ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
ちなみに前回と時期はかなり飛んでますが原作のエピソードにたきなが関わる話は断片的ですがいつかやる予定。
「ツナー!忘れ物ない!?」
「ないってば!てか、それ3回目だよ!?」
「あれ?そうだっけ?」
時期は12月中旬、ツナ達は休みの日に少し離れた所にあるタワーに観光に行く予定だった。
ツナ、奈々、リボーン、ランボ、 イーピン、ビアンキの6人で行くちょっとした旅行だった。
茶髪のボブのツナの母親、沢田奈々は確認のために何度も同じ事を聞いていてツナはいら立っていた。
「忘れ物なし。戸締りはよし。コンセントとかも全部抜いてあるよね」
「準備はできているわ。ママン」
「はやくはやくいくもんね!」
「ランボ、あわてすぎ!」
「この騒がしいのはなんだよ……」
ツナはほんのちょっとお出かけここまでにぎやかなに呆れていた。
今、ツナの家にはリボーンの愛人でピンク髪の『毒サソリ』の異名を持つ殺し屋のビアンキ、リボーンを倒すためにイタリアからやってきた『ボヴィーノファミリー』に所属する牛柄の服装のもじゃもじゃ髪の子供のランボ、殺し屋で中華服を着ている弁天髪のイーピンが居候として住んでいた。
まるで家族のように暮らしており、こうして休日にはどこかに一緒に出掛けたりするのであった。
「電波塔に行くだけっていうのにはしゃぎ過ぎだ」
「お前が1番はしゃいでいるじゃねーか!!」
サングラスをかけては麦わら帽子を被っているリボーンを見て呆れるように叫んだ。
「それじゃあ。レッツゴー!!」
「「「おーーーー!!!」」」
奈々の言葉に連動するようにリボーン達4人は腕を上げて声を上げる。
ツナはそれ見つつ呆れつつ肩をすくめていた。
+++++
そしてツナ、リボーン、奈々、ビアンキ、ランボ、イーピンはバスに乗って10分ほどで電波塔に来ていた。
「がははは!おみやげ!!おみやけげ!!」
「揺らすなよ!?」
お土産コーナーで見ている中でランボがツナの上に乗っかてははしゃいでいた。
勿論、ツナにとっては迷惑も何物もないが。
「ママン、これはいいんじゃないかしら?」
「あら、いいわね」
「イーピン、これをきたい」
「いいじゃない。イーピンちゃんにきっと似合うわぁ」
イーピンが見せてフリフリドレスを見て奈々は同意する。
イーピンが普段来ている服と違った感じで似合いそうだと思ったからだ。
「ちぇっ……こっちは休みなのに付き合っているっていうのに……」
「おほほほっ……これも修行ですぞ」
「怪しげな修行僧の恰好で言ってくんなー!」
なぜか修行僧の服装をしているリボーンにツナは強くツッこんだ。
それから30分ほど買い物を彼女達は続けた。
ツナはその荷物を持つ役をしていたのは言うまでもない。
「はぁ~美味しかったわね」
「ランボさん、お腹いっぱいだもんね!」
「イーピンもおいしかった」
「思ったより悪くなかったわ」
「だな」
「お前ら、誰の金で食べていると思ってるんだよ!!?」
フードコートにて6人はそれぞれ食べ物を勝っては席で食べていた。
皿のは料理は無くなっていて食べられた後だった。
勿論、払うのは保護者である奈々である。
「まあまあ、母さんも好きで払っているからいいのよ」
「だけど……」
「ママンがこう言っているからそれ以上は野暮っていうことよ」
「そうだぞ」
「居候が言うセリフじゃないだろ!!」
なぜか偉そうにしているリボーンたちにツナは強く言い放った。
とはいえ、言ったところで払う人間ではないが。
「さて、展望台の方へ行きましょうか」
「イーピン、たかいところたのしみ」
「町中が見える場所でリボーンとの愛を確かめるのもいいわね」
「オレはゆっくり外を見ながらエスプレッソを飲ませてもらうぞ」
「ランボさん……もう食べられないもんねー…スビー……」
「お前ら、本当に自由だな!?」
それぞれ好き勝手な言動しているリボーン達にツナは頭を抱える。
「それじゃあ行きましょうか――【緊急放送です!】
「あら、何かあったのかしら?」
(何があったんだろう?)
いきなり電波塔内での放送で奈々は首をかしげる。
ツナ達も戸惑っていると放送はすぐに行われた。
【落ち着いて聞いてください。このタワーは―――『俺達が占拠した』】
次の瞬間、突撃銃を持った怪しい男たちがフロアに現れて場を占拠していく。
「動くな!ここは俺達が占拠した!無駄な抵抗はやめろ!!」
男の1人がそう怒鳴ると力を見せつけるよう天井に持っていた銃で撃つ。
それで見た周りは恐怖のあまり騒ぎ立てる。
「きゃあああああああっ!!!」
「騒ぐじゃねぇ!!」
混乱する人々をどなり散らす男達でフードコートは困惑を極めた。
【あーあー……マイクてすてす……聞こえているようだな】
(こいつがテロ親玉?)
【既に分かっているだろうがこのタワーは俺が占拠した。俺達はまあ、所謂テロリストっていうやつだ】
【この場にいる不運な奴らには悪いが少しの間、人質になってもらう】
【俺達の要求は…まあ、後々に明かすとするが死にたくなければ大人しくしとくおくことだな】
そういうと放送は一度切られた。場は困惑と恐怖に叫び声や悲鳴が上がる。
「分かったか?死にたくなかったら静かにしてろ!!」
「顔を上げたままに騒がれると面倒だ。全員地面に突っ伏して耳を塞げ!」
「ひいっ!」
男達に銃を向けられてフードコーナーの人々はすぐに言われた通りに地面に突っ伏した。
ツナ達も周りと同じように地面に突っ伏した。
「こう人が多いと暗殺しにくいわね……それに相手は3人いるわ」
「わたし、こわい」
「むにゃむにゃ……オレっちはランボだぞー!」
「怖いわ……ツナ」
「母さん……」
奈々は体を突っ伏して耳を塞ぎながら振るえていた。
ツナはそんな母親を見てここから心配する。
(母さんのためにも何とかしてあげたいけど……オレにできることなんて……)
「何考えてる。ボスならファミリーのために戦え」
「そんな事言ったって……」
「とりあえず、いっぺん死んでこい」
ズガァン!
リボーンはツナに有無を言わさず額に弾丸を撃ち込んだ。
撃たれたツナは仰向けで倒れてしまう。
「おい!テメェ何やっている!」
「えっ」
「騒ぐんじゃねぇ!顔を上げたやつは射殺するぞ!!」
「ひぃっ!」
うつ伏せになっていた一般人は何が起きたのか確認しようとしたがテロリスト達が銃を向けて静止する。
テロリストが倒れたツナに近づいてどうなっているか確認しようとする。
その時、ツナの目がカッと開き、額に大空の死ぬ気の炎が灯る。テロリストはツナが目を開けたことに驚きを隠せない。
「
ツナは体が脱皮するように皮膚と服が破れパンツ一丁になる。そしてツナは回転しながら思いっきりジャンプしては地面に着地する。ツナは死ぬ気状態によって蘇ったのだ。
「イッツ。死ぬ気タイム」
「なんだ、テメェは!?」
「死ぬ気でテロリスト共をブッ倒す!!!」
いきなりパンツ一丁で起き上がってきたツナに困惑するテロリストの1人。
銃をツナに向けるがツナはテロストの顎にアッパーを喰らわせる。
「がはっ」
「次!」
「く、来るなぁ!!」
次に倒すテロリストに向かっていくツナ。
テロリストはツナに向って突撃銃を発砲するが死ぬ気になったツナにはそんなものは当たらない。
直ぐに男の腹にパンチをお見舞いした。
「ぐはっ」
「3人目!」
「ひぃぃぃぃぃっ!!」
パンツ一丁で銃の弾を避けるツナにビビった最後の1人は逃げ出そうとする。
だが、そんなのをツナが見逃すはずがなくツナは大ジャンプしては男の脳天にチョップを叩き込んだ。
「ぐはっ」
「よし!これで最後!!」
「ツナ、このロープを使え。倒した奴らはそれで縛って動けなくしちまえ」
リボーンがどこからかロープを出し手はツナに投げる。
受け取ったツナはコクリと頷いてはすぐさま倒れたテロリストを縄で縛りだす。
「よおし!この階の奴らは拘束した!次は他の階だあぁぁぁぁぁぁっ!!!」
既にこの階にテロリストを縄で縛って拘束したツナは階段の方へ向かって別の階へ移動しようとする。
その前にリボーンが銃でツナの足の甲に死ぬ気弾を撃ち込む。
「死ぬ気弾を足の甲に打つと忍び足弾だ。これで足音がしなくなるぞ。とっととテロリスト共をぶっ飛ばして来い」
リボーンはツナを見送りながらそうつぶやくのだった。
+++++
「そろそろ周りも大人しくなっただろう」
ピンクの柄シャツの上からのロングコートを羽織っている緑髪のボサボサの男がタワーの最上階で座ってつぶやく。
男は本名は不明だが仲間からは『真島』と呼ばれていた。
「マフィアの力のバランスはボンゴレに偏りすぎている……なら、バランスを取らねぇとなぁ!!」
真島はそうつぶやくと拳をぎゅっと握る。
彼ははマフィアの間を渡り歩くいわゆる『戦争屋』であったが、とあるマフィアの依頼からボンゴレの末端を捕まえてはボンゴレで十代目候補である少年の情報を手に入れた。
流石に末端であることもあって彼がいる町と数日後にこのたタワーに観光に来るらしいこぐらいしか得られず、その末端は拷問の末自害した。
(本当に次期ボンゴレ十代目がここに来るとは限らねぇが……もしいるとしたらそいつを殺すことが出来ればボンゴレは完全にマヒするはずだ。いなかった時は別の方法を考えればいい)
マフィア間のバランスがボンゴレ側にかなりに偏っていると思っていた真島はそのバランスを変えようとしていた。
そのためにわざとこのような大ごとを起こしてボンゴレ十代目をあぶろうとしていた。
予定では十代目候補が名乗りでるように1人ずつ人質を殺していこうとしていた。
「それじゃあ、そろそろ要求を伝えるとするか……」
腕を上に伸ばして体を軟かくした後タワー内部に連絡をしようと考えていた時、近くに置いていた。トランシーバーが鳴り出す。
何か急な連絡だと思い真島をそれに出る。
「何の連絡だ―――『た、助けてくれて!真島さん!!』
「おい、一体どうした!?『パンツ一丁の男がこっちに迫ってくる!!』
「は?何を言ってんだぁ?ふざけたことを―――『うわあぁぁぁぁぁぁ!!!』
「おい!おい!返事をしろ!……クソ!!」
トランシーバーの通信は途切れて真島は舌打ちをする。
そうするとまたトランシーバーに通信が掛かってくる。
「そっちは―――『銃を避けてくる怪しげな奴が―――』プツン
「チッ!こっっちもか!!」
大体20秒ほどで別の所からトランシーバーに連絡が入ってくるがどれもパンツ一丁の男に襲撃されるという内容だった。
叫び声からどこもやられてしまっていることだろう。
真島は何者かが自分たちを襲っていると察して警戒を高めた。
「何者かは知らねぇが俺の計画を邪魔するなら殺してやる」
リボルバーの『チアップ・ライノ』に弾を込めて何時で撃てるように準備する真島。
そしてなんとなく後ろを振り返ると―――
「うおおおおおおおおおお!!ボスの部屋に到達!!!」
「う、うおおおおおおおお!!?」
(俺の耳が足音を捉えることが出来なかった!?)
パンツ一丁の死ぬ気ツナが目の前に現れていた。
真島は常人離れした聴覚を持っているために音の反響により物や人の位置の把握できる。
そのため本来はドア近くに来たら足跡が聞こえて近づいてくるのは完全に分かるバスなのである。
(クソ!一体、どんなトリックを使いやがった!?)
真島は困惑しながらも自分の銃をツナに向ける。
真島は知らないがツナの足の甲に死ぬ気弾が撃たれて『忍び足弾』となって足音がしなくなっていた。
そのため真島がツナが近づいてきたことに気が付けなかったのだ。
「とりあえず……仲間をやった落とし前はつかせてもらうぜ!」
真島は銃を撃つがツナは弾丸の撃つ場所が分かるのか素早く横に移動して避ける。
真島はすぐに2発目を撃つがツナは同じように避ける。
「効かん効かん効かーーーーん!!!」
(こいつ、どうやって避けてやがる!?俺みたいに聴覚が発達しているのか!?)
何度も弾丸を避けるツナの姿に真島は完全に苛立っていた。
ツナが弾丸を避けられるのは死ぬ気状態なのもあるが、実は拳銃の撃つ向きを見てそれで予測して避けているだけである。
とはいえ、それが出来るものは中々いないが……。
(クソ!足音が聞こえねぇからいつもと違ってやりずれぇ……)
相手の足音がなぜか聞こえないために真島はいつものように調子が出なかった。
そんな彼が困惑して動きがワンテンポ遅れたのをツナは見逃さなかった。
「今だぁ!!!」
「がっ」
ツナの正拳突きが真島の腹へクリーンヒットする。
その攻撃を喰らって真島はたじろぐ。
「おらおらおら!!!」
「がはっ」
彼は攻撃の手を休まずに更に拳を何十発も真島に打ち込む。
その攻撃に真島は徐々に意識が朦朧とし始めていた。
「これで終わりだぁっ!!!」
そして十何発も殴りつけた後に最後のトドメというように胸ぐらを掴んで引き寄せては真島に頭突きを喰らわせる。
その攻撃によって真島の意識は完全に飛んで行った。
倒れた真島を見たツナは素早くロープで拘束しては思わずガッツポーズをとる。
「テロリストを全部倒したぞ~!!!」
ツナが拳を挙げて叫ぶと急にドアが「バン」と開けられる。
「大丈夫ですか、綱吉さん!!」
そこにはクリス ベクターSBRという短機関銃を持ったたきなの姿があった。
急いで来たためか彼女の額には汗が大量にかいていた。
丁度、タイミングが良かったのかツナの額の橙色の炎が消えた。
「た、たきな!?どうしてここに…って、うわっ!!」
「近くから見守って……い、いえ!ニュースでこのタワーが占拠されたと聞いて急いで助けに来たんですよ。お母様に次の休みに皆でここに来るのは聞いてましたし……というかなんで隠すんですか?」
ツナは女子のたきなの前でパンツ一丁なのにすぐに気が付いて前を隠す。
パンツ一丁であることに別に羞恥心など感じないたきなはその行動に疑問譜を浮かべていた。
「十代目!!!ご無事ですか!!!?」
「獄寺くん……」
「……どうやら騒ぎを聞いて集まってきたようですね」
たきなと同じく騒ぎを聞きつけてやって来たのか息を切らしてダイナマイトを持っていた獄寺が現れた。
少し遅い登場にツナは苦笑いをするしかなかった……。
+++++
その後、警察が来てはテロリスト達は確保された。
もっとも既に全員お縄につけられていたので確保は簡単だったが。
そしていったい誰がそんなことをしたかは不明のままになっていた。
ツナもまさか自分だとは明かすつもりはなく、獄寺とたきなにも黙ってもらっていた(ちなみに服装はみやげコーナーからお金を払って買って着ている)。
今、タワーの外で手錠を掛けられたテロリストが護送車に入れられていた。
「あー……怖かった。寿命が縮まるかと思ったわ」
「大変だったわね。ママン」
「ええ。でもとんでもなく親切な人が犯人達を捕まえてくれてよかったわ」
「とんでもなく親切な人って……なんだよ、それ」
(それオレなんだけど……とは言えないよなぁ)
母親が指す人物が自分だといえずに笑って誤魔化するツナ。
「それじゃあ、帰りましょうか」
「そうね。子供達はもう寝ちゃっているわ」
「ムニャムニャ……」
「……ランボさんは…起きてるもんね……」
「いつまで寝てんだよ!お前は!!」
昼からずっと寝ているランボをツナは叱るように叫んだ。
しかし寝ているランボには無駄に終わった。
「まあまあ、『寝る子は育つ』っていうでしょ?」
「いや、今言うことじゃないと思う……」
「帰りに夕食の材料を買わないと」
「それならお手伝いします、お母様」
間髪入れずに手伝いを申し入れるたきな。
それを聞いた奈々は嬉しそう顔をする。
「あら~助かるわ。お願いするわね、たきなちやん」
「お母様、微力ながら自分もお手伝いします!」
「あら、獄寺くんも手伝ってくれるなんて嬉しいわね」
「……私が手伝うと言っているんですが」
獄寺の発言を聞いてあまり納得出来ないのか少し表情を歪めて獄寺を見るたきな。
「オレは十代目のお母様のお手伝いをしたいだけだ!テメェこそ先に言ったからって調子に乗るんじゃねぇ!!」
「別に乗ってませんが……あなたこそ後から言ったのに調子に乗ってませんか?」
「なんだと!!やるんのかぁ、テメェ!!」
「落ち着いて獄寺くん!!」
ツナはたきなに突っかかろうとする獄寺の腕にしがみついて止めていた。
それから数分後、落ち着いては結局、獄寺とたきなも一緒に買物に行くことになるのだった。
(ツナ…綱吉…十代目……まさかあいつが次期ボンゴレ十代目か……)
ツナ達が話している時、手錠に繋がれていた真島は自慢の張力で耳を澄ましてツナ達の会話を聞いていた
そしてその会話からツナと呼ばれる自分たちを捕まえた男がボンゴレ十代目と察した。
(クククッ……まさかこんな形でボンゴレ十代を見つけるとはなぁ……)
(今回は勝ちを譲ってやるが……次はこうはいかねぇぞ)
(首を洗って待ってろ……ボンゴレ十代目)
真島は負けを認めつつ、ツナへの復讐心を心に燃やしていた。
「さっさと前を歩け」
「わーかったって。押すなよ」
警官に押されて素直に護送車に入っていく真島。
だが、そんな彼の頭の中にはツナへの復讐への野望を考え始めていた……。
ということで3話終了。
真島が登場しましたが思ったより小物みたいな感じになったな……。
とにかく、ツナへの復讐心を持った感じで進んでいく予定。
ちなみに電波塔は某京タワーのモデル(というかリコリス本編と同じ電波塔のイメージ)
読んでいただきありがとうございます。
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