ボンゴレファミリー所属の千束とたきな 作:たきな大好き0802
察しがいい人は気がついていたりするかもしれませんが……。
「さて……店長に頼んで力をつけてもらいましょうか……」
病院を出たたきなはとりあえず、リコリコの店長のミカを頼ることにしていた。店長は元殺し屋でDAでも高い地位にいた男である。立場的にやすやすと技術を教えを乞うのは難しいが今は緊急事態のためにそうも言ってられなかった。
「強くなりたいなら私が力を貸そう」
「!?」
たきなは住宅街で声が聞こえて周り見るがその姿は見えない。そうしていると「ここだ」という声が聞こえて下の方を見ると地面の一部が直径2m円状が割れては上に上がってそこから子供…いや、赤ん坊を姿を現す。
赤ん坊は緑色のボサボサ髪で眼鏡を掛けては白衣を着ていた。そして何より目立つのは首掛けている緑のおしゃぶりだった。
「あ、あなたはもしかして…アルバコーレですか?」
「頭の回転早くって助かるよ。私の名前はヴェルデ。初めまして、井ノ上たきな」
赤ん坊が自分の名前を告げた時、たきなは直ぐにバッグから拳銃を取り出してはそれをヴェルデに向けては発砲した。だが、弾丸は見えない壁にぶつかったようにヴェルデから数㎝の所で弾かれた。
「くっ……」
「私の名前を聞いてはすぐに発砲か……流石『狂犬』の2つ名を持つ殺し屋だけはある」
「自分のボスを殺しに来た奴らの親玉が目の前に現れたら攻撃するのが普通でしょう?」
たきなは銃を構えたままヴェルデは警戒していた。対してヴェルデは余裕そうにその場に立っていた。
「本題に入る前に言っておこう。次々とボスやボス候補を暗殺していったのは私の命令ではない。私の発明を使ってやりだしたことだ。そいつらも君たちにやられた後に解雇した」
「そんなこと誰か信じますか!」
「信じるか信じないかは好きにしたまえ。そんなことより私は君にも提案があって来たんだ」
たきなの態度なんてお構いなく、自分のペースで話をしだすヴェルデ。たきなは警戒を怠らない。
「提案?顔見知りでもないあなたが私に?」
「確かに私と君は面識がないが…今、君は沢田綱吉の守護者としてどう強くなろうか思い悩んでいるな?」
「どうしてそれを……!」
彼は先ほどの会話で出たはずの守護者の話などを何故か知っていたたきなは驚きながらも服等をすぐに調べる。どこかに盗聴器が仕掛けられていないか調べるためだ。
「おっと、調べてもどこにも盗聴器は見つからないさ。なぜなら、どこかに仕掛けるタイプではないからな」
「仕掛けるタイプじゃない?……まさか昆虫モデルで動くタイプですか?」
「そこは企業秘密というやつだ。どちらにせよあのリボーンにばれていない時点で私の科学力は理解できたかな?」
「ええ……」
(盗聴している事実は認めましたね……リボーンさんにあとで教えて対策を立ててもらいましょう)
たきなは平然としながら後で盗聴器についてリボーンに話して対策を行おうと考えていた。ヴェルデはそんなことを察しながら口を開く。
「話が逸れたな。井ノ上たきな、君が強くなるために発明を君に渡そう」
「……私に何をやらせるつもりですか?」
「本当に察しが良くって私的には助かるよ」
不敵な笑みをするヴェルデにたきなは不信に思いながらも目的を探るために冷静に彼に問いかける。
「それで私に何をさせるつもりですか?誰か暗殺するなどをいくら強い武器を渡されようがお断りですよ」
「ふふ……そんなことはしないさ。ただ、私が出すロボットと戦ってくれればいい。私はリコリスのデータを取りたいだけなものでね」
「……本当にそれだけですか?」
「君の疑問も最もだろうが私からしたらリコリスのデータを手に入れられるいい機会なのだ。流石に私もボンゴレに目を付けられるのは面倒だからな」
(既に部下がボスに手を出している時点で目を付けられいると思いますが……)
ヴェルデの主張を聞いていたたきなは話に無理矢理感を感じていたが、もう少し話を聞いて情報を引き出すことにした。
「あまり回りくどい話は好きでないので単刀直入に言おう。君の戦闘データを取らせてもらう代わりにこちらは強い武器を提供しよう」
「……そっちが約束を守ってくれる保証がどこにありますか?」
「おやおや、かなり嫌われているようだが……信用のために契約書でも書こうか?」
「そこまでする必要は一体どこがあるんですか?」
「リコリスは基本的にエージェントであるために色々と秘匿されている。こういう場合でない限りはリコリスの能力を知ることできないからな」
ヴェルデの言葉は一応、納得できるものであったが、ナを暗殺した奴らのボスであることを考えるとそう簡単に承諾することができなかった。
「君はボンゴレ10代目の役に立ちたいのではないのか?そのためにはなりふり構ってられないのではないのか?」
「それは……」
ヴェルデの指摘通りに今はツナのためになりふり構ってられなかった。10日の時間があるのはあくまで予測であり、すぐにバレる可能性も0ではなかった。強くなるには1分1秒も時間がもったいなかった。
流れ的にもこれ以上断っていたらヴェルデが手を引く可能性があった。
『たきな』
(……ツナ)
たきなが悩んだ時に浮かんだのが笑顔のツナであった。たきなは彼のためなら力を出せるし、命を犠牲することも厭わなかった。
「………わかりました。あなたの提案を受けましょう」
「ふっ、君ならそう言うと思っていたよ」
「ただ、どこかに向かう前に連絡していいですか?」
「慎重になるのはいいが今から行く場所には電波が繋がるからそれからでも遅くはないぞ。私との会話を聞いているものもいるからな」
「えっ?」
ヴェルデの指摘を聞いてはたきなは周りを見るが住宅街には
(ヴェルデ博士のハッタリですか……?ですが、それに何の意味が……)
「無駄に時間を費やすことは私はあんまり好きではない。契約書は渡しておくからさっさと研究所に向かうとしよう」
ヴェルデはそういうと地面から楕円形エレベーターらしきものが現れる。たきなが驚いているとその中からアームが現れては契約書をたきなに渡す。
「これが契約書ですか……」
「それを見ながらトレーニングルームに行こうとしよう。乗りたまえ」
「……分かりました」
たきなはヴェルデに勧められてしぶしぶと現れたエレベーターの中に入っていった。中は縦の幅が2mあるためにたきなも入りやすく、入った後に入口が上から閉じられる。
「もしかして研究室って地下なんですか?」
「ああ。地上に出していたら目立つからね」
エレベーターはたきなとヴェルデの物がゆっくりと地下に潜っていって行く。その後、上が地面に完全にくっつくとまるで最初からエレベーターなど無かったように元に戻っていた。
「たきなはヴェルデの家庭教師にしたか……それが凶として出るか吉として出るか……」
たきながいなくなった後に電柱から土方系の作業服を着た190cmの金髪の男が現れてはそうつぶやいた。
――――
【――――というわけになんです。怪しいかもしれませんが手に入れられるものが多いと思って誘いに乗ることにしました】
地下に降りていったたきなはエレベーターの中に出ては直ぐにミカに連絡した。彼にはリングや守護者ことや10日後にヴァリアー攻めてくることやヴェルデ博士の提案などを全て話した。
【そうか……たきなの好きなようにすればいい。だが、気をつけろ。ヴェルデは頭脳面は天才的だが、マッドサイエンティストとして有名だ】
【ええ……重々承知しています】
【千束にはやんわりと伝えているから心配するな】
【ええ…ありがとうございます】
【何かあった場合は私達…いや、ボンゴレ総出で助けに行くからな】
【……ありがとうございます】
たきなは礼を言うと通話画面を切る。
ミカは終始たきなの心配をしており色々と便宜を図ってくれたりして、たきなは少し戸惑いながらもミカの気遣いはありがたかった。
後々の千束から色々と追及されることの鬱々さがあったがとりあえず今は気にしないことにした。
「連絡は終わったか?」
「ええ……本当に繋がるとは想いませんでした」
「私はこれでも約束は守るタチでね。では、早速データ回収の実験を始めよう」
たきなは通話が終わり周りに目線を向けるとそこには周りが真っ白な部屋が広がっていた。どこまでも真っ白であるがよく見る所々線が入れてあるブロックがある。材質は固く、トレーニングルームは広くて、東京ドーム2個分広さはあると予測していた。
ちなみにヴェルデは壁側で地面から5mほどの場所でガラス場所から見てこちらに指示をしていた。
ヴェルデが指示するとたきなの前の地面に穴が開くとそこから白い人形が上がってくる。地面に尻もちをついていて身長が160cm程でたきなとほぼ同じであった。
「これが対戦相手ですか?」
「ああ、何回か相手してもらうが最初はシンプルなもので相手してもらう」
「……人形ぽいロボットですか……」
たきなは手に拳銃を握って様子を見る。そうするとロボットは立ち上がって来てたきなの方へ向かっていく。人形が腕を振ってくるが後方へと飛んで避ける。離れた所で拳銃で白いロボットを撃つがロボットの弾はロボットの表面に弾かれる。
(真正面に撃っても弾かれる……なら)
たきなは正面では意味がないことを察してすぐに人形の裏に回った。そして人形の足の関節部分を拳銃で撃ちこむ。撃ち込まれたロボットは立てなくなり、その場に前に倒れる。
(よし、トドメです)
背負っているバックから手榴弾を取り出しては安全ピンを取っては倒れているロボットに投げつけた。そうすると手榴弾は爆発してロボットを破壊した。
破壊したのを確認したたきなはヴェルデの方を見る。
「つい完全破壊してしまいましたけど良かったんですか?」
「ああ。データを取るためのものだから問題はない」
「なら、いいんですが……」
「最初のデータは取れたから少し休みたまえ。落ち着いたら次に行こうとしよう」
ヴェルデはたきなへそう言うと部屋の一部かドアの大きさほど開いては別の所と繋がる通路が見える。
「私はそのまま続けられますが?」
「今のはとりあえず、そっちの強さを見るためにやってもらっただけでね。次は少しレベルを上げる。そのために少しは英気を養いたまえ」
「……わかりました」
「部屋はお手伝いロボットに案内させるから心配するな。そし武器は次以降は武器をこちらが用意させよう。先ほど消費した分の弾や手榴弾も補充しよう」
「ありがとうございます」
たきなは頭を下げては通路の方へ向かっていった。そこにはドラム缶のような機械が床を滑るように移動していく。どうやらヴェルデが言っていたお手伝いロボットらしい。
(武器についても契約書通り……本当に約束は守るみたいですね)
先ほど渡されていた契約書に書いてあるように消費した武器の補充や用意にたきなは安心していた。
約束は確実に守るようでこれで約束している武器も手に入れられそうであった。
少し安心しながらたきなはお手伝いロボットに案内されて用意された部屋に向かうのであった。
+++++
「そろそろそちらが発明した武器をくださっていいのでは?」
たきながヴェルデの研究所に来てから3日目の朝、たきなはカロリーメイトを食べた後に尋ねた。
ちなみにこのカロリーメイトはヴェルデ側が用意したもので高カロリーですぐに食事を済ませられるからだ。普通の感性なら出された時に文句の1つや2つはあると思うが合理性を求めたりするたきなは文句言わずに普通に食べていた。
そんな彼女を特訓部屋のガラス張りから見ていたヴェルデは彼女の問いに答える。
「そう慌てるな。大分データは溜まって来たから次で最後になるぞ」
「ここまで色んなロボット戦わせてもらいましたが……それだけでデータが取れたと考えていいんですか?」
「ああ。リコリスとして上の方の成績である君の戦闘データは実に興味深いよ」
(秘匿であるはずのリコリスのデータを手に入れられているのを考えたら色々と言うべきなんでしょうが……武器を手に入れるためです。聞かなかったことにしましょう)
ヴェルデがリコリスの情報をどこで手に入れたかということにたきなは怪訝な表情をしながらも強力な武器を手に入れるために聞かなことにした。
そしてこの約3日間ほど最初の人形のロボットの後にたきなは色んな白いロボット戦っていた。ムカデ、熊、ガルーダ、サメ……etcなど場合によってホログラムで特訓場所の風景を変えていた(と言ってもどう見ても風景が変わるだけにすまされずに海など質感がある物であったが)
「次が最後ですか……一体何を戦わせるつもりですか?」
「次は町中のホログラムを出すがそこで戦ってもらう。武器も町中の色んな所に武器が置いてある台が置いてある。場所のデータは君のスマホに送る。場所によっては強力なものもあるため手に入れることを期待しているよ」
ヴェルデがそう言い切るとたきながいる特訓室が住宅街に変わっていった。そしてたきなの対戦相手を確認すると目の前に最初に戦った白色のロボツトによく似ていた。最初と違って頭に尖った耳の部分があっては赤い目で手には剣が握られていた。
(これが最後の相手……)
「では、始めよう」
ヴェルデが始まる合図をするとロボットはたきなに近づいては握っている剣を振り下ろす。たきなはその動きを見ぬいては横にズレては攻撃を躱した。
前の方へ走っては振り返ってロボットに拳銃を撃つが剣で全て弾を切り落とす。
(ぐっ…最後だけあって動きが早く強い……!他の武器を取りに行かなくては……!!)
たきなはロボットの強さを知って危機感を覚えて素早く新しい武器を取りに行くために走り出すが、ロボットが走り出してはたきなに追いついて来る。
追いついてきたロボはたきなに剣を振るうがすぐに持っていた拳銃を盾にしては防ぐ。
「くっ……」
思った維持用の能力でたきなは拳銃で何とか刃を防いでいた。そのまま切り付けられそうな所を力を行けて踏ん張っていた。たが、それもあと数秒であることは目に見えていた。
(こうなったら……)
拳銃が切られた瞬間、たきなは蹴りを入れてロボットを前に吹き飛ばす。ロボットの態勢が崩れた時にたきなは全速力で走り出す。狙うのは新しい武器であり、片手でスマホで位置を確認する。
(ここから一番近い場所は……)
スマホのデータを見たたきなは目的にすぐに行けるように一軒家の中に入ってはそこからショートカットするために裏口の方へ向かった。そしてドアを開けて裏口を通ると数メートル先に武器が入った台を見つける。
(よし、これなら……)
だが、家や塀などを切ってはたきなが入ってきた家とは別の方向からロボットはやってきていた。たきなは追いつかれる前に台の方へたどり着く。
(さて、武器は……)
たきなが台を見ると刀、槍、スナイパーライフル、バズーカ、マシンガン……と色々と種類の武器があったが統一感なくチクハグであった。
(この中の者から選んで戦う自体データを取るための物?……いや、考えている時間はない)
たきなの台からバズーカを選んで抱えてはロボットに撃ち込むがロボットは弾を一刀両断する。弾が切られたてその場には煙が広がる。
(あのロボットは普通に視界を参考しているならこれで数秒稼げるはずです……)
煙で時間稼ぎをしたたきなは台の中を見るとをある物を見つける。それは柄と鍔しかない刀の一部だった
(もしかしたらこれはヴェルデ博士の……)
たきなはそう考えて銃と他の物を持ってその場を離れる。すぐにロボットも追い掛ける中、たきなは塀を超えてまた他の家の中に入っていく。
ロボットは塀を切り裂いてはショートカットで動いていく。家の中も剣で破壊していくが――――
ドコオオオオオオオッ
家の台所あたりにロボが来た時にワイヤーに引っかかり爆発が起きる。これは事前にたきなが仕掛けていた罠であった。爆発により家は崩れてロボットは下敷きになる……がすぐに瓦礫の中から腕を出してはすぐに上半身も出し始めた。
「出てくるのは予想付いてましたよ。必要なのは動きを止めること」
たきなはそう言うと鍔の底にあるボタンを押す。そうしたら鍔の先から電気を帯びた緑の刃が出てくる。たきなはそれに驚きながらもロボットが完全に瓦礫から出る前にロボットに近づいて剣を振るう。
「はぁっ!」
次の瞬間、刃が当たってはロボットは簡単に切断されては体の斬られた部分が地面に落ちた。そうすると戦いが終わったためか周りにホログラムがどんどん消えていった。
どうやら実験が終わった合図の様でヴェルデはガラス越しにたきなに声を掛け始めた。
「お疲れ様。これでデータ収集は終わりだ。リコリスは近距離武器は使わないから貴重なデータが取られたよ」
「それは良かったですね……それでこれが私のための発明ですか?」
「いや、それはただの発明の1つでしかない。君のための武器はこちらだ」
ヴェルデが何やらリモコンのボタンを押していくとたきながいる所の前の地面が開いてはそこからたきな用の新しい武器が乗った台が現れる。
「これが私の……?」
「そうだ。次からその武器を使いこなす訓練を始めようではないか」
「ま、待ってください!」
たきながその武器を見て首を傾げながらもヴェルデは次に行こうとしていた。彼の都合を考えない強引の行動に振り回されながらも
+++++
「はぁ……かなり遅くなってしまいました」
たきなは新しい武器を手に入れてヴェルデの実験室で武器の扱いの練習をしてから1日後、ある程度使いこなしたたきなはヴェルデに『修業は完成しているだろう。一度は地上に戻ったらどうだ?』とデータを取り終えたのかヴェルデはそう提案してきた。
たきなはもう少し新しい武器を使っておきたかったからヴェルデによって無理矢理追い出される形で特訓室を出された(たきながいた場所のブロックが急に上昇しては彼女を地上までに送った)
(一応、修行は完成したからいいですけど、強引すぎて文句の1つや2つは言いたくなりますね……)
ヴェルデの強引なやり方に不満を持っていたが、たきなも4日間も店を開けていた事を気にしていたために顔見せするには丁度良いタイミングだとは思ってはいた。
………顔を出した時に千束が色々と聞いてきたり、激しいスキンシップなどしてくるのを想像したら鬱々しく感じていたが仕方がないと割来る。
「あれ……?閉まっている?おかしいですね、まだ時間じゃないはずですが……」
『リコリコ』についたたきなは店の電気が消えていて『CLOSE』の看板がドアが掛けられていた。
急な任務とかが入っていないのだろうと考えたたきなは何気なくドアノブに手を掛けるが……。
「ん?」
ドアを捻ったたきなは違和感を感じていた。店は閉まっているはずなのにドアが開いていたのだ。几帳面な店長が忘れるはずがないとたきなは思い、すぐに店のドアを開けては店の中に入った。中は電気がついていなく暗かったためにすぐに照明のスイッチを入れた。
(変わったところはない……?私の勘違いか……?)
店の中はぱっと見は変わったところはなく、いつも通りに見えていた。たきなは胸騒ぎがして店の中を調べ始めるが――――。
「こ、これは……弾痕……?」
畳の上に敷いてある座布団の下を見ると畳に弾痕があるのを見つけた。リコリコでは銃を使う人間がほとんどいない……というか店で銃の使用を店長のミカが許可をしていなかった。
(店の掃除はいつもしているわけで前からこんな跡があるわけがない……そもそも少し前に掃除でここを見た時はこんなものはなかったわけで……)
「くっ……千束!!」
たきなは背筋が凍ってはすぐに最悪な事態を想定して店を飛び出した。弾痕があったということは戦いがあったということにならない。これがいつできたことか不明だが、最近であることやただならぬことが起きているのは確かだ。
だが、ガムシャラに走っても何の意味がないことをたきなが気が付くのは走った少し後の話。
【01 目標に接近。女ですが服装的にリコリスと推測】
黒い隊服を着た男が家の屋根からそんなたきなを見ていた。
+++++
「はぁ…はぁ……」
千束達が誰かに連れ去られた可能性を感じたたきなはとにかく外を走ったが、すぐに冷静に戻り息を切らしていた。そして自分が何者かに監視されていたのを察する。
(敵は1人……いや、3人か……相手によりますけど新武器を使うことはなさそうですね)
たきなは背中のバックに入っている新武器にチラッと見ては隠れている奴らに警戒した。
(狙われる理由はこれですね……)
たきなは狙われる理由が自分の首にかけている指輪を触っては見つめていた。そして手に拳銃を持ってそれにカートリッジを込めては迎え撃つ準備を行う。
そうしていると後ろから1人の男が屋根から降りてたきなに向かって棒を振り下ろそうとするがそれよりも早くたきなが相手の方に弾を打ち込む。
「がっ!」
「……まずは1人」
次に電柱から降りてきた1人が棒をたきなに突き出すが彼女は躱しては素早く両ふとももに弾丸を打ち込んだ。
「うがぁっ……!」
「2人目」
相手が苦しんだのを確認したたきなは家の屋根から降りてきた3人目の男に銃を向けるが次の瞬間、男が吹き飛ばされた。
「!?」
「ボンゴレファミリー晴の守護者にしてコロネロの一番弟子、笹川了平推参!!!」
男が吹き飛ばされた近くには晴の守護者として選ばれていた了平であった。彼は素早く男に近づいて殴り飛ばした。
「ぐぐっ……ぐおおおおっ!!」
「!」
肩に銃弾を撃たれた男はなんとか体を起こして動かせる方の腕でたきなに襲い掛かろうとする。だが、次の瞬間男は吹き飛ばされては太ももを撃たれた男にはダイナマイトを投げられて吹き飛ばされる。
「助っ人とーじょー!」
「ったく、油断するじゃねーよ」
「山本、獄寺!」
そこに現れたのは同じくリングを持っていた山本と獄寺だった。彼らはそれぞれで身を固めて周囲を警戒した。
「み…みんな……!!」
「家光の奴、どうやら間に合ったみてーだな」
たきなが狙われたと聞いて駆けつけてきたツナとリボーンがそうつぶやいた。
たきなの家庭教師(?)を予測できたた人はいますか?分かりやすかったのか自分では判断できません。
ちなみに初期はラルだったんですが、たきなは普通に射撃能力とか上げるよりも何か武器をあげた方が強くなりそうだと思ったので。
この後、原作通りにヴァリアー側が揃ってリング争奪戦が始まるで次から一気に純成の守護者対決になります。
読んでいただきありがとうございます。
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