

「それらしても皆、同じ物でよかったんでしょうか。折角ですし、バラバラでよかったのでは?」

 

「いやいや。こういうのは皆一緒だからいいものであって別々だとだめだって」

 

「はぁ……そういうものでしょうか?」

 

「騙されるな。そいつは別々で買うのがめんどくさいだけだ」

 

「うっ……」

 

クルミに指摘されて千束は図星であるように露骨に顔に表情に出す。それを見て「やっぱり」というように千束を見るたきなであった。

 

「でもいいじゃん!こういう屋台の焼きそばって美味しいし――――「コラ―――!!待て―――!!」

 

「って、ツナ!?」

 

自分達の横切って気にも留めずに走り出していたツナにたきな達は違和感を感じると同時に事態が切羽詰まっているのが察することができた。

千束はすぐにたきなと顔を合わるとたきなはすぐに察して頷いた。

 

「クルミ、ちょっとツナを追いかけるからこれ、持ってて!!」

 

「お、おい!」

 

千束はたきなはクルミに屋台で手に入れたものを押し付けてはツナを走って追いかけた。

押し付けられたクルミは押し付けられたものの重さでその場に動けずにいた。

 

「ツナ!大丈夫!?」

 

「あっ、たきな!千束!丁度良かった!!あいつ、店の売り上げを盗んでいったんだよ!!」

 

ツナは目の前に走っているハンチング帽子を被っている男を指してはそう言った。

千束達が見ると男は硬そうな手提げ金庫を腕に抱えていた。

 

「…ということはあれが噂の引ったくり犯?」

 

「そうでしょうね。ですが、ツナ達の店の売り上げに手を出したのが運の尽きですね」

 

「わるいのはぜったいだめ!」

 

「2人共ついて来ちゃったのか……」

 

「別にいいじゃないてですか。相手が複数犯だった場合は戦力になりますし。今の私達は服装だし動きづらいですし」

 

「そりゃあ、そうかもしれないけど……」

 

たきなの言う通り今の千束達は浴衣で上手く動けないのは事実だった。他のメンバーはいないのを考えたら戦えるランボとイーピンがいるだけありがたいのは事実だった。千束は子供達を戦わせるのはあんまり快く思ってはいなかった。

そのような話をしていると引ったくり犯は神社に階段を登っては参道まで行っていた。

当然、ツナ達もひったくり犯の後を追って神社の中に入ったのだがそこには――――

 

「引っかかったな」

 

「ふへへへへっ」

 

境内にはこの前の海の時のライフセーバーの先輩方3人が待ち受けていた。先ほどの引ったくりもドレッドヘアーの男だった。

チャラ男の右側の頬には白いガーゼが貼られていた。

 

「ライフセーバーの先輩!」

 

「ひったくりはオレ達の副業で夏は稼ぎ時なんだわ」

 

「ええっ!!」

 

「でもこの金だけじゃ気が晴れねぇんだよ!」

 

チャラ男が言うと周りに柄が悪い男達が大勢姿を現してツナ達を囲む。男達はバットや木刀など武器を持っていた。

 

(花火どころか絶体絶命だ――――!!!)

 

「千束、武器は持っていますか?」

 

「うん、まあ…最近は物騒だから念のために持ってきてはいるけど……」

 

「相手が相手だから銃を使いにくいのは失敗しました……麻酔銃を持ってくるべきでした」

 

「私の方はパンピーに使う分まだマシだけど弾数がね……数が多すぎるよ」

 

「しかも今は浴衣ですから動きにくいですから体術でなんとかするのも厳しいですよ」

 

ツナが周りに不良達に囲まれて絶望している中、千束とたきなはこの事態をどう切り抜けるか話し合っていた。彼女らの実力なら倒すのは簡単かもしれないが、それも普段の準備が整っている時の話である。

今の彼女らは浴衣の衣装で武器も念のための拳銃1丁しか持っていない事態であった。しかも相手は不良とはいえ、エージェントのリコリスが一般人であり騒ぎになるために拳銃を使うのはあまり好ましいことではない(流石にボスがピンチには躊躇う必要はないが)

弾数の問題もあり、それは千束の非殺傷弾も同じで持っている弾数が囲んでいる男達よりもずっと少なく、1発でも高価のためにパンピー相手に対しては使うのは避けたかった。

 

「あくじだめ!」

 

「ランボさんも悪いをやっつけるもんね!」

 

「ランボ、イーピン!!」

 

(こんな小さい子たちも頑張っているだし…泣き言言ってられないよね)

 

ランボとイーピンの果敢に立ち向かう様子を見て千束は自分が色々と心配して弱気になっていたことを考えなおす。

そんな時、打撃音と共に不良達の1人が倒れだす。そして倒れた男の後ろには――――

 

 

「うまそうな群れを見つけたと思ったら追跡中の引ったくり犯を大量捕獲」

 

「ヒバリさん!」

 

 

トンファーを持って楽しそうに笑う雲雀の姿があった。

 

「んだっ!なんだこいつは!?」

 

「並中の風紀委員だ!」

 

いきなり現れた雲雀に不良達にも動揺が広がる。ツナは(もしかしてオレを助けに…?)に淡い気持ちを持つが……。

 

「集金の手間が省けるよ。君達かが引ったくってくれた金は風紀委員が全部いただく」

 

(またこの人、自分のことばっかりーーーーーっ!!!)

 

(でしょうね)

 

(まあ、ぶれないと分かっていたけど)

 

雲雀の言動に引いているツナだったが、対照的に千束とたきなはお察しであまり驚いていなかった。そしてそんな中でイーピンの頭に筒子時限超爆が発動してしまう。どうやら好きな雲雀を見て恥ずかしくなって発動してしまい、近くにいたランボに張り付いた。

 

「ぎゃー!ランボさん爆発嫌だもんね!!イーピン離れて!離れて!いやーーーーー!!!」

 

イーピンに貼り付かれたランボは必死に逃げるがイーピンは離れずに結局、森林の方でイーピンは爆発して大きな爆発が起きた。

ツナ達はそれをただ見ていることしかできなかった。

 

「加減いらねぇ!やっちまえ!!」

 

「おう!!」

 

(雲雀さんがいるとしてもこの数はやばいんじゃ……)

 

チャラ男の扇動により不良達は返事をしてはツナ達に攻撃を仕掛けようとしていた。30人近くいるのを見て雲雀がいるとしてもこの数はツナにとって不安だった。

 

「だったらお前も戦え」

 

神社の赤い鳥居の上に乗っているリボーンは拳銃でツナの額を打ち抜く。勿論、弾は死ぬ気弾で倒れたツナの服が破れてはパンツ一丁になる。そしてツナは回転しながら思いっきりジャンプし、地面に着地する。

 

復活(リボーン)!!死ぬ気でケンカーーーー!!」

 

「よし!死ぬ気モード来た!これで勝つる!!」

 

死ぬ気モードになったツナを見て千束は勝ちを確信した。

 

「オラァ!来やがれぇ!!」

 

「余計だな」

 

「たかが、中坊2人と女2人だけだ!一気に仕掛けろ!!」

 

「くっ……!!」

 

チャラ男の指示に苦い顔をするたきな。服に入れておいた拳銃を掴む。その時、囲んでいた男達の後ろが爆発する。

 

「10代目!」

 

「助っ人とーじょー」

 

そこにはダイナマイトを持った獄寺と刀に変化するバット『山本バット』を持った山本が駆けつけていた。

 

「2人共!」

 

「やった!これで100万力だ!!」

 

獄寺と山本の参戦にたきなと千束がそれぞれ歓喜した。今まで不安だった戦力が一気に上がって勝率が上がったのを2人は確信した。

 

「雲雀との共同戦線だな」

 

「冗談じゃない。ひったくった金は僕が貰う」

 

リボーンの言葉を否定するように自分の目的を告げる雲雀。

 

「やらん!」

 

「当然っス」

 

「ああ!」

 

「ツナ言う通りです」

 

「悪いけどこれはこれはツナ達のお金だよ!!」

 

「何、自分達だけで盛り上がっていやがる掛かれ!!!」

 

雲雀の言葉に返すツナの言葉に4人はそれぞれ同意する。そんな自分達の中で完結しているツナ達にキレてチャラ男は不良達に指示して仕掛け始めた。そしてそれを迎え撃つようにツナ達は動き出す。

 

「はぁっ!」

 

千束は襲い掛かって来た男一人を相手を背負って肩越しに前方に投げる背負い投げで投げ飛ばして後ろにいた不良共々倒した。

 

(良し!この方法なら銃を使わず対処できる!)

 

エージェントとして育てられていた千束達は銃を使わずとも相手を対処できる方法は心得ていた。今回、ツナ達もいるために他の大勢の相手を任すことができるために割と余裕が出来ていた。そして隣では不良の顎とみぞおちと急所に攻撃をして倒しているたきなの姿があった。

 

(どうやら、たきなの方も大丈夫そうだね)

 

不良を倒しているたきなを見て千束は一安心して不良を1人1人相手にするのであった。

 

+++++

 

「つ、強すぎる……」

 

「お前ら…本当に中坊か……」

 

それから十数分後、空はすっかり夜になっていて不良達は全て倒されて横になっていた。

あまりの戦力差にチャラ男はうめいてはそのまま気絶した。

 

「これは貰っておく」

 

雲雀はそういうと男達の懐からひったくった金を持ち出す雲雀。

そして地面に落ちているツナ達の店の手下げ金庫に手を付けようとしていた。

 

「この金は渡さねぇ!!」

 

ツナはそういうと金庫に被さる様にしては身を丸くした。そしてすぐに獄寺、山本、たきな、千束はツナの前に出て雲雀に立ち塞がる。

 

「ぐぬぬぬぬ!!!」

 

ツナは睨むように雲雀を見ていたが、すぐに死ぬ気弾の効果が切れていつものツナに戻って弱気になってしまうがそれでも金庫の上に覆いかぶさったままだ。

 

「このお金は皆で集めたお金なんです!絶対渡せません!!!」

 

「そうだ!テメェなんかにやれるっか!!」

 

「そういうこった!!」

 

「あなたにやる金なんて1円もないよ!!」

 

「それでもやるっていうなら本気で抵抗させてもらいます!!!」

 

それぞれ雲雀に敵意を向けては強気で対抗する。雲雀もそれを見て面白そうに笑うが、少し気がそれたのか直ぐに背を向けた。

 

「貸しにしておくよ」

 

雲雀はそう言って神社の階段を下りて行った。

 

「……はぁ~~~!!」

 

「やりました!!修理代は守りました!!!」

 

「でも花火もう間にあわないね……」

 

「ツナ……」

 

がっくりと肩を落とすツナを心配そうに見つけていた。どう声を掛ければいいのか悩んでいた。

 

「ツナくーん」

 

「ツナさーん」

 

「ツナ兄~」

 

「ツナ!」

 

そんな時に階段方の方から京子、ハル、フゥ太、クルミがそれぞれ神社にやってきていた

彼女らの腕には千束達がクルミに渡した景品や食べ物の袋を引っ提げていた。

 

「京子ちゃん!どうしてここへ?」

 

「オレが呼んだんだぞ」

 

「り、リボーンお前……」

 

ツナはリボーンが呼んだと聞いて目を潤わさせ感激させていた。

 

「勘違いするなよ」

 

「ボクのランキングによるとここは花火の隠れスポットナンバーワンなんだぁ」

 

フゥ太がそういうと空には花火が上がり始めていた。それを合図に爆発したイーピンと喰らっていたランボも合流し始めていた。

そしてツナはリボーンが用意した新しい服を着ては皆と共に神社の草原に座って打ち上げられた花火を見ていた。

 

「うわっ……」

 

皆、声を出して花火を楽しんでいた。空に打ち上げられて花開く花火にその場にいた者達は魅了されていた。

 

「ツナ、また来年も見に来ましょうね。花火」

 

「えっ……うん!」

 

たきなの言葉にツナは一瞬、ビックリしたが言葉自体おかしくなく、たきなと共にまた来年花火を見ることを嫌ではなかったのでツナは承諾するのであった。

 

 

 

 

 

そしてその日、ツナは花火を見ていたこう思っていた。

 

『皆で見たこの日の花火は最高に綺麗だった』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(マフィアランドといい。たきなはひっそりと来年の予定にこぎつけるね。……女性にそんなこと言われるっていうことは好意を持たれるっていうことなんだよ?ツナ)

 

(それにしても……私はあと何回夏を超えられるかなぁ?せめて、この命が尽きる前にたきなの恋を成就させたいけどなぁ……)

 

ツナとたきなのやり取りを見ながら千束は自分の心臓あたりに手を当てながらたきなの恋路を成就させたいと思うのであった。




これで夏祭り編終わりです。
リアルで1週間掛かってしまいました。
これを描いていた時はマジで体の調子が悪くって進まなかった……皆さんのためにも頑張ってできるだけ書き早く終わりたいんですけどねぇ。


読んでいただきありがとうございます。
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